ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

どうなる、成徳中学校

2008-05-25 00:59:22 | 建物(京大以外の京都府の)
5月18日、下京界隈をうろついていると、昨年3月に統廃合された成徳中学校の建物のところを通りかかりました。


校舎は工事の塀に囲まれていて、


何故か校門だけは塀の外に出ています。


そして、校舎の端っこは無残にそぎ落とされていました。
これからこの校舎はどうなるのでしょうか。行く先が気にかかります。


昨年の様子はこちら

春のしがらき駅前陶器市

2008-05-05 04:10:14 | 近江の国
信楽に行ったのは友達がめざすお買い物があったため。
でも、信楽高原鉄道貴生川駅からの大勢の人出に「これは何事?」と思ったら、信楽駅前で「しがらき駅前陶器市」が開催されていたためでした。知らなかったけれど、第14回ということなので、毎年春と秋に行われているようです。

で、駅の前では千匹の狸がお出迎え。

駅前広場にはたくさんのお店が出ていて、人・人・人・・・。
そして、

タヌキ、

タヌキ、

タヌキ、

フクロウもいました。

家族へのおみやげは、「優勝お願い狸」でした。

近江鉄道+信楽高原鐡道、電車の旅

2008-05-05 02:50:37 | 近江の国
近江八幡から近江鉄道電車に乗りました。

到着した電車。

貴生川まで乗った電車はギャラリートレインで、日野の町やお祭りの写真がたくさん展示されていました。
やっぱりこの電車を見ると西武系だとわかります。

日野の駅で電車はしばらく休憩(?)します。この間に電車内のギャラリーも全部見てまわることができたし、外の空気も吸いに出てみました。
なんだか心引かれる駅舎です。

近江八幡から貴生川まで18駅、約1時間。
貴生川から信楽高原鐡道に乗り換えて約25分で信楽駅です。


信楽高原列車に乗ると急に人が増えてきて、ぎっしりの満員です。それは、信楽でこんなイベントがあったから。

おかげで、近江鉄道と信楽高原鐡道を一日1000円で乗り放題の「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」でまわることができました。このきっぷは平成21年3月31日までの土・日・祝日に発売されています。詳しくはこちらに。


信楽高原鐡道に乗るとぐんぐんと高度を増して高原に向かって登っていっているのがよくわかります。まわりは新緑の木々が生い茂ってさわやかな景色、所々に山藤の花が咲いているのが見えます。
でも、どうしてもあの事故のことを思わずにはいられません。いったいどのあたりで起こったのだろうと思いましたが、それらしい所は見当たりませんでした。
あれからJRも信楽高原鐡道もきちんと安全への姿勢が立て直されているのでしょうか。JRはとてもそうとは思えません。交通機関には5分や10分早くならなくてもいいから、安全だけは守っていってほしいと思います。


近江八幡で八幡堀散策

2008-05-05 01:44:02 | 近江の国
桂離宮を見た後、そのまま阪急電車、京都市営地下鉄、JRと乗り継いで、その夜は近江八幡の国民休暇村に宿泊。ゴールデンウィークは混雑する京を脱出して、近江の国をお散歩しました。

しかし、翌日近江八幡の八幡堀近辺を散策できたのは、わずか1時間程の駆け足散策でした。

お堀には黄色いアヤメ(or 菖蒲?)も咲いていて、

遊覧船も浮かんでいました。
この日もとても暑い一日で、木陰がうれしいです。

白雲館は明治10年に擬洋風建築として建てられた八幡東学校です。現在は修理されて1階が観光案内所、2階が市民ギャラリーになっています。

その2階からは向こうに八幡山とロープウェイが見えます。

日牟禮八幡宮の境内にはこいのぼりがたくさん吊られていました。

和菓子のたねやさんの店頭で販売されていた焼き餅を食べました。

中村軒で休憩

2008-05-05 00:00:37 | ぶらり都めぐり
桂離宮に行った後はすぐ前の老舗和菓子屋さん「中村軒」で休憩!と決まっているので(なんじゃ、そら)、桂離宮を出て探しました。が、来る時駅から近道をして行ったので、離宮の入り口とはちょうど反対側にあるお店を探すのにちょっと一苦労。人に尋ねてやっと行き着けました。


暑い中を歩いて疲れきっていたので、中村屋さんに冷たいかき氷まであって、うれしい限り。

お店は古い田舎家風町家で奥も広くてひんやりしています。

手入れの行き届いた坪庭があって素敵!こんなお庭がうちにあったらな~

五月人形も飾られていました。


私が食べたのは、白玉ぜんざい。

ほんとはここの名物は麦代餅(むぎてもち)というので、昔農家の繁忙期に間食として田畑に直接届けて、後日その代金として麦をもらいに行ったというお餅です。
これはこの場ではいただかずに、自分達用に買って帰って食べたのですが、その時にはすでに食欲が勝っていて撮影のチャンスを逃してしまいました。

桂離宮へ

2008-05-04 23:08:37 | お庭
続いて、阪急電車に松尾から桂まで乗り、この日のメインである桂離宮に参りました。

天下の桂離宮は宮内庁の管轄、申し込みは葉書や直接京都御苑内にある事務所に出向いて申し込むこともできますが、最近はネットでも申し込むことができるようになっているとのこと、それが何と行きたい日の3ヶ月前の1日の午前5時から受け付けて、すぐに満員になるというので、5月3日の申し込みをするために、2月1日の朝5時に必死に起き出して申し込み、やっと行けることになったのです。
同時に申し込んだ修学院離宮のほうはすでに満員で拒絶されてしまいました。


ここにははるか昔に一度だけ来たことがありますが、こんな苦労の甲斐あって拝観できることになったので、入り口からもうドキドキ、期待が高まります。
門を入ったところから、皇宮警察かなんかのおまわりさんらしき方達がたくさん警護しておられて、緊張する雰囲気です。

後陽成天皇の弟、八条宮智仁親王とその子智忠親王によって1615年から1662年頃に造られた宮家の別荘で、創建当時の姿をほとんどそのまま今日まで伝えています。

拝観の順路では一番後の方になっていますが、有名なスクリーンになって庭への目線を思わせぶりにさえぎっている松の木です。

先ずは池泉回遊式の庭園を巡って「洲浜」へ。
通路は必ず飛び石の上だけ歩くように、立ち止まって写真を撮ると他の人が苔の上を踏むので駄目とのことで、写真は広いところだけでの撮影となりました。

雁行形に並んだ書院のちょうど向かい側から眺めたところ。書院はその全体像をあんまりゆっくりとは見ることができませんでした。

最も格の高い茶室「松琴亭」の襖は青と白の市松模様ではっとするデザイン。


次の中島にある峠の茶屋風の「賞花亭」は園内で一番小高いところにあり、さわやかな風が吹き抜けていました。

その隣にある持仏堂である「園林堂」。

その辺りの霧島ツツジが真紅に染まって鮮やかでした。
他のところの花は終わりかけているのが多かったです。

田舎家風の茶室「笑意軒」。


その室内からは遠くの田園風景が望めるようになっています。
障子の下の模様は稲妻形? 襖の引き手は櫂の形。

矢の形をした襖の引き手。

書院から池に突き出して作られている茶室「月波楼」。
池を隔てて松琴亭を見ることができます。

最後に書院の玄関に向かう通路を横に見て拝観は終わりました。

素晴らしい!日本の美を堪能しました。ただただため息が出るだけです。
初め怖そうな印象を持った離宮拝観でしたが、案内の方は意外におもしろくお話してくれて、楽しむことができました。
でも、大勢で一度にぞろぞろ歩いていくので、遅れないようについていかないと説明を聞き漏らしてしまいます。写真を撮るのとついていくのに忙しくて、あっというまに見終わったという感じです。
こんなところで一日ゆっくりお庭を眺めていられたら・・最高っの贅沢やね。

松尾大社 重森三玲の庭

2008-05-04 08:23:29 | お庭
松尾大社には昭和の庭園学の第一人者、重森三玲(みれー)が作った三つのお庭があります。
昭和49年-50年に作られました。

先ずは、鎌倉時代風(?)の蓬莱の庭。
海の上に不老不死の蓬莱の島があるという景色を表わしています。



続いて、平安時代風(?)の曲水の庭。



最後に、上古の庭。松尾山にある磐座に因んで、二神を象徴する二つ巨大な岩を囲んで岩石と笹でできています。


これらの三つの庭に用いられているのは、すべて四国吉野川の緑泥片岩です。

続いて松尾大社へ

2008-05-04 07:54:04 | ぶらり都めぐり
梅宮大社から桂川を越えて、松尾大社に行きました。
快晴のお天気で、暑いことこの上なし。渋滞して動かない車を横目に、松尾橋を歩いて渡りました。


秦氏の氏神、こちらもお酒の神様です。

鳥居につるした榊は毎年大晦日に付け替えて、その枯れ具合で、一斉にすべての枝が枯れれば豊作と占われるそうです。

こちらの境内のヤマブキも有名ですが、すでに見頃の時期を過ぎていて、ちょっと残念でした。

それでも日陰にはきれいな花も。

神社の背後の松尾山の頂上には巨大な岩の磐座(いわくら)があり、社殿ができる前から神として祀られていたところです。
社殿近くの渓流には「霊亀の滝」がかかっていて、側には「亀の井」という延命長寿、よみがえりの水として、酒造にも使われる名水がありました。

ここも今回初めての参拝でした。

新緑の梅宮大社

2008-05-04 02:11:08 | お庭
5月3日ゴールデンウイークの真っ只中、晴れ渡ってとても暑い日、初めて梅宮大社(うめのみやたいしゃ)に行きました。

  
四条通りを西へ西へと行った梅津の地、バス停「梅ノ宮神社前」で降りてすぐです。
橘氏の氏神、酒造、子授け安産の神様です。

ちょうどこの日は神幸祭の日で、門前には屋台が、境内ではおみこしが「ホイット、ホイット」と練りまわっていました。
お祭りの日なので、500円の庭園拝観料が無料になって、ラッキー


庭園のあるほうへと門をくぐると、お祭りの喧騒も少し遠のいて、広いお池に新緑がはえて素晴らしい眺め。

池の中島には嘉永4年に建てられた茶室があります。芦で屋根をふいた田舎家風の「芦のまろ屋」です。
池の廻りを回遊する道は霧島ツツジが道を覆うように生えていますが、もうかなり花期が終わりかけで、鮮やかな赤の花は見ることができませんでした。

でも、杜若が有名で、これから見頃のようでした。

シャガの群生も。

花菖蒲園のほうに廻ると、花菖蒲はまだまだでしたが、藤やツツジが見頃でした。

ナンジャモンジャの木にも白い花が咲いていました。

もう一度お池のほうに戻って、白い杜若。


いろいろな花があって、ここは四季おりおりに見栄えのするお庭だろうと思われます。