がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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首里城から100kmの水

2015年07月05日 | ・琉球歴史/文化風景


安須森御嶽のふもとにある、
辺戸の大川(アフリ川)。

この川は由緒ある特別な川で
王国時代、ここで毎年
首里城に献上されるお水が汲まれ、
首里城の年始の儀式で使われていました。

現在、「首里城お水取り行事」として
再現儀式が行われています。

私はまだ生で見たことないな…

 

 

琉球七嶽のひとつであり、
琉球開闢の第一の場所である
辺戸岳(安須森御嶽エリア)から染み出て流れている
パワーある水、ということなのですね。

 

 

今でもしっかり水が流れています。

川の水は透明度も高く、
ひやっとしていました。

 

 

前回の儀式で使われていたクバの葉の敷物が
まだ残っていました。

ここにノロさんたちが座って
お水取りの儀式を執り行っていたそうです。

 

 

本島最北端である辺戸から首里まで
約100km。

当時の苦労がしのばれますが
それほど価値のある特別な水、
ということだったんですね。

 

同じく琉球七嶽のひとつである
藪薩の浦原受水走水の水じゃダメだったのかな(^^;)

神聖な水スポットって色々あると思いますが、
場所によってパワーの意味合いや役割が
違ったりするのかもしれませんねー。


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