淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「トーチャード ソウル」の「DID YOU MISS ME」を聴く。いいよこれ!

2009年01月09日 | Weblog
 このアーティストを初めて耳にしたのは、去年の12月中旬のある雪降る月曜日の夜だった。
 いつものように、青森駅のプラットホームと並列で延びる道路の脇に車を停め、ぼんやりと独りFMを聴いていた時のことだ。

 時間は夜の7時20分頃だったと思う。外は真っ暗だった。
 突然、車内に独り佇む僕の耳に飛び込んできた音は、スイートでミディアム・アップテンポなソウル・ミュージック。
 スティーヴィ・ワンダーに似てなくもないけれど、どこか白人臭さも漂っている。
 ダリル・ホール&ジョン・オーツとか、ジャミロクワイっぽい音にも聴こえる。ブルー・アイド・ソウルかな?
 グループかもしれない。

 真っ白な雪が降り積もり、駅のプラットホームに人影は疎らだ。列車が滑り込み、そこから何人かの乗客が降りて来た。長いホームの光が眩しく光り、空から降って来る新雪を照らしている。

 冬の夜の風景にぴったりとくる。
 なんていう曲なんだろう。
 多分、曲が掛かる前のぼけーっとしている間に曲名が告げられてしまったらしく、音楽が終わると、すぐに次の曲が流れてしまった。

 FM局に問い合わせて聞いてみて初めて判った。
 「トーチャード ソウル」という3人組の「DID YOU MISS ME」というアルバムの中の「HOME TO YOU」という曲だった。
 それに加えてFM局の某部長、なんと僕のためにMDにそのアルバムの1曲目、つまりオンエアされたシングルを録ってくれてプレゼントしてくれたのである。
 感激っ!
 ありがとうございます。本当に親切な人だ。

 しかしながら、青森市内では、このアルバムどこにも置いていない。
 全曲聴きたいっ! そして新聞コラムで是非紹介したい!
 なので、年末年始に東京方面に行った際、銀座のCDショップまで駆けつけ、速攻で買った。さすが、銀座である。「トーチャード ソウル」の「DID YOU MISS ME」、何枚もストックされていた。

 東京では、電車の中でも、散歩中でも、ひたすらこの素晴らしいアルバムを聴き狂った。
 雪の街で聴くのもいいけれど、穏やかな快晴の街の下で聴く「トーチャード ソウル」も中々いい。

 このアーティストを語るには、CDの帯の文句が一番わかりやすいかも。
 「この音で踊らない奴はいない! 全曲捨て曲なしの極上ニューアルバム! 超メローヴォーカル&メロディ&最強のダンス・グループ!」。

 全曲捨て曲なしは、ちょっと言い過ぎだろう。
 でもいいよ、このアルバム。
 昔、ディスコで踊り狂ったあなた、そう「トーチャード ソウル」は、そんなあなたのための音楽です。




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