がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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紅型・藍型風白澤

2020年04月19日 | ・琉球史散策/グスク時代

前回、
疫病退散の神様アマビエについて紹介しました。

 

肥後の海、ということで
熊本にゆかりのあるアマビエ。

琉球にもアマビエような
疫病のお守りになった生き物って
いないのかしら、

と漠然と思っていたところ…

 

情報をいただきました!

 

調べてみると確かにこの生き物を描いた絵が
疫病のお守りとして使用されたらしいので

早速、
アマビエ同様、紅型風に描いてみました。

 

 

 

その生き物というのがこちら!

 

 

 

 

 

白澤(はくたく)です!

 

もともとは中国伝来の神獣ですが、
琉球を代表する絵師・自了が描き、
県指定有形文化財であり、
現在は首里城(美ら島財団)が保管し、
あの火災でも焼失を免れた、
「白澤之図」をベースにしました。

自了の「白澤之図」はこちらから
(1番下にいます)

 

白澤についてはこれまでも何度か記事にしていて( )、
徳の高い王の治世に現れる、縁起のいい神獣…
という認識だったのですが、

『白澤図』という
白澤から教えられた話をまとめたという中国の書物が、
災害や病への対処法(防災マニュアル)だったことから、

転じて、民間では
白澤の絵には厄除け・病除けの効果があると
信仰の対象になったようです。

 

日本でコレラが流行した時には
白澤の絵が売られ、人々はそれを身につけたのだそう。

参/「くすりの博物館」

 

白澤については例えばこちらのサイトがわかりやすいです。

https://amaterasu49.media/archives/7008

https://gakkenmu.jp/n/nc3b90e1779c4 
↑あの「ムー」の記事です

 

白澤は疫病から守ってくれる
存在でもあったのですね!

 

 

白澤はだいたい白いので
紅型風にするのはなかなか難しく…

藍型のほうがしっくりくるかも?

ということで、藍型バージョンも。

 

 

藍型バージョンその2。

 

どれがお好み?

 

こちらもスマホ壁紙用のサイズで
ツイッターにアップしています。

よろしければご利用ください♡

 

白澤 スマホ用壁紙(3種)

白澤 ぬりえ(2種)

 

※個人使用に限ります

※再配布・転載は禁止です

 

☆紅型・藍型風アマビエのスマホ壁紙・ぬりえはこちらから

 

 

ワタシのスマホは現在
藍型白澤バージョン1です♪

 

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紅型・藍型風アマビエ&白澤は現在、
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