そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月26日(土)

2010年06月26日 | 昔日記
 O社長のご趣向による「香あそびと和歌の会」に参加する。五反田駅を降りて「ゆうぽうと」へ向かって歩いていたら、偶然、今成元昭先生のお宅で開かれる研究会でご一緒のOさんとお会いした。これから立正大学で今成先生のご講演があるそうだ。先生は?と聞かれたので、「北島三郎ショー」と答える。来週の研究会には出席いたします。

 香席は16:00開始で、まず六国香を六歌仙に寄せ、続いて古今伝授の三鳥に寄せた鳥寄香が行われた。なるほど、これは面白い遊びである。嗅覚はさまざまなファクターに左右されるから、微妙なゲーム。自分の身体や感覚を観察するような仕儀とあいなるのだなあ。香席は初めてだったが、奥が深そうだ。その後の直会にも出て、日本酒を飲む。

 帰路、五反田駅のホームで電車を待っていたら、またもやOさんにお逢いした。今まで今成先生に付き合っていて、お別れしたところとのこと。よほどご縁があるようだ。電車の中でうつらうつらして、隣の乗客にこづかれたりしたが、無事に帰宅。明日はお茶の御稽古に行く。

 研究指導担当の院生からメールが来ていて、先生はいつも大学に居ないとボヤかれた。私、大学が嫌いなんだよね。特に自分の研究室には、できるだけ居たくない。勤務先自体も大嫌いなんだけど…これは大きな声では言えません。だから必要があればメールでアポをとってねと返事をした。万事さやう心得られたし。

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