ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

若冲 を見る!

2007-05-31 03:46:41 | ぶらり都めぐり
相国寺で開かれている「若冲展」、27日(日)10時過ぎに行ったら80分待ちというので、諦めて帰り、30日平日の朝10時前に行ってみました。
ねらった通り、平日の朝でしかも土砂降りの、たいして待たなくてもすっと入れました。どうやら開館時間の10時より前から入場させているようでした。

中に入るともうすでにたくさんの人が入っていて、人の頭越しにしか見えなかったり、なかなか先に進めなかったりで、2室見るのに1時間以上はかかりました。特に「動植綵絵」のある部屋に入る前にも人数制限されていてしばらく待たねばなりませんでした。

絵は「すごい」の一語につきます。こんなにたくさんの動植物の絵を精緻に、ダイナミックに、色彩豊かによく描けたものです。狩野派や土佐派のような伝統的な日本画とは全然違う独自の世界に圧倒されました。

        

大混雑の会場でも、とにかく絵が見られて大満足。

この日は先日の失敗から教訓を得て、レインコートに折りたたみ椅子を持ち、持ち物は極力軽くしてデジカメも持たず万全の態勢をとって出かけたかいがありました。

雨も私が行った時はまだましで、入った後に土砂降りになったので、ラッキーでした。あの雨の中でレインコートで立ちんぼうの係の方も大変ご苦労なことでした。

丸紅コレクション 絵画と衣装 美の名品展

2007-05-26 01:12:34 | ぶらり都めぐり
京都文化博物館で5月27日(日)まで開催されている <丸紅コレクション「絵画と衣裳 美の名品」展 ~ボッテイチェリ「美しきシモネッタ」・淀君の辻が花小袖~> に行ってきました。

      


総合商社・丸紅株式会社は美術、工芸、染色など幅広いコレクションを収集、所蔵しています。元は呉服商だったことから先ず時代衣装などの染色分野から集め始め、次第に絵画なども収集するようになったものです。

展示品も絵画作品と染織作品の二部になっていたけれど、私の関心は主に染織作品の方。
淀君の小袖裂をはじめとする近世の小袖、能装束、明治・大正・昭和にかけての意匠のユニークな着物、有名な画家達が着物下絵に描いた図案などがたくさん展示されていて興味しんしんでした。

着物コレクションの一部は丸紅株式会社のホームページでも見られるけれど、やはり質感、色目、大きさなどが目の当たりにできる実物が一番。図録もあったけれど、実物の色目とは全然違うような感じがして買いませんでした。

それにしても、丸紅の財力には脱帽、これだけ文化芸術にお金を費やす企業精神のルーツって何?
次回からはそれを訪ねる旅へと出発です。

旧・山口銀行が「市民が選ぶ文化財」に!

2007-05-26 00:16:26 | 建物(京大以外の京都府の)
今朝の京都新聞によると、旧・北国銀行京都支店(旧・山口銀行)が「市民が選ぶ文化財」に選ばれたそうです。

         

烏丸蛸薬師にあるこの建物は、北国銀行京都支店が閉店してから長らく閉ざされたままでしたが、4月からフローイングカラスマという商業施設として改装オープンし、ビバさんもつい最近探訪してきたところ

近代建築の保全などに取り組んでいる「京都の近代建築を考える会」が、有名でなくても市民に親しまれている建築物を選んで顕彰している「市民が選ぶ文化財」の4件目として指定したものです。

1916(大正5)年、京都文化博物館の旧・日銀京都支店を設計した辰野金吾が設計。「明治時代の様式美の最終期をしのばせるユニークで貴重な建物」だそうです。

やっぱりいい建物だったんだあ

新聞によると、31日午後5時からこの建物でリニューアルに携わった大学教授などによるシンポジウムが行われるそうです。「よい保存例」「悪い保存例」、専門家はどう評価しているんだろう。参加費2,000円でも行ってみたい気がしますぅ。

京都工芸繊維大学創立記念日事業

2007-05-23 03:25:01 | ぶらり都めぐり
記事追加しました。

5月27日(日)京都工芸繊維大学で創立記念日事業が行われます。
本当の創立記念日は5月31日ですが、日曜日に合わせて記念事業を開催するので、31日は休業日となるそうです。

特別講演や科学技術展、ロボット展、京丹後市物産展、附属図書館所蔵貴重資料展などもあるようですが、一番うれしいのは、美術工芸資料館で6月2日まで開催されている「EXHIBITION 尼崎コレクション展」が5月27日は入館無料になることです。10時~17時(入場:16時30分まで)
もう一度見に行かなくっちゃ、洛中洛外図に、大物浦海底之図に、清原雪信に、万博の歴史・・・。


16時から「尼崎コレクション展」関連で並木誠士教授の特別講座もあります。


追加記事:
5月27日(日)、28日(月)の2日間、東側の構内にある附属図書館で所蔵する貴重資料展が開催されます。


テーマ1:名所図会:都のにぎわい 
テーマ2:テキスタイルデザイン 明治から昭和の着物模様の数々が斬新でおもしろいです。

開催時間 両日とも10時~16時
開催場所 附属図書館1階

旧・山口銀行が変身して登場!

2007-05-21 00:13:13 | 建物(京大以外の京都府の)
烏丸蛸薬師西南角にある赤レンガに緑の塔が屋根の上にある建物、旧・山口銀行京都支店が長く閉められたままでしたが、商業施設になって蘇っています。

前の姿はこれ。
1916(大正5)年、辰野・片岡建築事務所の設計。

今はこれ。
外見は窓枠の色が黒くなって、黒い窓庇が出ただけのように見えますが、



1階はカフェダイニングに、

2階はボディスタジオやスパになっていました。

建物偵察のため、1階のカフェダイニングでお食事をとることにしました。
写真ではよくわかりませんが、あの階段が前よりも素敵そうに見えて、この建物内部では最も目を引くメイン部分だと思いました。

銀行だった時の客用フロアと執務フロアの間の仕切りが取り払われ、柱だけが残されていました。
刺繍のトートバッグやポーチ等のグッズを販売していたり、元の金庫室もクラフトギャラリーになっていました。


執務フロアの部分がダイニング室になっています。元の客用フロア部分は半分厨房で、半分イートインコーナーになっていました。

期間限定という「海水ウニのパスタ」をいただきました。
お皿が大きいので、パスタの部分が小さく見えて、「えっ、1,600円でこんだけー?」と思いましたが、食べてみると結構量もあっておなかがふくれました。海水で洗ってあるのでウニのくさみがなく、おいしかったのですが、薄味好みのビバさんにとっては少し辛く感じました。

お食事のあと、あの素敵な階段を上がって2階の様子も見せていただきました。

広々としたスペース、ボディスタジオです。
ヨガや、ピラティス、フラダンス等ができます、入会金5,000円、月謝15,000円、1回3,000円で。

小さな部屋が4つほどあって、「スパ」になっています。
「スパ」って、ボディトリートメントだとか、フェイシャルトリートメントだとかしてくれるところらしい。けど、とにかくチョーお高くて、永遠に縁のない世界だと思った。
それから何と!柱は元の形を残しているけれど、私の気にいっていた柱の付け根の天井の模様がなくなっているではないか!(涙・涙・・)1室は浴室になって完全に変形してしまっているし!


とにかくこんな形でも残していただいてありがたいです、とは思います。
ああ、でもでもあまりの変身にショックショックショックです。

2007年5月近江商人を訪ねる旅 もくじ

2007-05-14 02:24:47 | 近江の国
2007年5月13日、近江商人を訪ねる旅に行ってきました。




  


近江商人を訪ねる旅<日野>

2007-05-14 02:22:42 | 近江の国
最後に訪れたのは日野町、ここも近江商人の里としてはずせない所です。

近江日野商人館(日野町立歴史民俗資料館)。山中兵右衛門の旧宅。
山中兵右衛門は1704(宝永元)年より日野椀の行商から始めて、酒の醸造と販売を業としてきています。
ここを訪れるのは3度目です。

玄関に駕籠と車石が展示してあります。
車石は大津から三条あたりの東海道に荷車の轍が通りやすいように溝を掘った石をならべたもの。財をなした近江商人が地域社会の環境改善や文化の向上に出費した例として、車石の設置が挙げられています。

1階のお座敷。この建物は昭和11年の新築ですが、とてもよい材質の木材を使用して建てられています。

二階には日野近江商人のいろいろな資料が展示されています。
日野小学校前にある天秤棒を持った商人像の写真も。



ついでに、近くにあるシャクナゲ寺(慈眼院)にも寄りました。

シャクナゲはほとんど咲き終わっていましたが、わずかにこれだけが残っていました。

昨年5月3日にシャクナゲが満開だった様子

近江商人を訪ねる旅<近江商人郷土館・生活館>

2007-05-14 02:19:26 | 近江の国
母屋部分は生活館として公開され、当時の商人や家族、店員の生活をうかがい知ることができるようになっています。

入ってみると、ここもまたお宝の山でした。
伊井家から拝領した絵画や陶器などと、和漢の古典や実用書等の古書籍、茶道の手習い本や道具類などたくさんあって、商家の教養の高さがよくわかりました。
何しろ、一つの蔵が典籍類だけでいっぱいなのです。



お庭の手入れも行き届いています。

箱階段。とても幅が広いです。

屋敷に続いて蔵がいくつもあります。

家の中に井戸があります。

おおっ!茶弁当ですぞ。>もちや様。

こちらはお燗の道具?

茶壷もいっぱい。

家の中に水路をひいて、洗い物などをする「川戸」。

浴衣の紋型板。

石臼もありましたぞな。


近江商人を訪ねる旅<近江商人郷土館・資料館>

2007-05-14 02:17:36 | 近江の国
近江商人を訪ねる旅、次に訪ねたのは東近江市小田苅町にある「近江商人郷土館」。


元は豪商小林吟右衛門の店舗と屋敷だったのを財団法人にして公開し、商用具、家具、古文書等を展示しています。

入館料 大人500円(資料館、生活館両方見れます) 
開館10時~16時 
月曜、12月~2月休館

蔵を利用した資料館。
昔のお店の様子を再現したところ。
「小林」の名前入り千両箱があります。

商いの旅に使った道中合羽と天秤棒、帳面類・看板その他の商用具類が展示されています。

小林家がシンボルとしたのは香辛料の丁子、このマークがいろいろなところに使われています。
丁子屋林吟右衛門から「ちょうぎん」と号し、やがてチョーギン株式会社に発展しました。
元は1798(寛政10)年に創業、織物卸業、金融業を江戸、大阪、京で営み、伊井家御用達となり、苗字帯刀を許され、伊井家の本陣ともなりました。
幕末には、桜田門外の変の様子を江戸店から京店に連絡し、伊井家にも知らせた文書が残っています。
小林家は河川、道路などの公共事業や教育、福祉などへの貢献も努め、明治になってからは近江鉄道の計画にも参与し、その資料も展示されています。

何棟もの大きな蔵と屋敷が軒を連ねています。

近江商人恐るべし! スケールの大きさにびっくりしました。

ヴォーリズの豊郷小学校

2007-05-14 02:15:36 | 建物(滋賀県)
伊藤忠兵衛記念館のすぐ近くにあの豊郷(とよさと)小学校がありました。
ヴォーリズの建築物を保存するか破壊するかでもめにもめて全国的に有名になったあの豊郷小学校です。
あの横暴な大野町長に危うく壊されそうになりながら、裁判所の判断が出て保存されることになり、こうして目にすることができました。(うれし涙)

豊郷小学校は、1937(昭和12)年、伊藤忠兵衛商店(現在の商社「丸紅」)の専務だった古川鉄次郎氏の寄贈により、ヴォーリズが設計、竹中工務店が施工したものです。

横から見たところ。

裏から見たところ。

通りすがりだったので残念ながら写真はこれだけ、中に入ってウサギとカメのいる階段の手すりも見たかったけれどできませんでした。

運動場をはさんで裏側に新しい校舎が建っていました。工事代金は約19億2000万円。
大野前町長(4月の滋賀県議選に立候補するために町長を辞め、県議選で落選)が強引に建てた新校舎の工事代金の業者への支払いを差し止める判決が4月13日に最高裁で出ています。

近江商人を訪ねる旅<丸紅発祥の地>

2007-05-14 02:13:38 | 近江の国
5月13日、「中山道と近江商人を訪ねるドライブ」に行きました。

乗せてもらって行くドライブなので、どこをどう走っているのか詳しくはよくわからないうちに、彦根を通ってまもなく、旧中山道らしき道に入り、古い家並みや松並木のある街道を走って、やがて着いたのは、高宮の宿から間(あい)の宿。


あたりにはあちこちに中山道の名残を残す遺跡が残されていました。

その近くにあったのは、丸紅創始者伊藤忠兵衛の旧家。
見越しの松に黒塀の家です。

記念館となって公開されていますが、あいにく日曜日は休館でした。

伊藤忠兵衛は、滋賀県犬上郡豊郷町に生まれ、1858(安政5)年に近江麻布の持下り行商を始めたので、この年が丸紅の創業の年となっています。
明治になって、大阪に店を構え、店の暖簾に丸の中に「紅」と記したので、社名を「丸紅」というようになりました。
大正、昭和と幅広く事業を拡大し、やがて丸紅と伊藤忠商事の両社へと発展していくのです。


その近くに広大な空き地があり、「くれない園」という名で伊藤忠兵衛の顕彰碑が立てられています。

隣に忠兵衛の兄、長兵衛の屋敷跡もあります。
長兵衛も呉服卸商から財をなし、豊郷病院創設に資金援助をしています。

豊郷町の旧中山道沿いの地に、天秤棒をかついで行商をしていた近江商人から現代の総合商社へ、大躍進を遂げた丸紅のルーツをほんの少し垣間見ることができました。

丸紅の沿革について詳しくはこちらに。

京都大学留学生ラウンジ「きずな」

2007-05-08 02:18:42 | 建物(京大)
京大本部事務局棟の南東にあるこじんまりとしたレンガ造り瓦拭きの平屋洋館です。
元は理学部物理学教室輻射学及び放射線研究室・防災研究所事務室でしたが、2002年春からは留学生と日本人学生および教職員との交流のためのスペースとなっています。



1916(大正5)年築。
 設計:永瀬狂三・山本治兵衛







井出ヶ鼻井堰

2007-05-08 01:30:14 | 松ヶ崎村風土記
松ヶ崎井出ヶ鼻町こどもの楽園入り口前の高野川からの取水口「井出ヶ鼻井堰」です。
橋の向こう側突き当たりがこどもの楽園の入り口です。




竣工記念碑がありました。
昭和63年の台風で水門が破損したので、それまでの手動式から自動式の巻き上げゲートに変えたとあります。
雨がたくさん降る日にはここの水門を閉じて下流の住宅地や田畑に水があふれないように調節してくれているのです。これもありがたいことです。

リサとガスパール&ペネロペ展

2007-05-06 01:06:13 | その他


4月26日~5月27日、JR京都伊勢丹7階にある美術館「えき」KYOTOで開催されている「リサとガスパール&ペネロペ展」に行ってきました。
かわい~い


会場入り口にある大きなぬいぐるみ。


グッズをたくさん仕入れてきました。
かわい~いかわい~いかわい~い

伊勢丹内の4ヶ所を巡ってスタンプを集め、缶バッジももらいました。