今年の春、青春18きっぷででかけた旅の一度目は、
京都8:35→米原→大垣→名古屋→桑名→亀山→関→加茂→木津→京都18:48
と東海道本線→関西本線→奈良線と乗り換えて、一日でぐるっとまわって帰ってきました。
途中、お昼は大垣で買った駅弁を名古屋からの車中で食べ、桑名でちょっと街を歩いてお茶しただけで、あとはほとんど電車に乗りっぱなしでした。
当初予定していなかったのに、関西本線で関駅に着く直前に突然思いついて、京都に帰り着くのを1時間程遅らせることにして、ふらっと途中下車してみました。
関の街は前に一度きたことがあるので、駅から街歩きして駅に帰ってくるまでの時間が大体予想がつくのも寄り道する心の余裕につながっています。

JR関駅は「関宿ふるさと会館」を兼ねています。

関宿は東海道五十三次の江戸から数えて47番目の宿場町、東西約1.8kmにわたって江戸から明治時代にかけて建てられた古い町家200軒あまりが残っていて、重要伝統的建造物群保存地区になっています。

今回も懐かしい街並みが江戸時代そのままの風情でたたずんでいました。

橋爪家。
江戸時代初めから両替商を営み、江戸にも出店を持つ豪商でした。

左の会津屋は昔からの旅館、今は食堂になっています。ここの中にも立派な漆喰の鏝絵が残っています。
右は二階の意匠が洋風なので、洋館屋と言います。

骨董とカフェの「ナガヲ薬局」さんは閉まっていましたが、この日はお休みだったのでしょうか。

前回は街並みの途中、地蔵院までで引き返したのですが、今回は関宿の西の入り口、西追分まで行ってみました。ここから道は東海道と大和・伊賀街道に分岐していきます。

外壁にいろいろな漆喰の彫刻がつけられていました。
これは鶴。

亀。

鯉の滝登り。

4月2日、地蔵院の桜はまだ咲き始めでした。