淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「今今と今という間に今ぞ無く 今という間に今ぞ過ぎ行く」124

2023年11月15日 | Weblog
 晴れている。
 週間天気予報を見てみたら、荒れた天候の日もあるけれど、概ね最高気温は10度以上で推移していた。気温がこの時期にしては以上に高い。しかしその一方で、北海道の一部では記録的なドカ雪が降ったという。極端なのだ、気候変動があまりにも。
 やはり地球はおかしくなっている。


 最近はニュースを観ていてもウンザリする事件ばっかりで、観ていて心底めげてしまう。なので、たまに観ているのが辛くなってきてチャンネルをいきなり変えてしまうことがよくある。
 特にイスラエルのパレスチナ侵攻のニュース映像を観ていると、怒りのような感情と同時に遣る瀬無さが襲って来て、何処に感情をぶつけたらいいのか分からなくなる。
 それにしても、人間という動物はなんでこうも学習しないんだろう? 人間の歴史が始まってから今まで、ひたすら争いごとに終始して殺し合うことにのみ明け暮れている。
 そしてまた最近は、セクハラやパワハラ関連のニュースで溢れ返っていて、「宝塚」での虐め問題が発覚したと思ったら、今度は、会場建設費の増額で批判が高まっている大阪万博開催に関連して、自見英子担当大臣がパワハラ行為をしていたということで元官僚から告発を受けているのだという。「言うことを聞かなければ飛ばすわよ!」と叱責を繰り返し、10分おきに部下への電話が鳴り続けるらしい。
 やれやれ・・・。


 そんな今日は水曜日。
 朝から会議会議の連続で、最後の会議が終わって外に出たらもう真っ暗で、冷たい風だけが淋しく吹いていた。
 6時には家に帰り、「あんかけ焼きそば」をレンジでチンして食べた。それでもまだお腹が空いていたので、おにぎりも一個お茶と一緒に流し込む。



 テレビを点ける気にもなれず、シーンと静まり返った部屋で暫く黙ったまま目を瞑っていた。
 温度計を見たらちょうど5度。ああ、そういえば暖房を入れていなかったんだ。そんなことにも気づかない自分に少し呆れ、苦笑いを浮かべて暖房のスイッチを入れる。



 今今と今という間に今ぞ無く、今という間に今ぞ過ぎ行く・・・。
 さあ。もうそろそろ動かなきゃ。








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「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」123

2023年11月14日 | Weblog
 寒い日々が続いてる。
 この街は冬になると青空が消えてしまう。もちろん冬でも快晴の日や時間帯によっては太陽が覗いて暖気になったりもするけれど、飽きるくらい雪が降り積もり、吹雪が街を舞う。そんな冬がまたやって来た。
 今日も朝から冷たい雨が降っていて、憂鬱な空が一面に広がっている。本当に気が滅入る。
 一限目に大きな教室での講義があって、それを終え、今度は4年生の卒業論文指導に入った。午後からも授業だったので、早めに学食で昼食を摂ったらお昼休みが少しだけ生まれた。
 部屋で机に座ってスマホでネットを見ていると、ニューアルバム「ハックニー・ダイアモンズ」をリリースしたばかりの「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーに関する記事が載っていた。「80歳とは思えない!」という彼への驚嘆と賛辞を送るそんな記事だった。ミック・ジャガーとキース・リチャーズは80歳と79歳、そしてロン・ウッドは76歳になる。



 ミック・ジャガーの最近写した写真なんかを見てみると、その筋肉質で締まった身体に心底吃驚してしまう。キースだってそうだ。ロンも同じである。
 そんな3人が18年ぶりのスタジオアルバムを完成させただけでも凄いのに、コンサートも行うという。
 化け物という以外の言葉が見つからない。
 ネット記事では、日本の医学博士による「なぜミックは80歳なのに元気溌剌としていられるのか」についてのコメントも載っていた。
 ミック・ジャガーの生き甲斐とは「ロック」。そしてもう一つが「ラブ&セックス」だという。
 ミックの1回のステージでの走行距離は20キロ。過酷なワールドツアーを乗り切るために10キロを超える走り込みと、水泳やエアロバイク、バレエのレッスンまでしているそうだ。
 80歳で! 80歳が!
 また彼には5人の女性との間に8人の子どもがいて、現在のパートナーは43歳下のバレエダンサーで、生まれた息子が6歳。さらに今でも肉食主体で、たんぱく質を多く摂る食生活を続けており、早寝早起きを実践しているという。
  ネット記事は、「朝早く活動すると、セロトニンが分泌され、夜になると、セロトニンを材料にしたメラトニンが生成される。メラトニンは誘眠物質で良質な睡眠に欠かせない。ミック・ジャガーは食事や運動、睡眠の面でセロトニンがうまく機能するような理想的な生活で、それゆえ若さをキープできているのだと思う」と最後に結んでいた。



 昔、映画館で観た「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」(1985年)という森崎東監督の松竹映画をふと思い出してしまった。凄いタイトルで、今でも時々浮かんだりすることがある。
 倍賞美津子がストリッパー役で主演した喜劇映画だったけれど、確かこの映画、その年の「キネマ旬報邦画ベストテン」入りしたはずだ。

 生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言・・・。
 生きているうちが花である。死んだらそれでおしまいだ。当たり前だけれど極々真っ当な正論である。
 だから遊ぼう。ただただ、楽しく、そして面白く、徹底的に遊び尽そう。そう思う。
 生きているうちが花なんだ。死んだらそれまでだ。すべてが終わる。
 


 
 

 

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傑作「セブン」「ファイト・クラブ」のデビッド・フィンチャー監督による話題の最新作映画「ザ・キラー」を観た。122

2023年11月13日 | Weblog
 現在、東京では「池袋」「渋谷」「新宿」の映画館、そして大阪や京都、福岡などでも封切り上映されている、ほっかほっかの最新作映画(東北や青森県内の映画館では上映されていないけど)「ザ・キラー」。
 監督が、傑作「セブン」や「ファイト・クラブ」や「ソーシャル・ネットワーク」などを生み出した鬼才デビッド・フィンチャーで、アカデミー賞10部門にノミネートされた前作「Mank マンク」に続き、「Netflix」のオリジナル映画として制作された作品だ。
 そんな超話題作が、わざわざ東京まで新幹線に乗って出かけ、混雑している新宿や渋谷や池袋の映画館へと足を運ばなくても、この青森、しかも自宅のテレビでゆったり観ることが出来るのだ、さすが「Netflix」!





 なので、昨日、ビートルズの「青盤」を聴き終わった午後、暖房を点けた暖かな部屋の中で熱い珈琲を飲み、ひとり寝転がって観させていただきました。マイケル・ファスベンダーが主演した、大好きなデビッド・フィンチャー監督によるサスペンススリラー映画「ザ・キラー」を、劇場封切りと同時に配信してくれた「Netflix」に深く感謝しながら。



 この映画で、マイケル・ファスベンダーはクールで寡黙な凄腕暗殺者を演じている。
 ある日、スナイパーの彼は人気のないパリ市内のビルの一室に籠り、道路を隔てた向かいの高層マンションに住む一人の標的を射撃するため、その僅かなタイミングを狙っていた。
 ところが彼は、ちょっとした偶然が重なったことで暗殺に失敗し、逆に依頼主から命を狙われてしまう。そのことで恋人も瀕死の重傷を負わされ、彼は復讐するため一転反撃へと打って出る・・・。



 いつものデビッド・フィンチャーがここにいる。
 ひんやりとした冷気が映画の中を漂い、過剰なセリフを排した研ぎ澄まされた鋭利なナイフのような感覚が画面を行き交ってゆく。
 凄く効果的に使われているのが「ザ・スミス」の楽曲で、その曲が幾つも流れ、冷めたダークな映画を一層際立たせている。
 「セブン」や「ファイト・クラブ」を超えた作品とまではいかないけれど、デビッド・フィンチャーご贔屓ファンなら絶対に観て損はない。








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「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」いわゆる「青盤」の「2023エディション」を聴く、朝から氷雨がひたすら降り続けている日曜日の朝」121

2023年11月12日 | Weblog
 日曜日。
 起きてすぐさま窓を開けてみた。雪が積もっているんだろうか?
 ところが雪はまったく降っておらず、ただ冷たそうな雨が地面を濡らしている、ただそれだけだった。
 それでもかなり寒く、直ぐに暖房を点けて着替えをした。
 今日は11時45分からの「シェイプ・ザ・ボクシング」と13時からの筋トレを主体にした「Z180」というエクササイズをジムで予約していたのだけれど、なんか面倒になってきて、スマホでドタキャンした。
 今日は家でゆっくり過ごすことにしよう。



 ガソリンスタンドで給油をしたそのついでにコンビニで朝飯を買って帰り、部屋に籠って「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」いわゆる「青盤」の「2023エディション」を聴く。
 それでもまだ時間は午前の9時。
 氷雨は止まずに降り続けている。



 「青盤」に新たに収録されている曲は全部で9曲。
 「アイ・アム・ザ・ウォルラス 」や「フール・オン・ザ・ヒル」や「マジカル・ミステリー・ツアー」や「レボリューション 」などの楽曲で、最後に話題の新曲「ナウ・アンド・ゼン」が収録されている。
 いわゆるビートルズ後期の代表曲たちだ。



 ビートルズのベスト盤として位置づけられているこの「赤盤」と「青盤」は、当時ジョージ・ハリスンが選曲したもので、中々いい塩梅の選曲だった。それが今回の「2023エディション」では新たに合わせて21曲加わったことで、ネットの書き込みでは、そのセレクトに関しての批判も結構載っていた。確かにオリジナルの「赤盤」と「青盤」を慣れしたんで聴き続けてきたファンには、少し違和感があるのかもしれない。
 でも個人的にそれはない。



 それにしても、こうしてまたビートルズの新たにリリースされたアルバムを聴いていても、まったく飽きが来ないというのは何故なんだろう?
 一年を通して春夏秋冬、必ずといっていいほど何度も聴き込んでいるのに、いつも新たな発見があり、新鮮さは失われない。
 それは、ビートルズだけじゃなくて、ローリング・ストーンズもそうだし、レッド・ツェッペリンも同様だ。何度繰り返して聴いていても、また思い出したように聴きたくなって、アルバムに手を伸ばしてしまう自分がいるのだ。

 暖かい部屋で独り、今日もこうして「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」の「2023エディション」を聴く。
 まだ時間は午前11時半。初冬の憂鬱な雲が流れ、相変わらず冷たい雨が降っている。
 ―太陽が顔を出す だから僕は言うのさ もう大丈夫と―
 そんなふうに、ジョージが「ヒア・カム・ザ・サン」を歌ってる。
 





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「ザ・ビートルズ 1962年~1966年」いわゆる「赤盤」の「2023エディション」を聴く、初雪舞う寒い土曜日の遅い午後。120

2023年11月11日 | Weblog
 雪が降っている。
 初雪である。それでも雨混じりのみぞれで即積もるという感じゃない。今日は11月11日の土曜日、まだタイヤ交換をしていなくて少し焦ったけれど、なんとかなるさと思って車を出して「スポーツ・ジム」へ行き、「シェイプ・ザ・ボクシング」のエクササイズを45分間やった。ジムで汗を掻いている間も外が気になって落ち着かなかった。「雪が積もっていたらどうしよう。夏タイヤじゃ帰れない・・・」。でも終わってジムを出たら、まだ濡れ雪が降っているだけで積雪はなかった。



 ほっとしてみぞれが降りしきる中、家へと戻り、金曜日に「Amazon」から届いた「ザ・ビートルズ 1962年~1966年」2023エディションを聴く。
 とにかく、ビートルズ最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」が凄い勢いで世界中のチャートを席巻している。イギリスでは週間全英シングルチャートで42位初登場すると瞬く間に最新チャートで1位を獲得してしまった。これって1969年の「ジョンとヨーコのバラード」以来となる54年ぶりのシングル1位を記録したことになるらしい。



 そして今回、改めてリリースされたアルバムが、「ザ・ビートルズ1967年~1970年」と「ザ・ビートルズ1962年~1966年」、つまり「赤盤」、「青盤」と呼ばれている彼らのベスト・アルバムの「2023エディション」盤だ。
 昔リリースされた「赤盤」と「青盤」にはなかった、新たに追加された21曲(「赤盤」に12曲、そして「青盤」には9曲)が今回加わっている。



 もちろん、CDで「赤盤」と「青盤」は持っているけれど、これまたビートルズ・ファンの悲しいサガで買っちゃいました最新盤の「2023エディション」も。
 一気にCDにして4枚を続けざまに聴くのも勿体なく、今日の土曜日は「ザ・ビートルズ1962年~1966年」を、明日の日曜日は新曲「ナウ・アンド・ゼン」が入っている「ザ・ビートルズ1967年~1970年」を聴いて行こうと決めた。



 ・・・夕方になってもみぞれ混じりの雪が止む気配はない。
 もしかしたら今夜から根雪になるんだろうか。外はかなり寒い。窓硝子に冷たい水滴が張り付いてる。嫌いな冬の到来だ。
 でもいいんだ。
 ビートルズがいる。最強の味方のジョンとポールとジョージとリンゴがいる。
 頑張るぞ。







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ゴジラ生誕70周年記念映画、山崎貴監督による「ゴジラ−1.0」。時代設定も含めこれはこれで面白く楽しめた。119

2023年11月10日 | Weblog
 自慢じゃないけど、映画「ゴジラ」シリーズは、これまで第一作となる白黒映画「ゴジラ」から(その第一作とアンギラスが登場した第二作目「ゴジラの逆襲」を観たのは残念ながらテレビだったけど・・・)すべての作品を観ている。ただし、アニメで制作された「三部作」映画は除いてだ。ハリウッドで作られた「ゴジラ」シリーズも含め、とにかくゴジラ全作品をこれまで観続けてきたという自負がある。
 その中でやはり突出して良かったのは、庵野秀明が深く関わった「シン・ゴジラ」(2016)だろう。それまでのある意味「予定調和」な展開だった物語設定を全部ぶっ壊し、観客に対して意表を突く大胆な「新・ゴジラ」を提示した、画期的な作品だったと思う。



 そうなると、新たなゴジラ像とこれまでとは異なる次なるステージを我々観る側に見せつけてくれないと納得しないのは当然で、実はこの新作「ゴジラ−1.0」が制作されるというニュースを初めて聞いた時、一抹の不安が頭を過ったのもまた事実だった。
 「シンゴジラ」を超えるようなゴジラ像を生み出すことなんて果たして可能なんだろうかと・・・。
 そんな複雑な感情を抱きながらも遂に観てきました、ゴジラ生誕70周年記念映画、山崎貴監督による「ゴジラ−1.0」を。

 映画館は結構混んでいた。それも中高年が多かった。
 まずはそのストーリー設定が意表を突く。
 舞台が戦後の混乱期なのだ。
 主人公は「特攻隊」で死ぬ覚悟を決めていたにも関わらず、気の弱さから果たせなかった帰還兵(神木隆之介)の敷島という男性だ。
 彼は後ろめたさを抱えながら終戦間もない混乱の東京へと辿り着くのだが、ふとしたことで出会った女性(浜辺美波)と幼子との共同生活を強いられることになる。
 そんなある日、戦時中に遭遇して九死に一生を得たことがあった謎の怪獣が、何故か巨大化して東京の街に出現したことを知る・・・。



 そう来たか。
 観ながら思わず唸ってしまった。
 これまでも「ゴジラ」シリーズを手掛けてきた山崎貴監督、さすがに心得ていて、VFXのハイクオリティをも含め、嘗め回すようにしながら下からゴジラを掬い挙げて撮ったり、あるいは暴れ回るゴジラの全貌を頭上高く鳥瞰して撮ったりと、様々な工夫を凝らしている。
 ゴジラの狂暴性と重量感、そして人間たちの描き方、どれをとっても上手い演出だ。 
 なので「シン・ゴジラ」と比較して語るべき映画などではなく、最新作の「ゴジラ−1.0」、これはこれで正しい方法論だったと思う。
 面白かった。






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「晩秋の夜長は部屋の中で独りjazz三昧。チャーリー・パーカーにMJQにキース・ジャレットにビル・エヴァンスに・・・」118

2023年11月09日 | Weblog
 無性にjazzを聴きたくなる夜がある。
 もちろん、夜だけじゃない。日中、仕事の打ち合わせとかで外に出たりするときなんか、車の中で急にjazzが聴きたくなって流すときもあったりする。
 聴きたくなる時期というのもまたあって、秋や冬の季節は特にそうだ。人恋しくなる淋しい季節に聴くjazzは心底沁みる。
 ロックなんかに比べると持っているCDの枚数もそれほど多くはないので、昔から気に入っているアーティストのアルバムを繰り返して聴いている。
 マイルス・ディヴィス、チャーリー・パーカー、ビル・エヴァンス、スタン・ゲッツ、キース・ジャレットなんかがそうだ。

 

 マイルス・デイヴィスのアルバムはほぼ全作USBに入れてあるので、ディスプレーに出したアルバム・ジャケットの中からその日の気分でピックアップする。最近はマイルスに限らず、新しめのアルバムよりは古い時代のアルバムを好んで聴いている。



 ここ数日聴いていたのは、キース・ジャレットのピアノ・ソロ「ケルン・コンサート」(これは久しぶりに聴いた)、チャーリー・パーカーがディジー・ガレスピーと一緒に組んだ歴史的名盤と言われている「バード&ディズ」、それからビル・エヴァンス・トリオのこれまた名盤中の名盤「ワルツ・フォー・デビー」とMJQの「ラスト・コンサート」(これまた癒される)。

 

 昔は毎晩通った行きつけのjazzバーがあって、そこが「逃げ場」というか「心の拠り所」というか「隠れ家」だった。もう今はその店も無くなってしまった。なので、家で部屋に閉じ籠り、独り静かに聴いている。
 Jazzっていい。五臓六腑に染み渡る。










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「今日は立冬。朝から冷たい雨が街を濡らしていて、静謐な冬の匂いが街中微かに漂ってる」117

2023年11月08日 | Weblog
 今日は二十四節気の「立冬」だ。
 立冬の次が「小雪」で、冷たい雨が雪へと変わり、雪が積もり始める「大雪」、そしてその次には昼が一年中で一番短くなる「冬至」がやって来る。
 この街はそんな感じで、少しずつ冬がゆっくりと浸食し始めているけれど、都内では昨日の最高気温が27度超えだったそうで、これでなんと今年143日目の「夏日」を記録したそうだ。143日間も「夏日」に見舞われるということは、1年間のうちの約4割が夏だということだ。異常を通り越している。もうこの国に「春」と「秋」はなくなってしまった。
 地球はいつまでもつんだろうか?



 そんな昨日の夜は、冷たい雨が降って暴風が吹き荒れる中、夕食を済ませてすぐ「ジム」に行った。
 お腹を鍛える「ターゲット・アブス」まで1時間ほど時間があったので、「エアロバイク」に跨って有酸素運動をやった。結局、40分間、14キロを漕ぎ、300キロカロリーの消費だった。
 「エアロバイク」を漕ぎながら1台1台の器具に備え付けられているテレビ画面で7時のNHKニュースを観ていたら、ガザ地区の惨状が映し出されていた。
 ガザの保健省の発表として、子ども4237人を含む1万人もの死亡が確認されたという。子ども4237人って・・・。
 これはもうジェノサイドだろう!



 それにしても、イスラエルもそうだけど、アメリカもアメリカで、ましてやハマスも酷過ぎる。仮にこの悲惨極まりない争いが終結し、イスラエルがハマスを排除してパレスチナ自治政府に統治を委ねたとしたって、このパレスチナ自治政府内には腐敗と汚職が蔓延しているという報道もあり、パレスチナ人の支持も低いという。それはアメリカ政府もイスラエル政府もおんなじで、国民の支持率は低く、かなりの綱渡り運営を強いられているわけで・・・。
 そんな辛い報道を目の当たりにしながら、このオレときたら、「エアロバイク」に跨って自分の健康保持のためにせっせとペダルを踏み込んで、カロリー消費を気にしてる。
 ああ!



 45分間の「ターゲット・アブス」を終えて、たっぷりと掻いた汗を拭きながらジムのお風呂に入って外に出た。
 真っ暗闇の空から、まだ引っ切り無しに冷たい晩秋の雨が降り注いでいる。
 車のドアを開けて運転席に座った。
 時間は夜の9時を既に回っている。
 夜の雨が降る。冷たい雨が。
 なぜか車を動かすことが躊躇われ、風がぴゅーぴゅー音を立て、雨がフロントガラスを濡らすジムの駐車場に車を停めたまま、「キング・クリムゾン」の「太陽と戦慄」をただ薄ぼんやり聴いていた・・・。
 今日もこうして終わってゆく。

 
 
 



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「運のいい人」116

2023年11月07日 | Weblog
 イギリスで実際に行われたある調査がある。
 52歳から79歳の約3800人を対象に行われた調査だという。まず最初に、被験者に対して複数の質問に答えてもらい、そのことで被験者一人ひとりの「幸福度」を評価するという調査である。そして「幸福度」を調査したその5年後、被験者たちの状況を徹底的に追跡調査して発表されたものだ。
 結果、もっとも「幸福度」が高いグループの死亡率が3.6%たったのに対して、最も幸福度が低かったグループの死亡率は7.3%と、幸福度が高いグループの約2倍になったという。
 そしてそこに年齢だったり生活習慣だったりと、別のあらゆる要因を考慮したところ、幸福を主観的に感じている人は、感じていない人よりも、死亡率が35%低くなるという結果が導き出されたのだ。
 人体には、その人の心の調子によって変わって来る免疫系の物質が存在している。つまり主観的に幸福を感じている人はその物質のバランスがよくなるということらしい。
 たとえば「感染症」にかかると細胞にウイルスが侵入してその細胞を乗っ取り、ウイルスは自らを増殖させようとする。ところがその時、「ナチュラルキラー細胞」という我々の味方となる細胞が現れて、悪いウイルスを殺してくれるわけだ。
 人間って、どんなに若くて健康な人であったとしても、体内には数十から数千個のがん細胞が毎日生まれているんだけれど(毎日である! 毎日!)、それを次々に排除してくれるのもこの善玉「ナチュラルキラー細胞」なのだ。 



 これらのことはすべて、【新版 科学がつきとめた「運のいい人」】中野信子氏の著書からの引用で受け売りだ。
 中野信子氏は、いま売れっ子の脳科学者、医学博士である。
 脳科学者がつきとめた、「運のいい人」だけがやっている「思考」と「行動」について分かりやすく述べている本で、2日もあれば読んでしまえる。
 「自分は運が悪い」と思っていても、「運」というものは必ずしもその人がもともと持っていたり生まれつき決まっていたりするものではなく、「その人の考え方と行動パターンによって変わる」と説き、「運がいい人」は「運が良くなる」考え方や行動パターンを習慣づけているからたと彼女は力説する。
 「運のいい人は世界の中心に自分をすえ」、「自分は運がいい」と決め込み、「他人と共に生きること」を目指しているから「運がいい」んだと。脳そのものを「運のいい脳」に変えちゃえばいいんだと。

 【新版 科学がつきとめた「運のいい人」】、それほど新奇な提案をしているわけじゃなくて、内容はいたってシンプルだ。
 当然、そんなこと改めて言われなくても分かっちゃいるんだけど・・・。






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JUJUの最新作「スナックJUJU 〜夜のRequest〜 『帰ってきたママ』」を含めたJUJUのカヴァー・アルバムに滅茶苦茶ハマってる。115

2023年11月06日 | Weblog
 最近はほとんど行かなくなってしまった「スナック」。昔はよく2次会とかで足蹴く通ったものだ。午前様は毎度のことだった。
 コロナ禍が一応終息の兆しを見せ、少しずつ「飲み会」も復活してからも、月に2~3度程度色んな会合や仲間同士の集まりに誘われて飲むことが多くなったけれど、今は2次会には参加せず1次会で即帰っている。
 先日も東京から青森市内に進出している某大企業のCEOと飲む機会があって、その1次会が終わったあと、「さあ、次、行きましょう。もう2次会の場所用意してありますから」と言われ、市内の歓楽街「本町」にある一番高級な「CLUB」に誘われたのだけれど(綺麗なママさんたちが直々に迎えにまで来てくれた)、丁寧にお断りしてタクシーで帰ってしまった。
 面倒臭いのだ。早く家に帰ってゆっくりしていたい。お酒を飲むと滅茶苦茶眠いし・・・。
 そんなこと、昔なら絶対に考えられないことだった。第一、綺麗な女性が居る店に行かないなんて有り得ないことだった。ナイトクラビングこそが男として最高の生き甲斐だった。
 ということは、もう男として終わっちゃったんだろうか・・・。マズい。これはマズい。



 昔よく通っていた「スナック」なんかで歌う曲もたくさんあって、ママさんやキャストの女性とのデュエットなら「ロンリーチャップリン」に決まっていた。
 そんな懐かしい時代の匂いを感じさせるアルバムがある。JUJUのアルバムだ。
 JUJUの昭和ヒット邦楽カヴァーアルバムは既にもう「Request」や「スナックJUJU ~夜のRequest~ 」など何枚かリリースされているけれど、今回新たに発表された、アルバム「スナックJUJU 〜夜のRequest〜 『帰ってきたママ』」がすんごくいい。

 

 アン・ルイスの「あゝ無情」から始まって、「異邦人」、「魅せられて(エーゲ海のテーマ)」、「飾りじゃないのよ涙は」、「じれったい」(この曲も個人的に「スナック」でのカラオケ・レパートリーです)、「プレイバックpart2」、「時の流れに身をまかせ」などが収録されている。
 昭和歌謡が好きなら感涙ものだ。



 そしてなんと、2024年2月17日には東京ドームで、史上最大のスナック「ソニー銀行presents ジュジュ苑スーパーライブ スナックJUJU 東京ドーム店 ~ママがJUJU 20周年を盛大にお祝い!! 一夜限りの大人の歌謡祭~」が開催されるというではないか。
 即、チケットをネットで申し込んだ。抽選結果はまだですが・・・。









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「もうなにひとつなにも考えまい。風を思え」114

2023年11月05日 | Weblog
 わたしたちの脳には、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が幾つか存在している。これらの神経伝達物質はわたしたちの気持ちを動かす大切な物質だ。
 たとえば、セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンを制御して精神を安定させる働きをする神経伝達物質で、セロトニンが不足すると、慢性的ストレスや疲労感やイライラ、向上心の低下、仕事への意欲低下、協調性の欠如、うつ症状、不眠といった症状が現れる。セロトニンの分泌には日光を浴びることが欠かせない。 運動に関しても同様で、一定のリズムで運動を行うとセロトニンの分泌を高めてくれると言われている。
 やはり、陽の光なのだ。陽の光を浴びること、これがセロトニンを引き出す大きなちからとなる。
 そして、ドーパミン。
 ドーパミンは快楽物質とも呼ばれている。楽しいことをしている時や何らかの目標を達成したとき、他人に褒められたときなどに分泌される神経伝達物質だ。 やる気を出してくれるのもドーパミンの作用だといえる。 ある行為でドーパミンが放出されて快感を得ると、脳がそれを学習して再びその行為をしたくなるという。脳が学習してくれるのだ、快感を。
 さらにノルアドレナリンとは、激しい感情や強い肉体作業などで人体がストレスを感じたときに、交感神経の情報伝達物質として放出されたり、副腎髄質からホルモンとして放出される物質のことを呼ぶ。 襲って来る恐怖や不安に対して、体と脳が戦闘モードに切り替わって、それらに対して立ち向かうことができる重要な物質である。 つまり集中力を高めたり、積極性な行動を起こすことにも役立つのがノルアドレナリンだ。



 このように、幸福感を感じたり不幸だと思ったり、辛いとか苦しいとか寂しいとか恐怖を感じたり、様々な場面でこれらの物質は常に作用し続けていて、人生の手助けを(過剰に分泌されると反作用もありうるけれど)してくれる。
 結局のところ、我々が持つ複雑怪奇な「脳」という厄介なコントロール・タワーは一筋縄ではいかない高度なモンスターであり、まだまだ解明されていない部分が数多あって、「自分探し」だとか「自分自身を深く知る」だとかそんなことさえいとも簡単に出来るわけがなく、「自分を変えて新しい自分に生まれ変わる」なんて、実際不可能なことなのかもしれない。
 ならば、そんな自らをコントロールしきれない「自分」って、いったいなんなんだろう?



 3連休が終わる11月5日の日曜日、午前中ジムで「シェイプ・ザ・ボクシング」のエクササイズを45分間こなし、あとは家で本を読んで過ごした。
 トルーマン・カポーティの短編、「最後のドアを閉めろ」というちょっと毒気のある小説だった。
 その小説の最後の一文が、「もうなにひとつなにも考えまい。風を思え」というフレーズで、これもまたかなり衝撃的だった。
 この「風を思え」で小説は突然終わるのだけれど、村上春樹は彼の処女作「風の歌を聴け」のタイトルを、ここから取ったのだという。村上春樹もこの最後の一文に衝撃を受けたのだろう。


 
 しかし、「もうなにひとつなにも考えまい」と思っていても、人生の様々な節目や日常のふとした瞬間、わたしたちは激しい感情に襲われたり、突然不幸な出来事や楽しい出来事に遭遇すしたりする。
 そしてそのたびに、脳からはセロトニンやドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が分泌され、わたしたちの気持ちをあっちこっちに動かしてゆく・・・。それをわたしたちは制御もコントロールも出来やしないのだ。



 答えは風の中に舞っているとボブ・ディランは歌い、トルーマン・カポーティは、もうなにひとつなにも考えまい。風を思えと、綴った。
 そういえば「キング・クリムゾン」もアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」の中の抒情的な一曲「風に語りて」で、
    風に語りかけると言葉はすべてさらわれる
    風に語りかけると風は聴かない 風には聴こえない 
 と歌っていた。

 

 そう。すべて。風に聞け。
 ほかに、答えはない。





 

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アガサ・クリスティーのミステリーを原作にした、ケネス・ブラナー監督・主演映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」を観た。113

2023年11月04日 | Weblog
 ミステリー小説を読むのが大好きで、「Amazon」で面白そうな小説を見つけるとすぐに買ってしまう癖が抜けない。でも買ったからといって次々に読破しているわけじゃなく、いつも忙しさにかまけて「積読」状態になり、結局、読みたいと思いながら未だに読んでないミステリー小説が、積み上がったままで本棚の中にたくさん置かれてる。
 いやはや、いつになったら読めるのか・・・。



 昨日の夜、何気に「Disney+」を覗いていたら、なんと、新作映画の配信情報が流れていて、青森市内で先月劇場上映されていた「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」が既に配信されているじゃあないか!
 これにはビックリした。
 もう配信されているなんて! 即観よう。ということでそのまま観てしまったのだ。
 こうなると、マジでもう映画館に通わなくても、すぐさまホッカホッカの最新作がサブスクで観られるということになるわけで(でも映画館には絶対通い続けますが)・・・。
 実はこの「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」、青森市内の「アムゼ」で先月上映されていたので、観に行こうと思って上映時間を調べたのだけれど、時間帯が合わず、観るのを断念してしまった映画でもあった。



 映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」は、アガサ・クリスティーのミステリー小説を原作にした「オリエント急行殺人事件」と「ナイル殺人事件」に続くケネス・ブラナー監督・主演作品で、これが第3弾ということになる。
 前作と前々作の2作は、原作を既に読んでいたということもあったけれど、どうもイマイチ乗れなかった。
 なので、今回の作品もそれほど期待していたというわけじゃなかった。

 舞台は第2次世界大戦終了直後のベネチア。ハロウィーン当日の嵐の夜。
 一線を退き、ベネチアに赴いてゆったりとした時を過ごしていた探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)は、友人のたっての希望で、謎の霊媒師によるおどろおどろしい降霊会に嫌々ながら参加することに。
 ところがそこで霊媒師が何者かに殺害され、招待客たちは嵐の中、全員屋敷の中に取り残されてしまう・・・。

 今回のキモは、摩訶不思議な謎の怪奇現象にポアロが翻弄される姿が描かれ、そこに複数の殺人が絡むという、これまでとは少し変わった状況下での「謎解き」が描かれていて、これはこれで中々面白かった。
 ラストの容疑者全員集合大団円もいつものパターンではあるものの、意外な真犯人の登場で意表を突かれてしまった。
 「オリエント急行殺人事件」、「ナイル殺人事件」、そして「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」のケネス・ブラナー3部作中、今作が一番良かったかもしれない。









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「100歳幻想」112

2023年11月03日 | Weblog
 人生100年時代なんて嘘っぱちだ。
 ましてや人間の「平均寿命」と「健康寿命」では大きな違いがある。
 「健康寿命」の定義は、「ある健康状態で生活することが期待される平均期間を表す指標で、算出対象となる集団の各個人についてその生存期間を【健康な期間】と【不健康な期間】に分け、前者の平均値を求めることで表している」ということになる。
 健康で行動範囲にもハードルがなく、健常者として自由に毎日を過ごすことが出来る期間が「健康年齢」と呼ばれるわけで、日本人の「平均寿命」は男性が81.47年、女性が87.57年だけれど(2021年の統計)、心身ともに健康で自立した普通の暮らしを送れる「健康年齢」としては、なんと、男性が 72.68歳で、女性が75.39歳なのだ。
 もちろん、これらはあくまで「平均」でしかないので、ある意味数字のマジックでもあり、個人差があるだろう。仮に100歳まで生きたとしたって、70歳代前・後半ともなれば何らかの病気や身体に異常が見つかり、残りの人生は【不健康な期間】として生きてゆくことにならざるを得ない。



 「NK細胞」と呼ぶ免疫細胞の活性化は70・80代になると20代の時の約4分の1にまで落ちてしまうといわれている。80歳代で癌になる確率だってかなりの高さだ。足腰も弱くなり、骨折でもしようものなら、そのまま寝たきりになる割合も大きくなってくる。
 国は「人生100歳時代」だと煽るけれど、やはり人間はその生きた長さよりどれだけ生きている間に「生」を満喫したかにかかっている。
 人間の幸せについてノーベル経済学賞を取った行動経済学者ダニエル・カールマンは、人間の幸せについて、その人の【参照点】によって依存すると言っていた。



 たとえば10億円持っている人の【参照点】は当然10億円ということになるわけだけれど、そこを【参照点】として捉えているから、仮にたった1000円の損失であったとしてもそれをもって不幸と感じたりする。
 しかし、お金がなくて1000円しか持っていない人にしてみたら、その1000円が【参照点】として存在しているから、100円得しただけで幸せを感じることになるだろう。
 昔の人は言った、「足るを知れ」と。生きているだけで「儲けもの」なんだと。すべての事象はその人の考え方と判断で決まってゆく。
 でも・・・欲しい・・・10億円・・・。



 そんな3連休の初日の金曜日は全国的に晴れ渡り、我が青森市内も11月とは思えない暑さ。西日本から東日本を中心に高気圧に覆われ、全国915の観測点のうち、最高気温が25度以上の夏日は午後5時時点で260地点にのぼった。 因みに青森市の今日の最高気温は23度だった。
 11月で23度って・・・。
 絶対、ヘンだ。







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「ディズニー+」の韓国ドラマ「最悪の悪」もまた期待通りの面白さだったけど、今後も次々話題の新作が配信されそうだ。111

2023年11月02日 | Weblog
 韓国ドラマってほんと期待を裏切らない。
 そりゃあもちろん、これまで数多観てきたなかで、思ったほど面白くなくて失望したドラマだってあったけど、全部それなりに平均点は超えていた。
 観る側の礼儀として、どんなに面白なくても期待外れでも、とにかく最後まで観続けるということを信条としているので(だからどうしたのと突っ込まれそうですが)、今までドラマでも映画でも(日本、海外作品に限らず)途中退場したことは一度もない。ラストのラストでそれまでの伏線を全部回収して「終わり良ければすべて良し」という映画やドラマや小説も過去には何作品もあったし、途中での試合放棄だけはしたくない。



 今回観た、「ディズニー+」で独占配信された韓国ドラマ「最悪の悪」(全12話)も面白かった。
 ネットを見てたら、俳優の中野英雄がこのネット配信された韓国ドラマ「最悪の悪」を観た感想を述べていて、「久しぶりに痺れたね。日本もこんなの作らなきゃ韓国にドンドン突き放される」と絶賛していた。
 物語は、1990年代の韓国が舞台。
 韓国、中国、日本を結ぶ麻薬ルートを壊滅するための日韓捜査本部が設置されたことから、主人公である敏腕刑事が捜査本部に抜擢され、身分を隠して麻薬カルテル組織への潜入を図ることに・・・。
 そしてそこに、主人公の潜入捜査員の妻であるエリート警察官と、潜入先の凶悪犯罪組織を仕切る切れ者の男が加わることで、ハラハラドキドキで緊張感溢れる展開が用意される。
 映画「インファナル・アフェア」を彷彿する、そんな面白さに仕上がっている。



 そしてまたまた、韓国ドラマの話題の新作が年末にかけて、これでもかというくらい次々配信される予定となっていて、こうなるとマジで眠る時間がなくなってしまう。
 まずは「最悪の悪」が全話配信終了した「ディズニー+」で来週8日水曜日から配信される、「ヴィジランテ」という韓国ドラマ。
 幼い頃、母親を殴り殺された主人公が、軽い判決によって出所した犯人を恨み、犯罪を繰り返す極悪人をターゲットに次から次へと復讐してゆくダークなサスペンス・スリラー・ドラマである。
 「ヴィジランテ」、絶対観るぞ。



 そして今年最も期待している韓国ドラマが「ネットフリックス」に登場する2本だろう。
 1本がソン・ガンが主演する怪物アクション「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2。そしてもう1本が、 韓国の京城を舞台に最強の怪物に立ち向かう若者たちを描く、クリーチャー・スリラー「京上クリーチャー」だ。「京上クリーチャー」は12月22日全世界同時配信が決定したようだ。
 この2本も、絶対観るぞ。









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「The sun goes down and night comes・・・」110

2023年11月01日 | Weblog




 これは面白いドラマじゃんと思って毎回楽しみにしていたら、突然「有り得ない」展開が待ち構えていて、「ええーーっ」と驚くことがTVドラマを観ていると多々あったりする。それもいい方向への展開なら大歓迎なんだけど、「これはちよっとなぁ・・・」と感じてしまうような悪しきエピソードがいきなりドラマの中に注入されたりすると、戸惑って、時には一気にシラケてしまうのだ。
 TBS系日曜夜9時から放送されている「日曜劇場」は、前作「VIVANT」そうだったけど力作ぞろいで期待を裏切らないドラマを数多く生み出しており、今回の鈴木亮平が主演を務め「下剋上球児」もとても快調な滑り出しで、個人的にはフジテレビ系「いちばんすきな花」とこのドラマが現時点では一推していた。
 ところが第2話のラストで、弱小野球部の期限付きサポートを任せられた南雲先生(鈴木亮平)が、実は長年にわたって教員免許を偽造していたことを、野球部部長である同僚教師(黒木華)に突然告白するという衝撃の展開で幕を閉じ、先週の第3話冒頭では、野球部部長の同僚教師(黒木華)がショックのあまり言葉を失い、結局、聞かなかったことにすると言って話を終わらせ、その後の展開でも南雲先生は教師として描かれていた。
 この衝撃の展開についてはネット上でもかなりの盛り上がりをみせていて、「無免許教師って犯罪だろう」とか「いずれ逮捕されるわけだから観ていてもストンと落ちない」とかのコメントで溢れている。
 ドラマでは初回冒頭、視聴者に対して2年後の「決勝戦」シーンを見せちゃっているわけだから、教員免許偽造犯罪の件はきちんと観る側に納得のいく理屈を提示してくれるのだろうとは思うけど、どうなんだろ?
 面白いドラマだけにそこだけは期待を裏切らないでほしい。



 そんな今日は11月1日水曜日。今日からいよいよ11月。下旬には初雪が降るだろう。
 今日も朝は晴れていて気持ちが良かった。
 夕暮れも早くなってきた。夜の時間が長くなる、そんな季節の到来だ。

 

 The sun goes down and night comes・・・。








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