がじゅまるの樹の下で。

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琉球浪漫シアター【10】北山の風~今帰仁城風雲録~

2012年01月29日 | ・現代版組踊レポ

琉球浪漫シアターⅢシリーズ
「北山の風~今帰仁城風雲録~」

2012年1月28日(土)

那覇市民会館中ホール

出演/今帰仁村の中高生

 

 

ホール公演は9月の名護市民会館公演以来!
 

北山の風のお客さんはやっぱりちょっと特殊!?

ぶっちゃけ、今日は満席ではなかったんだけど、
でも拍手とか歓声とか指笛とか、浪漫シアターの他舞台(中ホール)よりも
盛り上がってた気がしました

 

さて、そんな今回の「北山の風」公演の前情報はコレでした↓

 

 

初めて観るお客さんはもちろん、
「北山の風」を以前から知っているお客さんにも、
おっ!お~!!
と、思ってもらえる様な新しい試みがいくつかあります!


北山の風活動ブログ 1月17日の記事)

 

 

ほほう。それは楽しみだ。

って思ってたら、

 

 

ホントに、

おっ!お~!!


ってなりました(笑)

 

今回の特記事項はコレ!

三つ巴の演舞!

新曲キターーーー!!!

かっこよかったー!!!

小道具の旗は以前までのと変わらないんだけど、
スピード感があって振りもかっこよくて、
直前の国頭サバクイからのつなぎも
攀安知との絡みも抜群によかった。

いやぁ、意表つかれましたね!

欲を言えば旗の動きがもっと揃うともっときれい
(扇子部隊もそうだけど、大きな道具を持っての演舞はどうしても目立つからね…。アレだけの人数だし)

 

北山の風のオリジナル楽曲はどれも好きです!
白川ミナさん(北山の風音楽担当)、サイコーです!

サントラ発売待ってます。
(たぶん、出るまで毎回書くよ

 

そうそう、冒頭の「いつもの曲」は新振り付けの北山オリジナルバージョンでした!

隊形も全然違って、中通路をふんだんに使った登場&立ち位置は面白かったな♪

でも個人的に本部や攀安知をはじめとする男性キャラの
「女踊り」の振りにはちょっとビックリでしたけど…
(冒頭だけだったからまぁいっか…)

 

冒頭といえば、幕開けの北山討伐の声と音だけのシーン、
やっぱりとりはだモノです。

幕開けと同時にひきつけられる、
数ある現代版組踊の中でも抜群のつかみの演出だと思います。

 

 

役者チームさん。
いや~、舞台を重ねるごとに、少しずつ上手くなっていってますね~

北山在住のワタシにとっては
北山メンバーはなんだか「地元のコ」として
特別に応援したくなるような存在です。

謝名…後半、老けたね

ちゃんと14年を経た「爺」になってた!

「おっ」って思いました。

 

攀安知、アカハチの舞台の時ロビーで会ってて
普通に華奢な女の子だったから攀安知のイメージ湧かなかったけど
今日の演技ではあの時の女の子と全然結びつかないような役変化でした!
(ビックリ!

乙樽も本部も安定感抜群で安心して見れました!

あ、そうだ。
超個人的な意見ですが、
千代松が敵討ちを決心したのに、育ての親である乙樽が躊躇するシーン。
決意が固い千代松に、乙樽はすぐに自身の発言を謝るんだけど
…この乙樽のセリフはなくてもいいかもと思ったりなんかしちゃったりして。
言っても、「千代松様…」くらい。
千代松の決心の堅さと心の急激な変化(成長)に愕然とする感じ?
そのほうが乙樽の「母」としての葛藤が伝わるし(結構泣けるのだこのシーンも)、
その後の「祈り」の演舞へのつなぎもきれいだと思う。
ドウカナ?

 

カーテンコールでの役者チームのペアでの退場、
たったあれだけなのにプチストーリーが感じられて面白かったな

大里&国頭で、お~となり、

攀安知&尚巴志で、あんたらカッコエエよとなり、

新城先生&謝名で、はははっとなり、
(お辞儀の時点で笑えた。腰引けてて(笑))

本部&千代松で、妙に感動しました!

 

 

そして北山メンバーさんの課題かな?と思ってた声のコダワリ。

前回よりもよく出てました!
(特に冒頭とラストの演舞)

い~ぞ~この調子この調子

最後の挨拶時の
「現代版組踊 北山の風 今帰仁城風雲録」
が一斉発声だったのも良かったです!
最後の最後の「盛り上がり」を見事に演出してくれました!
(い~のい~の、一斉発声するタイミング間違えてもい~の(笑))

 

ダンスチームさんたちもだんだん声をだす余裕がでてきた感じかな?

踊りながらの声出し(歌とか囃子とか?)が
「全員」になれるともっともっと良くなるね

表情もそうだけど。

演舞しながらの発声とか表情なんかは
きっと結構高いステップにあるものだと思います。

でも、そのステップまで進んでるってことですヨ☆

 

まだまだ進化が期待大な北山の風です

 

来週のグスク公演もたのしみです
(今日みたいな気温・天気だといいな~

 

 

ところで…

1歳、2歳、14年、15年とか?

舞台ででてきた数字、ちょっと混在してません??

年齢は「数え」と「満」との違いかもしれませんが、
ちょっとややこしかったです

最初、尚巴志に攻められたときの千代松が2歳ってなってて
「いやいや、どう見ても生後数ヶ月だし!」

って内心ツッコンだのはワタシだけ?
(実際には満1歳ってことですよね?)

 

 

 

 

最後に、国頭!

 

 

 

 

首里のへらへら武士?

 

 

 

…いや、やっぱり

 

 

 

首里のへろへろむし!?

 ( 前科→  )

  

 

 

首里のへらへら武士イメージ

 

 

 

……北山メンバーさん、真相求む。

 

 

  
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北山てぃーだの会の皆様、舞台写真展示してくださってありがとうございました