がじゅまるの樹の下で。

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伊祖グスク

2014年06月16日 | ・琉球史散策/グスク時代

メジャーなグスクの1つなんだけど、
意外と紹介してなかった浦添市にある伊祖グスク。

英祖(えいそ)王やその父・恵祖世の主の居城とも言われています。

英祖は察度の前の王統の王様。
母は日輪が懐に飛び込んできた夢を見、
生まれたのが英祖王という言い伝え
があります。

よって、英祖は「てだこ(太陽の子)」ということで
浦添市は様々な場所で「てだこ」を用いて活用しています。

今は伊祖城跡公園として整備されていて
春は桜並木が花を咲かせ、市民のいい憩いの場になっています。

しかし階段を上り、グスク内に建てられた
伊祖神社エリアに入ると雰囲気は一変。

琉球政府時代の碑もある。

神社の奥の方へも足をのばすと
御嶽や見張り台、城壁などを確認することができます。

 浦添市の街のど真ん中にあるグスクにしては
古城の雰囲気が残っており、見ごたえもある伊祖グスク。

公園としてお散歩コースなども整っているし結構な広さなので
じっくり散策してみるのもいいかもしれません