中土佐町久礼は小さいながらも高知県中部の漁師町で鰹の本場! 大正町市場では、その日の朝どれ・昼どれの新鮮な魚介類が売られ、他にも野菜や手作りお惣菜などが並んで、一番にぎわうのは午後2時過ぎです。
明治の中頃から漁師のおかみさん達が夫や息子が獲ってきた魚をさばいて売り始め、地元の台所となっていましたが、大正4年に大火があって、市場周辺の230戸が焼失した時に、大正天皇から復興支援金350円が届けられたので、ぞれまでの町名、地蔵町を改めて大正町としたのです。
市場の入り口。
入口横に井戸があったけど、今も使われてるのかどうかは不明。
市場の反対側入口。この間のアーケード内に30軒程のお店が並んでいます。
魚屋さんの店先の初ガツオ。
刺身用におろされたアジ。
一夜干しの干物もあります。
市場のめしや、「浜ちゃん」。
魚屋さんで買った魚を料理してもらってご飯と味噌汁をつけて食べられる食堂もあります。
カツオのタタキ定食に、
かつおどんぶりを食べました。
上にのっているのはトロロです。
市場は昼12時頃から夕方まで営業しています。
お休みは1月1日~3日と海が時化たときです。
少し歩くと、ふるさと海岸に出ました。
「土佐の一本釣り」の漫画家、青柳裕介の像がありました。
向こうに見えるのは双名島(ふたなじま)。土佐十景の一つで、近くに「だるま朝日」が見える海岸もあります。
久礼の街は漁師町独特の街並や、高知県内最古220年前の酒蔵が現存している酒造店などがあり、平成23年に漁師町としては初めて国の重要文化的景観に指定されています。