70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

石川僚、破滅に向かうのか

2012年06月16日 08時31分09秒 | Weblog

 15歳で天才少年ゴルファーと騒がれた石川君は最近、毎回苦戦している。今もどんどんスコーアーを崩し、予選落の予感がする。

 15歳でできたものが20才でできない。何がどう違うのか。それは集中力の違いと私は読む。

 集中力、なんだそれは?

 端的に言って、一点集中と分散集中がある。分散集中とは、暗算の計算をしながら別の英単語とか、言葉を同時並行させる能力だ。これは芸術家、スポーツ選手に絶対必要なものだ。たとえばピアノ演奏、左手と右手が異なる動作をする。それと同時に足もペダルを踏む。みんなバラバラだ。スポーツ選手が大会前にhitomiさんのCDなどを聞いてリラックスするのは、固まる、一点集中する精神を平常に保つためだ。しかしゴルフプレイ中に音楽を聴くことはできないだろう。

 石川君はこの分散集中が苦手のようだ。だから一度狂うと元に戻せなくなり、どんどん転落する。では何故15才時には狂わなかったのか。それは無欲・無心でプレーしていたからだ。20才に今、そこへは戻れない。改めて一点集中する(固まる・頭が真っ白になる)から分散集中に変える術を学ぶべきだ。

 幸いその方法は発見されている。実は私も開発している。

 というわけで、このままの状態でどんなにゴルフの練習積んでも、石川君は負け続けるだろう。

小沢G、壊滅へ

2012年06月16日 08時09分15秒 | Weblog

 民主野田総理の変節にはわけがある。マニュフェストを頑なに守り、消費税値上げを見送らば日本国の格付けが下がり世界から見放される。自説を守るか、経済界の支持をとるか、世界の中で存在できるかの鬩ぎの中で、増税路線を選んだのだろう。

 小沢元代表は自説を頑なに守り続けている。100名前後のファミリーは選挙で当選させていただいた、恩義で離党覚悟で消費税反対に向かうだろう。

 自民党、公明党は野党生活に悲鳴を上げている。細川政権で1年間野党に落ちただけで、アップアップした。それが3年続いているのだから、瀕死に近い。何としても与党、与党紛いに上らねば自民党は衰弱死する。お仲間の公明党は選挙制度改革で、議員数が10名以下になりかねない。だから民主党に合意しない。それが少数政党に有利な選挙制度になる確約を得たので、民主党と組むことにした。

 自民、民主、公明が組めば衆議院の過半数は楽勝だ。参議院も心配ない。ここで小沢Gの状況は大きく変わる。国民への約束を盾に頑張っても過半数には勝てない。どんなに国民に民主党の変節、騙した行為を訴えても、国民は議会での参加権がない。

 小沢Gの殆どは新人議員だ。民主党ブームで狐につままれたように当選した。「私が衆議院議員になるなんて、まるで宝くじで3億円当たったようなものだ」とみんな驚いた。次回宝くじを買っても当たる確率は限りなくゼロに近い。恐らく100名中95名以上が落選するだろう。特に橋下、石原、みんなの党の躍進で、惨敗は必至だ。

 政治は一寸先は闇だ・地獄だを絵に描いた結末を予感する。

食名人、1mmの深い味に命を懸ける

2012年06月16日 01時15分55秒 | Weblog

 NHKに「プロフェショナル」という番組がある。たまたまチャンネルを合わせると、てんぷらの名人を取り上げていた。誰が揚げても大した変りはない、油の温度と素材ぐらいのおおざっぱな感覚が我々にはある。それの個人差を1cmとすれば、この日のてんぷら名人は1mmの違い・深さを何十年も追い続ておられるようだ。

 年寄りのご婦人にはイカは禁物だ。上げると固くなり噛めない。その前にエビを出して少し噛みずらそうな食べ方を見て、名人はイカを1mm単位の細さに切って固めて揚げて出した。出された時にご婦人は「イカは固いので食べれない」という表情であった。だが名人の勧めで食べてみて大満足であった。

 アナゴはどうしても生臭さが残る。名人は皮の方の衣を鉢の縁でそぎ落とし薄くして油に入れた。そして焦げる寸前まで長揚げた。つまりカリッとなり生臭さは見事に消えていると食した人は感嘆した。生臭さは皮の部分にあるので衣を薄くして火がとおり易いようにしたわけだ。これでアナゴ嫌いの人も満足するのだ。

 ファミレス、丼屋などチェン店は味の均一化に努力している。看板が同じなら味や中身に変りはない。しかしその均一さは1cm単位だと思う。1mmの狂いも許さないでは各店舗に名人を配するしかない。しかし名人はその名のとおり日本に1人、2人しかいない。だから我々は1cm単位の味、料理法に慣らされている。

 1cm単位では衣の鉢にエビを入れる。そして1、2,回出し入れして余分な衣を落とす。これを名人は1回、2回・・・3回目の衣の面からエビを抜くときに0点3秒ぐらいの粘りを見せた。常連のすし名人がてんぷらを食べに来た時に、3回目の時間を0点1・5秒ぐらいで油にエビを入れた。すしの名人の前で、動揺していたらしい。すしの名人が食べ終わり帰った後に、「失敗した」と悔やんでいた。たった0点1・5秒の衣をつける時間の粘りが少なかったことを大変悔いていた。この0点1・5秒は食べる人にどう違うのか。ほとんど変わらないと思う。だが安いお惣菜屋さんで買うエビ天は中身を大きく見せるためか、たっぷり・防寒具のように衣がついている。そうか名人は衣の付き具合にも命を懸けているのかと感心した。

 しかしこの1mmの違いの最高の味わいを感じるお客もだんだんと減ってきているようだ。ある日の撮影では、夜のお客は2人だけだった姿とのコメントもあった。滅茶苦茶高いとはおもわないが、多少の値段の高さはあるだろう。1cmの差に慣らされている我々は1mmの差・深い味わいに例えば2倍のお金を払わなくなってきたのか。

 古い知り合いのフレンチ名人は店の経営が成り立たなくなり店を閉めた。そして千葉のホテルに就職すると、てんぷら名人の店に来て、食し、「おいしい」を何度も発した。帰りぎわ寂しさを漂わせて店を去った。てんぷら名人は彼の後ろ姿を見て、いずれ自分も店をたたむだろうの思いを私は感じた。

 消費税が10%になれば1mmの違いなど追及せず1cm、いや10cmの違いでもいいやとなり、名人の店から足は遠のくだろう。何か大切なものがどんどん日本国からなくなって行く気がした。