がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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琉球短編小説第2弾予告編♪

2010年11月26日 |   …… 「月下に語る」

 

時は15世紀半ば、

あるひとつのグスク(城)が、王府軍によって落とされた。

グスクの名は勝連グスク。

貿易によって力をつけ、すさまじい勢いで繁栄していった勝連の10代目按司である
阿麻和利が所有するグスクであった。

だが、その阿麻和利は、天下獲りの野望を持ったとされ、
王府の勅命を受けた鬼大城賢雄によって、自らの勝連グスクにて討伐される。

 

 

―――――――――そう、討伐されたはずだった………。

 

 

「もしや、阿麻和利は…」 


            「なぜ……なぜ、私を逃がしたのだ…」

                        「阿麻和利様!死んではなりませぬ!どうか、どうか生きて下さい…!」

         「――賢勇様は、阿麻和利公が生きているとお考えで?」


  「…生きているのだろう?阿麻和利」

                                「踏揚……元気でいるだろうか…」

      
        「私は阿麻和利様の僕です。どこまでも、どこまでもお仕えいたします」

 

―――――そして、二人は対峙する。

かの、護佐丸の生まれ故郷、読谷山で。

 

「まさか……阿麻和利…か?」

 「大城……賢雄…!」

         「よりによって、護佐丸公の故郷で再会するとは、なんという運命の悪戯よ」

 

最期の時を迎えたとき、彼らは何を思ったのか。

 

    「賢雄。踏揚のことは、頼んだぞ…」

                     「――……っ!」

  

あの史跡の謎が、今ここで明かされる。

 

   「――ああ。あなたこそ、真に、肝高の阿麻和利だ」

 


 


琉球短編小説企画第2弾!

北山炎華」を書いたシルフさんの2作目の予告編が届きました♪

「北山炎華」は史実(とされていること)を元に書いたものでしたが、
今回はあの史跡の謎(由来)を完全創作!!

原案&監修、ワタクシ和々、
著者は前回と同じくシルフさんでお届けします

写真は、ワタシの原案メモと現段階でできている最初の2ページ分(添削付き(笑))。

ワタシ自身が仕上がりをわくわくしております

あまりシルフさんを急かしてもいかんのですが
目標は12月中旬です。

 

ちなみにタイトルはまだ決まってません。

何かいいの、ないかな~。

 

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コメント (4)
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