そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

9月11日(土)

2010年09月11日 | 昔日記
 F女子大集中講義2日目。今年は土日にも授業してよいとのことで、スケジュールを組んでいただいた。事務所は閉まっているが、オープンキャンパスのため、関係のスタッフは出勤しておいでである。ただし出勤簿への捺印は、月曜にまとめてするよう指示されている。

 正門のところでビラを渡された。なんでも幼稚園が閉鎖されることに対する反対運動のようで、学長を指弾する内容だった。O先生から少しその背景について、少しくレクチャーを受けた。う~ん、完全なボタンの掛け違いで、市民運動に火をつけた格好だな。

 今日は集中講義のメインとなるメニューにあたり、実物をいろいろ触ってもらいながら話を進めた。質問もたくさん出て、さすがはレベルの高い女子大である。午後最初のセッションを終えて、控室への廊下を歩いていたら、向うから旗を立てた学生さん?に案内されて、見学の女子高生3人組がやって来る。こんにちは、私はバカ田の教授で、集中講義に来ておるんだが、貴女たち、バカ田を受験なさいませんか?と声をかけたら、目を丸くしていた。ふふふ、受験生横取り計画だわい!

 お昼のお弁当をいただきながら、O先生から組合活動についてお話を聞く。ここは県立の女子大なのだが、組織率がどんどん下がっており、学部改組による新規採用組も様子見という情勢らしい。全国の公立大教組の連合のトップには、同じ九州にあるK県立大のS氏が就任されたとか。S先生には以前お世話になったが、そういう感じの方ではないが…。まあ、頼まれたら断れないというタイプの御仁であろうか。

 建築中の学生寮の名前の募集に、1つだけ書いて応募しておく。まあ、関東からもわざわざ応募があったというのが、宣伝上いくばくかの役に立つかもしれない。

 講義は少し早めに仕舞いにして、バスで宿舎へ戻る。今宵は洗井大学の院生Uさんと食事をするお約束。Uさんはフィールドワークのため来日中だ。薬院の「鳥善」というお店を予約していただいた。

 Uさん、小倉からおいでとばかり思っていたが、山口から直行してくださったよし。伊勢、大阪、京都、山口、博多、小倉、東京と、走り回っておいでだが、JRのレールパス利用で平気なのだそうだ。15日は東京でまたお会いし、麻布十番のお稽古事の見学に、ご案内することとなっている。

 水炊きのコースをいただく。地酒の冷酒を1本と、あとは麦焼酎のロックにした。

 娘たちは松江へ着いたようだ。電話をかけたら談笑の声が聞こえた。私と同じく月曜に帰京する予定だという。

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