そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月24日(火)その3

2009年02月24日 | 昔日記
 「蕎楽亭」という店名は、「享楽」を掛けているに違いないと、和歌研究者はついつい考えてしまう。この店の客は、エピキュリアンの蕎麦食いが多いような気が…(何のこっちゃ?)。カウンターで「牡蠣そば」をいただいたが、作ってくれたのはキリッとしたお顔立ちの若い女性の職人さん。少し乱雑な目の前の厨房の中で、キビキビ立ち働いておいでだが、その黒いGパンに包まれたおいどを眺めながら「牡蠣そば」を食うのも、まあ風情があるといえば…妄想といふべくや?

 「志ま平」もカウンター越しに厨房が見えるが、こういう隙はないね。大将が大将だし。今まで入ったカウンター式の蕎麦屋の中で、厨房が最も素敵だったのは、古川町商店街の「なかじん」だったなあ。

 バターってとってもエロチックだと思う。子どもの頃に読んだ「ちびくろサンボ」に、トラが木の周りをぐるぐる回って、最後にバターとなるシーンがあったが、あれが何故だかすごくエロチックな気がしたものだ。閑話休題。

 18:30から五反田で打ち合わせがあるので、時間つぶしに今日も「Cafe Goto」に行く。「千曲川」の絵の下の席に座れた。苺のケーキ(写真)を注文し、1時間ほどで『ロシア文学の食卓』を読み終える。40分早く五反田へ移動、歓楽街の入口のもつ焼き屋に入って、生キャベツともつ焼きを頼み、1杯だけ焼酎ロックを傾けた。昭和33年創業のお店らしい。後から、群馬から出てきたというネーちゃんが駆け込んで来て隣に座り、五反田初めてなんですよォとか言うておった。

 O社長のA社のミーティングルームで、小冊子編集の打ち合わせに参加する。I主宰に、「××先生、顔が赤いけど、花粉症ですか?」と心配されたが、A師匠には即座に「飲んでいるんだろう」と見破られた。

 メンバーに元雑誌編集長がおいでということもあって、2時間半ほどで企画がきちっと固まったのみならず、執筆予定者も全部決まり、その上仮タイトルまでついちゃったのには舌を巻く。正直、一時はどうなることかと思ったが…皆が皆、思想信条が一致しているわけではないしね。

 軽く1杯飲んで、O社長に五反田駅の改札まで送っていただいた。途中で露骨にイヤそうな顔していたと指摘される。う~ん、まだ修行が足らんなあ。まあまあ、治まる御代である。

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2 コメント

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ものやおもふと (O社長)
2009-02-25 12:23:41
当日 ご一緒したOです。

いへいへ、
露骨に嫌な顔をされたのではなく
”忍ふれど、色にでりけり”が正しい状況と思いました。
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イヤな顔 (亭主)
2009-02-25 15:33:50
昨夜はだんだん、
ありがとうござゐました。
ものやおもふと社長の問ふまで、
でござゐましたかな。

お連れいただいた飲み屋さんは、
「くじら」の焼酎がメインなんですかね?

ぜひそのうち、
品川のオイスターバーに行きませんか?
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