淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

漫画「20世紀少年」、「NANA」、「のだめカンタービレ」、「ホムンクルズ」の新刊を一気に読む。

2006年12月12日 | Weblog
 昔は、「少年ジャンプ」に「少年マガジン」に「少年サンデー」に「少年チャンピオン」を毎週必ず買って読み、そのほかにも「モーニング」とか「ヤング・ジャンプ」とか「ビッグ・コミック」とか様々な青年誌も読み漁るという離れ業を駆使していたけれど、これにはさすがに疲れ果て、今ではそういうアホなことはしなくなった。

 大体において潔癖症的傾向があるからなのか、漫画雑誌は、その号の最初の掲載漫画から順番に最後まで必ず読んで行くという変な癖があって、喫茶店や食堂に置いてある漫画を読むのってどこか落ち着かない。
 なので、読みたい漫画家が掲載している漫画誌は全て買ってゆくという暴挙を繰り返してきた。
 こうなるともう、漫画を読むこと自体が完全に義務化してしまい、読んでも読んでも次から次へと最新号が発売され続けるから、最後にはへとへとになってしまう。だから、今ではコミックで発売されたものだけを読むことへと方向転換したのである。
 
 「20世紀少年」、「NANA」、「のだめカンタービレ」、「ホムンクルズ」の新刊が、最近相次いで発売された(買ってから読むまでちょっと時間が掛かったので、出来立てホヤホヤというわけじゃないけれど)。
 今、そのどれもが様々な媒体で話題に上がっている漫画たちである。

 まずは「20世紀少年」。
 何と、映画化が決定した。それも実写だという。
 この漫画は、「昭和」という時代の、それも大阪万国博覧会当時の匂いを嗅いだことがある世代にとっては感涙ものだろうと思う。
 そのころ、原っぱを駆け抜け、秘密基地を作って友達と遊んだ覚えがある男性なら、すぐに感情移入するはずだ。ただ、最近ちょっとダレ気味の感も免れないが。
 最後を引っ張り過ぎたきらいがあるのだ。ただ、やっと最終章に突入したので、最後どう決着をつけてくれるのか、確かに興味が沸く。
 勿論、漫画史に残る名作であることに変わりはない。
 
 「NANA」も「のだめカンタービレ」も、今が最も旬な時期かもしれない。
 「NANA」は映画に主題歌にと引き続いてブレイクしているし、「のだめカンタービレ」も、フジの月9で高視聴率をマークし、クラシックの楽曲を集めたアルバムも売れ続けている。
 そしてテレビドラマ化に続いて、今度は「のだめカンタービレ」、テレビアニメ化が決定したらしい。オンエアされる局は少ないらしいけれど、「NANA」のテレビアニメ化に続く快挙。
 ほんと、恐るべしは少女漫画!

 その点、ちょっと地味なのが「ホムンクルズ」だろう。
 ただし、漫画の内容は衝撃的だ。
 頭蓋骨に穴を開ければ第六感が芽生えると、謎の医大生に「トレパネーション」という手術を施された、ホームレスの主人公が経験する凄まじい世界が描かれる。謎の主人公の過去も漫画の中で少しずつ明らかにされてゆくのだけれど、その「トレパネーション」によって見える「人間」の姿が、おぞましいというか摩訶不思議というか・・・。凄い。

 漫画を読む快感というものがある。
 そして、これまで様々なジャンルの漫画を読んできて、深い感銘を受けた作品も数限りなく存在する。

 漫画は侮れないのだ。




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