淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

傑作「セブン」「ファイト・クラブ」のデビッド・フィンチャー監督による話題の最新作映画「ザ・キラー」を観た。122

2023年11月13日 | Weblog
 現在、東京では「池袋」「渋谷」「新宿」の映画館、そして大阪や京都、福岡などでも封切り上映されている、ほっかほっかの最新作映画(東北や青森県内の映画館では上映されていないけど)「ザ・キラー」。
 監督が、傑作「セブン」や「ファイト・クラブ」や「ソーシャル・ネットワーク」などを生み出した鬼才デビッド・フィンチャーで、アカデミー賞10部門にノミネートされた前作「Mank マンク」に続き、「Netflix」のオリジナル映画として制作された作品だ。
 そんな超話題作が、わざわざ東京まで新幹線に乗って出かけ、混雑している新宿や渋谷や池袋の映画館へと足を運ばなくても、この青森、しかも自宅のテレビでゆったり観ることが出来るのだ、さすが「Netflix」!





 なので、昨日、ビートルズの「青盤」を聴き終わった午後、暖房を点けた暖かな部屋の中で熱い珈琲を飲み、ひとり寝転がって観させていただきました。マイケル・ファスベンダーが主演した、大好きなデビッド・フィンチャー監督によるサスペンススリラー映画「ザ・キラー」を、劇場封切りと同時に配信してくれた「Netflix」に深く感謝しながら。



 この映画で、マイケル・ファスベンダーはクールで寡黙な凄腕暗殺者を演じている。
 ある日、スナイパーの彼は人気のないパリ市内のビルの一室に籠り、道路を隔てた向かいの高層マンションに住む一人の標的を射撃するため、その僅かなタイミングを狙っていた。
 ところが彼は、ちょっとした偶然が重なったことで暗殺に失敗し、逆に依頼主から命を狙われてしまう。そのことで恋人も瀕死の重傷を負わされ、彼は復讐するため一転反撃へと打って出る・・・。



 いつものデビッド・フィンチャーがここにいる。
 ひんやりとした冷気が映画の中を漂い、過剰なセリフを排した研ぎ澄まされた鋭利なナイフのような感覚が画面を行き交ってゆく。
 凄く効果的に使われているのが「ザ・スミス」の楽曲で、その曲が幾つも流れ、冷めたダークな映画を一層際立たせている。
 「セブン」や「ファイト・クラブ」を超えた作品とまではいかないけれど、デビッド・フィンチャーご贔屓ファンなら絶対に観て損はない。








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