70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

声の改善。革命的な方法あり

2012年06月05日 09時21分07秒 | Weblog

 ボイストレーニングをしていて「先生低音を磨きたいのですが」とみんなが思っているようだ。

 私の教室では比較的自由に声を出せている。声の幅を広げたい生徒さんは高音や低音を色々試みる。しかしこれが致命的ダメージを起こすことを殆ど知らない。

 声楽等では高音から低音まで殆ど無理やり出させる。アーアーアー、マアーマーアマー等先生のピアノに合わせて声を絞り出す。

 特に低音は危険だということを先生も生徒の多くも知らない。なるほど無理すれば声の音程を下げられる。それは押し込む、押し付けるようにして出す。俗に音域というものがあり最高で7オクターブなんて歌手もいる。

 問題は1音下げることがどんなに大変かを皆知らない。出せるが出してはいけない。つまり声を壊す原因になるのだ。特に女性の低音磨きは難しい。

 昨日。、中年の声楽家がレッスンで低音を試みる。即座に私は「ストップ」をかける。自分の意志で声を低くすることは私の教室では奨励していない。声は厄介なもので瞬間的には自分の意志である程度なんとかなるが、この「低音を磨きたい」と言う気持ちは声帯や周りに余分な力を加える。これが進むと声帯トラブルになる。

 そこで昨日、私は生徒の声楽家に「意志の力で低音を出すな、ある方法であなたの低音を伸ばしてあげる」と試みる。瞬時に2音程下ぐらいの低音が楽に出た。声楽家は「どうして、なんで」と驚きの言葉を発した。私は「余分な力を抜くと低音は出るのです」と簡単に述べた。

 同じく先日この欄でご紹介した20年目に現れた、34才の女性グループ歌手の一人も「先生、抜けた、低音が楽に出る」と驚いた。彼女は4回目のレッスンだが、1度目のあと、ステージで歌ったら、長年お付き合いしている音響担当者から「どうしたの、何かあったの、ブレが全然ないよ」と褒められた。4回目のこの日は一段と声に響きと力が抜けた、伸び、柔らかさが加わった。おそらくフアンもこの変化を近じか感じるだろう。
 余分な力が抜ければその人本来の声に戻る。特に低音の響き、伸びは良くなる。しかしこれが巷のボイス・レーナーには、冥王星探険のように未知なのだ。