15歳で天才少年ゴルファーと騒がれた石川君は最近、毎回苦戦している。今もどんどんスコーアーを崩し、予選落の予感がする。
15歳でできたものが20才でできない。何がどう違うのか。それは集中力の違いと私は読む。
集中力、なんだそれは?
端的に言って、一点集中と分散集中がある。分散集中とは、暗算の計算をしながら別の英単語とか、言葉を同時並行させる能力だ。これは芸術家、スポーツ選手に絶対必要なものだ。たとえばピアノ演奏、左手と右手が異なる動作をする。それと同時に足もペダルを踏む。みんなバラバラだ。スポーツ選手が大会前にhitomiさんのCDなどを聞いてリラックスするのは、固まる、一点集中する精神を平常に保つためだ。しかしゴルフプレイ中に音楽を聴くことはできないだろう。
石川君はこの分散集中が苦手のようだ。だから一度狂うと元に戻せなくなり、どんどん転落する。では何故15才時には狂わなかったのか。それは無欲・無心でプレーしていたからだ。20才に今、そこへは戻れない。改めて一点集中する(固まる・頭が真っ白になる)から分散集中に変える術を学ぶべきだ。
幸いその方法は発見されている。実は私も開発している。
というわけで、このままの状態でどんなにゴルフの練習積んでも、石川君は負け続けるだろう。