日曜日。
起きてすぐさま窓を開けてみた。雪が積もっているんだろうか?
ところが雪はまったく降っておらず、ただ冷たそうな雨が地面を濡らしている、ただそれだけだった。
それでもかなり寒く、直ぐに暖房を点けて着替えをした。
今日は11時45分からの「シェイプ・ザ・ボクシング」と13時からの筋トレを主体にした「Z180」というエクササイズをジムで予約していたのだけれど、なんか面倒になってきて、スマホでドタキャンした。
今日は家でゆっくり過ごすことにしよう。
ガソリンスタンドで給油をしたそのついでにコンビニで朝飯を買って帰り、部屋に籠って「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」いわゆる「青盤」の「2023エディション」を聴く。
それでもまだ時間は午前の9時。
氷雨は止まずに降り続けている。
「青盤」に新たに収録されている曲は全部で9曲。
「アイ・アム・ザ・ウォルラス 」や「フール・オン・ザ・ヒル」や「マジカル・ミステリー・ツアー」や「レボリューション 」などの楽曲で、最後に話題の新曲「ナウ・アンド・ゼン」が収録されている。
いわゆるビートルズ後期の代表曲たちだ。
ビートルズのベスト盤として位置づけられているこの「赤盤」と「青盤」は、当時ジョージ・ハリスンが選曲したもので、中々いい塩梅の選曲だった。それが今回の「2023エディション」では新たに合わせて21曲加わったことで、ネットの書き込みでは、そのセレクトに関しての批判も結構載っていた。確かにオリジナルの「赤盤」と「青盤」を慣れしたんで聴き続けてきたファンには、少し違和感があるのかもしれない。
でも個人的にそれはない。
それにしても、こうしてまたビートルズの新たにリリースされたアルバムを聴いていても、まったく飽きが来ないというのは何故なんだろう?
一年を通して春夏秋冬、必ずといっていいほど何度も聴き込んでいるのに、いつも新たな発見があり、新鮮さは失われない。
それは、ビートルズだけじゃなくて、ローリング・ストーンズもそうだし、レッド・ツェッペリンも同様だ。何度繰り返して聴いていても、また思い出したように聴きたくなって、アルバムに手を伸ばしてしまう自分がいるのだ。
暖かい部屋で独り、今日もこうして「ザ・ビートルズ 1967年~1970年」の「2023エディション」を聴く。
まだ時間は午前11時半。初冬の憂鬱な雲が流れ、相変わらず冷たい雨が降っている。
―太陽が顔を出す だから僕は言うのさ もう大丈夫と―
そんなふうに、ジョージが「ヒア・カム・ザ・サン」を歌ってる。