日本人は初めて選挙で、自分の意思を表明した。
正直言って我々には後がない。60年近くの自民党の独占支配で、国を滅ぼす膿が溜まりにたまった。国の借金は800兆円にもなる。絶対に返せない金額だ。それでも自民党は今までの悪い流れを変えられなかった。
ある意味で、今回は革命だ。無血革命である。庶民が立ち上がったと言うしかない画期的な勝利だ。しかし民主党で国は立ち直るのか。
マスコミは何故か民主党に批判的だ。ある意味で保守の精神があるのか。ある県、市が記者クラブを閉鎖した。とたんに長への批判が爆発した。記者クラブで流れてくる情報を甘受するのが「楽」であるからだ。いまや新聞記者で自分の足で情報を集める記者はいない。
私は8年ぐらい前に「声に関する」情報を大新聞社に出向き伝えた。日本人の声が低迷しているからだ。ところが応対者がいない。「資料があれば置いて行け」である。再度粘ると広報課の職員が資料を取りに窓口に降りてきた。いまや外部からの情報は「メンドクサイ、時間の無駄だ」と言う対応である。テレビ局も情報提供を庶民に呼びかけているが、よほどのことでないかぎり、取り上げない。恐らく誰も情報提供を見ないと思われる。忙しすぎるのだ。量が多すぎるのだ。
さて60年間の悪性を見過ごし、ある意味だ協力したきたマスコミは、中々体質を変えることは出来まい。ある意味で自民党と同じだ。だから革命を起こそうとする民主党には批判的だ。薬害、カネミ、肝炎、水俣、川崎、・・・・当面はA型新インフルエンザのワクチン保有量、などマスコミが本気でやれば早期に解決していた。しかしやる気のないマスコミは政府、自治体の長の報告を垂れ流すだけであった。
民主党の革命の敵はマスコミと自民党、お役人と思われる。何で本質と離れた、異なる敵、邪魔と戦い、エネルギーと時間を割かねばならないのか。
国を変える行動はそれほど、下らぬ抵抗と邪魔と戦わなければならない。
八ッ場ダムの継続工事中止に反対している民主党に石原東京都知事は、今まで都が支払ったお金を返せと宣言した。これも大きな抵抗勢力だ。何でこんなに国の再生の邪魔をするのか。やはり個人の利害か強く存在するのか。