ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

百万辺の居酒屋さん

2007-01-19 06:22:03 | 建物(京大以外の京都府の)
昔からある町家商家を改装して営業している居酒屋さんです。



百万辺の交差点の北西側すぐにあり、気楽に入れる店構えと、手ごろなお値段、自然素材を使った家庭料理風メニューで、いつも店内は学生や先生、サラリーマン風の人達でにぎわっています。

何年か前まではおじいさんとおばあさんが二人でやっておられたお蕎麦屋さんでしたが、亡くなられたのかしばらく閉じていて、2・3年前に少し改装して居酒屋さんになりました。
建物の古い感じをそのまま出しておられるので、あったかい感じがしていいです。

百万辺のバイク屋さん

2007-01-19 06:04:05 | 建物(京大以外の京都府の)


百万辺から今出川通りを少し西にいった南側にあるバイク屋さんの建物。
昔からそこにあってずっと見過ごしていたけれど、よく見るとなかなか味があります。
窓の上の曲線、上部の飾り模様、等等。

ずっと昔からバイク屋さんか自転車屋さんで、途中ラーメン屋さんになって、またバイク屋さんになったような気がします。


この建物、よく観察すると上から見ると三角形をしているらしく、西側の鞠小路通りから見ると壁一枚分しかないようです。
お隣の居酒屋さんとぴったりくっついています。
東側の厚さはyumeさんの写真にある通り。

オノコロの島、沼島に渡る

2007-01-15 02:05:23 | 遠出(国内)
灘黒岩水仙郷から海を隔ててすぐそこに見えている小さな島が、日本神話でオノコロ島と伝えられている沼島(ぬしま)です。


オノコロ島は、イザナギ、イザナミが天上からアメノヌボコを混沌とした下界に突き刺し、「こをろこをろ」とかき混ぜて引き上げると、矛の先から滴り落ちた塩が積もり重なって島になったというものです。
沼島がこのオノコロ島であるという説もあり、淡路島全体がオノコロ島であるという説もあるようです。

黒岩から少し南に下がった土生(はぶ)港から1日10往復船が出ていて、10分で渡れます。
島の住民約630人、夏はハモ料理がおいしいそうです。

島について南側の断崖絶壁の名所上立神岩を目指して歩き始めたけれど、案内板もなくて、たかが面積2.5km²の小さな島だから歩いていたらすぐに行き着くだろうとあてずっぽうで歩き始めたところ、どうやら遠回りの道を行ったようで、坂道を1時間くらいかかってしまいました。
でも、そのおかげで見晴らしのいい島のてっぺんの道を鳥の声を聞きながらのんびりとウォーキング、やがて、島の灯台に行き着きました。

日差しが暖かくて、上着を脱いで灯台のさくにかかっています。

やっと着いた上立神岩。絶景です。
絶好の釣りポイントでもあるらしく、釣り船で運ばれた釣り人が島の上に見えます。
ここからは遠く右手には徳島県、左手に和歌山県の山並みが霞んで見えて、その間は温暖な黒潮の流れがやってくる太平洋に続いています。
海を見て命の洗濯、癒されました。
遠回りをしなければ15分くらいで着きそうなところでした。

島の南側は褶曲模様の岩が多数見られるそうなので、船で周りからみるのもおもしろいかもしれません。

この島の中にもおのころ神社がありましたが、これまでに歩きすぎたので疲れて行けず、帰りの船の時間まで、港の近くの沼島八幡神社に寄ってみました。

京都の石清水八幡宮の分社で、海上安全の神だそうです。
本殿の中にわりに新しい絵馬がたくさん奉納されていて、沼島の名物がいろいろ描かれています。
お祭りも山車がたくさん出てにぎわうようです。

八幡神社の隣のお寺の鬼瓦もとても立派です。

八幡神社の一帯はスダジイやタブ、ホルトノキ、ヤブツバキなどの温暖な気候に生える樹木が繁っていました。
ヤブツバキの大木があって、

花がたくさん落ちていたので、おみやげに拾って帰りました。
今まで見たヤブツバキより大きめでピンクがかった花でした。
断崖の道で見つけたスミレも一緒に。

灘黒岩水仙郷

2007-01-15 02:04:11 | 遠出(国内)
淡路島の旅二日目は、島の南東部灘黒岩の水仙を見に行きました。

           

海に面した諭鶴羽山の急斜面一帯約7ヘクタールにわたって500万本もの水仙がじゅうたんのように咲いています。
約180年前に海岸に流れ着いた球根を植えたのが始まりだそうで、一重咲きの野生ニホンスイセンがほとんどです。

開花時期は12月下旬~2月下旬、午前9時~午後5時開園、入園料500円です。
大勢の入場者で、駐車場に入るのに時間がかかり、園内の道も人でいっぱいでした。
1月14日でまだ満開少し前でしたが、昨日満開とテレビに出ていました。

           


          

いいお天気で日差しも暖かく、あたり一面水仙のいい香りがただよっていて、とってもいい気分でした。

おみやげに売っていた水仙の切花を買って帰り、家の中も水仙の香りで満たされています。

今年二度目のおいしんぼ

2007-01-15 02:02:52 | 遠出(国内)
途中、立ち寄り温泉で夕日を見ながらの入浴をして、

大鳴門橋の見える南あわじ市阿那賀の、

海が目の前にある民宿で、

鯛の活け造り舟盛りをいただきました。

そして、鯛のホウラク焼きも。

食べ始めてしばらくして、ふと見ると活け造りの鯛のひれがぴくぴくと、何とまだ動いているではありませんか。
民宿のご主人が漁に出て採ってこられたものが食卓に出ているのです。
このあたりの民宿はみんな漁師と兼ねてやっておられるようです。
目の前の鳴門海峡で採れたばかりの新鮮な鯛、アワビやたこもあり、海の幸満載のお料理でした。
ホウラク焼というのがまたおいしかったですw。
もちろん宿のお風呂もうずしお温泉です。

この辺り風が強いので、丘の上には発電用風車がたくさん立っていました。

野島断層

2007-01-15 02:01:17 | 遠出(国内)
続いて、「野島断層保存北淡震災記念公園」を訪ねました。

1995年の兵庫県南部地震で淡路島も大きな被害を受けました。
島の北東部にある北淡町(現淡路市)では長さ10キロに渡って地震断層が出現、道路、生垣、畑の畦などの破壊状況が顕著に残っているので、国の天然記念物に指定され、保存、地震の経験と教訓を伝える施設になっています。

長さ140m、広さ約2000㎡にわたって断層の上に覆いを造ってそのまま保存しています。
段層に沿って、道路がずれた所、神社の生垣がずれた所、畑のあぜ道がずれた所を見ることができます。

上下に動き、左右にも動いて、これだけずれています。

トレンチ展示で、地面を掘り下げ、横から見たところ。
ものすごい段差、これだけ動いたら、上に建っているものは必ず壊れてしまうのがわかります。

その隣には断層が敷地内を横切っていたお家がメモリアルハウスとして残されています。
家はしっかりした造りだったので倒壊は免れましたが、柱、梁は傾き、内部はこんな様子だったと再現されていました。

そのお家の庭での地面のずれ。

塀のずれ。

他に、震度7の体感ができるコーナーもあり、なまずもいました。

地震のエネルギーのものすごさ、恐ろしさを目の当たりにして、あらためて地震に対して減災の対策をとっておかねばならないと感じました。

奇跡の星の植物館

2007-01-15 01:59:47 | 遠出(国内)
1月13日~14日に淡路島に行きました。

明石からレンタカーを借り、「たこフェリー」で明石大橋の下をくぐって岩屋に渡ります。


先ずは、国営明石海峡公園淡路夢舞台の中にある温室「奇跡の星の植物館」へ。

淡路夢舞台は元「花の万博」が開かれた跡地で、海を見下ろす斜面の広大な敷地に植物や池、ホテル、国際会議場、レストランなどがあります。
建築家安藤忠雄のプロジュースでできたものです。

「百段苑」。階段状に並んだ100の花壇に世界中のキク科植物が植えられています。
今は咲いている花は少なかったです。
手前の階段には常に水が流れています。
前に花の万博に行った時は時間もなくてここまで回れなかったので、今回はゆっくり上の方まで登ってみました。

ここが大温室「奇跡の星の植物館」です。

ちょうどフラワーショースペースでは結婚式が行われていて、一般客も回廊の上から一部始終を見せてもらうことができました。

あとは温室のお花達。



雲南の植物の中のアジサイ。

マユハケオモト。

伝説の魔草、マンドラゴラ・アウツムナリスが咲いていました。

ナス科マンドラゴラ属
原産地:地中海沿岸地方東部
ギリシャ神話、旧約聖書創世記にも登場するたいへん古い時代から知られている植物で、多厚した根が二股になっていることから、しばしば人間に例えられ、さまざまな 伝説を生み出してきました。
この植物を有名にしている言い伝えの一つに、「引き抜く際に、恐ろしい悲鳴を聞いた人間は狂死し、そのため、黒い犬に引き抜かせ、身代わりにさせた」と、いうのがあります。“ハリー・ポッター”の映画の中で、薬草学の授業中、大きな耳あてをしながらマンドラゴラの植え替え作業をしていた1シーンがありました。
全草にアルカロイド等の有毒物質を含みます。媚薬効果、受胎効果があると信じられ、古代エジプト時代の壁画に、マンドラゴラの匂いを嗅ぐ女性たちの像が描かれた壁画が残されています。(植物館HPより)

1月20日~2月18日にはラン展が開催されるそうで、その時来ればもっとたくさんのランに出会うことができるでしょうが、今はちょっと物足りない花数でした。

淡路島は瓦の名産地だということで、旅行中いろいろな瓦製品が目につきました。
ここにも瓦でできた狛犬風のものがありました。

路面電車

2007-01-04 01:36:21 | 土佐の国
高知市では市内中心部を十字形に路面電車が走っています。

土佐電気鉄道株式会社(略して土電(とでん))。

これが昔からの典型的な型。
低床式の電車(LRT)もあります。

車両ごとに履歴書がつけられています。

外国を走っていたのも購入してきて、いろいろな型のが走っています。

一番多いのはいろんな企業の広告を車体一面に描いた電車。
これは大学がスポンサーの電車です。

ずっと路面電車を走らせている高知市は、電車を廃止した町と比べて二酸化炭素の汚染度がずっと低いことがわかったと最近ニュースで聞きました。

この風景、京都でも今も残っていればなあと思ってしまいます。

高知城をライトアップ

2007-01-04 01:35:11 | 土佐の国
2日の夜は旅館「城西館」のお風呂に入りに行ってきました。
この旅館は、皇族が来高した時によく泊まるというチョー一流ホテルで、これまで一度も足を踏み入れたことがありませんでした。

入浴だけでもできるというので、7階にある大浴場へ。浴室から外に出たところに露天風呂も作ってあって、光でお湯の色が変わったり、ジャグジーになっています。

湯上りにくつろげるところから夜の高知城が見えます。

そこにあるリモコンのスイッチを押すと、旅館の屋根からお城に向かって一条の強力ライトが!

室内の様子が窓ガラスに映っていてライトアップの様子がうまく撮れていませんが、左上の方の白い所がお城です。
とにかく驚きでした。
高知城は高知県の持ち物だったか、とにかく公共のものなのに、こんなことしていいのかなと思いながら、つけたり消したり。これをしてみたくてこのお風呂に入りにきたのでした。

この情報はこちらのタケムラさんのブログからいただきました。

昼間の高知城。手前左は高知県庁。

ビバさんの「土佐日記」はまだまだ続きます。

絵画で巡る高知の旅

2007-01-04 01:34:11 | 土佐の国
1月2日は雨、高知城に行くのをやめて、高知県立美術館に出かけました。
前の日に坂本龍馬記念館でもらったチラシで「絵画で巡る高知の旅・高知名所・名物観光めぐり展」を11月23日から1月8日までやっていて、元旦は休みだけれど、2日から開いているというので、ふらりと出かけました。

県立美術館に行くのは初めて、高知市内中心部からは東に離れているので、随分遠くて不便な所にあるように感じていましたが、行ってみると「御免」行きの電車で「美術館前通り」で降りて徒歩5分くらいですぐ着き、意外に近いことに気がつきました。

美術館の建物は土佐漆喰の土蔵を模して造られ、周りに川の水を引き入れて堀のようにしていました。

           
図録(1,000円)を買いました。

主に明治から昭和前期にかけて描かれた高知の風景画や皿鉢料理や大凧や長尾鶏などの絵がいっぱいあって、どこかで見たような高知遺産の風景があふれていて期待以上によかったです。坂本義信の版画「土佐三十絵図」、片木太郎の風景画、山脇信徳の「土佐のさあち料理」、河田小龍の「一弦琴」など。

そして、思わぬ収穫は、絵金(江戸末期の絵師金蔵)の芝居絵屏風が5双も展示されていたことでした。赤岡町の所有者から借りてきて、蝋燭の炎で夏祭りの夜に町まちに並べられて見られるような形で展示されていました。

あと、常設展で、「シャガール展」と「裸体画展」がありました。

そしてそして、前日のチョコレートプレゼントに続いて、この日もいいことが
入場の時に抽選でプレゼントがあり、籤をひくと何と一等が当り

         
館蔵のマルク・シャガールの図録でした。
籤運の悪い私にしては「こいつあ春から縁起がいいやあ」です。
ガハハ
一緒に行った方ははずれでも館蔵品の絵葉書をもらいました。

それにしても、この美術館にこんなにシャガールがいっぱいあるなんて、知らなかったよー。

皿鉢料理

2007-01-04 01:32:36 | 土佐の国
ここで、高知でいただいたお料理の話題を。

高知の料理と言えば、もちろん皿鉢料理、皿鉢は「さわち」とも「さあち」とも読みます。お正月に限らず、年中宴会には出てきます。
これは組み物の皿。組み物は、煮物、揚げ物のほか、果物やようかんなどのデザートまで盛り合わせてあります。お酒を飲めない人や子どもも一緒に宴会を楽しむことができるように甘いものまで盛ってあるのです。
今回は省略して寿司もここに盛っていますが、大きな宴会になると寿司は別皿になります。
お皿は有田焼の大皿が各家庭の必需品です。

他に刺身の皿と、お正月なので、おせち類の皿も。
お雑煮はお澄ましに角餅が入ったものです。

いやー、すっかりご馳走になってしまいました。