ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

宇治の「花やしき」

2015-05-23 23:34:12 | ぶらり都めぐり
今年の夏はあまりに忙しくてブログの更新もすっかり御無沙汰になっていました。
いまさらですが、大急ぎで遡っておさらいしておきます。

5月下旬のある日、宇治川のほとり「花やしき浮舟園」に行ってきました。

「花屋敷」は今ではレストランや焼き肉処を併設していますが、明治の頃から続く料理旅館です。




すぐ前に宇治川が流れています。




広い敷地の中に古風な建物があり、旅館の若主人だった山本宣治一家が住んでいた建物のようです。山本宣治は労働党の代表として衆議院議員となり、「自由と民主主義」を守るために治安維持法改正に反対する演説をしようとして右翼の凶刃に倒れました。
"山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋しくない背後には大衆が支持しているから" の言葉はあまりにも有名です。
毎年命日の月5日には「山宣墓前祭」が開かれ、その意思を受け継いでいくことが誓われています。



帰りに寄った「福寿園 宇治喫茶館」で宇治茶ソフトとほうじ茶ソフトのダブルソフトを食べました。


ここの二階からも宇治川と中の島がよく見えて、小雨に煙りしっとりとしていい感じでした。この前あたりが鵜飼船の船着き場らしく、屋形船が何艘か泊まっていました。
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世界遺産・下鴨神社境内にマンション!?

2015-05-16 23:24:13 | これでいいのか京都(下鴨神社)
下鴨神社が境内にマンションを作ろうとしている、そんなアホなことがあるかいな!! というので、現地を見に行きました。


京阪出町柳駅から橋を渡って右に曲がるとすぐ一の鳥居があり、ここから表参道が続いています。この右側の土地は少し前まで空き地でしたが、下鴨神社が買い取って赤い柵を巡らせています。



神社に向かって参道を歩いて行くと、かつて社家だった家があり、ここも神社が買い取って資料館にしようと改装しているところです。



石橋があって、小さな川を越えた辺りから両側に高い木が茂り、薄暗くなってきます。(写真のハレーションはお許しを)
この辺りからの参道の両側にマンションが建てられようとしているのです。




右側の研修道場を壊して2棟、左側の駐車場に6棟が建てられる計画です。



反対側の御蔭(みかげ)通りを越えた所から見ると、こうなっています。




研修道場は神社の倉庫として使われており、下鴨神社関係10団体の事務局も入っています。
かなり前には剣道少年達が出入りしていたように思うのですが。



駐車場です。






ここが使えなくなると、参拝者や定期利用者のこれらの車はどこに停めることになるのでしょうか?



駐車場の奥の方は舗装されず、森の気配を残しています。



駐車場の木の葉っぱにぽつぽつと粒のようなものが付いているのは、エノキトガリタマバエが作った巣です。

糺の森は、平安京以前の山城原野に由来するムクノキ、エノキ、ケヤキ等ニレ科の樹木で成っており、古代の森を知る貴重な指標になっています。研修道場や駐車場の辺りにも大木がたくさんあり、生物の営みが繰り返されています。
この度、マンション建設予定地にある95本のニレ科の樹木のうち45本が撤去されることが明らかになりました。毎年市民に呼びかけて植樹を行って糺の森を守ろうとしている神社の姿勢はどうなったのでしょう。



研修道場の側の木は幹にも一面に苔が生えています。しっとりとした森の空気がマンションが建つことによって壊された場合、このような木の姿も見られなくなるでしょう。



御蔭通りの道路幅を広げるということですので、道の横に生えている木も撤去されそうです。



御蔭通りから北側は世界遺産のコアゾーンになっているのでつつけないけれど、南側はバッファゾーンなのでマンションを建ててもいいというものではありません。参道を含めて神社に向かう敬虔な神の領域なのに、参道の両側に人が住んで生活するって、ちょっと違うんではないかなと思います。まして、マンション8棟もの大勢の人間が住むんですからねえ。

下鴨神社はマンションに土地を貸す口実として、次回の式年遷宮の費用捻出のためと言っていますが、その額はこれまでの実績からは大幅な増額だとか、身の丈にあった遷宮で神社と森を維持していくことはできないものでしょうか。

世界遺産の周りの景観も含めて考えようという時代に、これが契機になって寺社の周辺に次々とマンションが建ったり景観が壊されることになっては、、、京都市何とかしなあきませんなあ。

コメント (2)
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今年も苔玉作りました

2015-05-14 21:41:39 | 苔玉
      

前列右から 老爺柿、白花大文字草、フタバアオイ、
後列右から モミジ、エビネ、シダ


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京都市考古資料館(旧西陣織物館)

2015-05-11 02:07:41 | 建物(京大以外の京都府の)
今出川通り堀川西にある京都市考古資料館の建物は、元は西陣織物館として1914(大正3)年に竣工し、西陣織を広く紹介するために展示・販売する施設として、多くの入場者が訪れました。1976(昭和51)年に堀川通り今出川下ルに現在の西陣織会館が建てられた後は、跡地を京都市が買い取り、建物を改修して京都市考古資料館として利用しています。


明治の建物の特徴だった装飾性がなくなり、すっきりとした箱型の外観で、日本におけるモダニズム建築の先駆と言われています。

設計は京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)教授だった本野精吾です。






2015年2月14日(土)~6月21日(日)(月曜日は休館)、「京都市考古資料館と建築家 本野精吾 ~竣工100年を記念して~」展が開催されています。

その中で、3階にある元の貴賓室が日を限定して公開されています。
今後の公開予定日は、5月24日、6月7日・21日(いずれも日曜日)の13:00~16:00です。



1階の中央は吹き抜け階段に通じるホール、左部分は事務スペース、右部分は特別展示コーナーで、現在は「京都市考古資料館と建築家本野精吾」展の展示中です。
 


2階は通常展示スペースで、京都市で発掘された考古資料がたくさん並んでいます。



広々とした階段を上がって3階に行くと、



中央に元の貴賓室があります。






本野精吾が設計した椅子、物入れ、棚が置かれています。



シンプルな装飾です。



部屋の中に2ヶ所暖炉があります。



壁には、竹に千鳥と蝶々が遊ぶ西陣織の模様が取り入れられています。、



壁の下貼り板は組木で模様が描かれています。



床にも組木模様があり、シンプルな中にもモダンなデザインが織り込まれています。



本野精吾の設計した建物はあまりたくさんはありませんが、
本野精吾邸(1924年、京都市北区)も前に見に行ったことがあります。


京都市考古資料館では以前、「ひょうげた器」展もあり、織部やら志野やらのおもしろい陶器を見せてもらいました。
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宇治市植物公園へ

2015-05-07 01:20:40 | ぶらり都めぐり
5月連休最後の日に「宇治市植物公園」に初めて行ってみました。

宇治市の南西部、山城総合運動公園(太陽が丘)と府民ふれあいの森、立命館宇治高校に隣接してあり、近鉄大久保駅または京阪宇治駅からそれぞれバスで10分程で行けます。



入口近くに先ず温室があります。






ゲンペイカズラが大きなつるになって木に巻き付いていました。



ムユウジュ(無憂樹)。
マメ科、仏教三大聖樹の一つです。



オオホウカンボクの華やかな花。
ベネズエラ原産のマメ科の植物です。



食虫植物のサラセニアはこんな花が咲くのだ。



温室を出ると、アカマツ林、コナラ林、モミジ林が続いていて、森林浴をしているようでした。



修景池の中に観月台が浮かんでいます。



池の周りに蓮鉢が並べられていて、かつて京都南部に広がっていて、今は干拓事業で農地になってしまった巨椋池に生えていたハスの品種もたくさん育てられていました。



園の中央にこの植物園のシンボル、「花と水のタペストリー」があります。
季節ごとにデザインが入れ替えられていて、今はコアラ模様でした。
白い部分はシロタエギク、黄色や赤部分はビオラで表現されています。



ナンジャモンジャの木。



ハナビシソウのじゅうたん。




ハーブ園のボリジ。


園内には八重桜の木がたくさんあり、どの木にも品種名が書かれていたので、花が咲いた頃にまた来てみたいものです。
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エビネの季節です

2015-05-03 21:03:26 | その他の植物
       
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