帰宅すると、娘が、松屋銀座の「ゲゲゲ展」を観に行った土産のTシャツをくれた。
娘は私が「ゲゲゲの女房」を何度も観るので、すっかり呆れている。まず1回目はストーリーを辿って、台詞の雲伯方言(つまり「出雲弁」)を楽しむ。そして次に、セットの細部を確認する。神は細部に宿るのだ。NHKの時代考証恐るべし。
台所の棚の上には「チキンラーメン」が3袋積んであり、その隣には「あけぼの印の鮭缶」が重ねられている(さらに「サバ缶」も見える)。この「チキンラーメン」は、いつ「出前一丁」に変わるだろう。冷蔵庫の上の「クリープ」の瓶にも注目。まあ、これらの「商品」はうまいことボカされている。流しに置かれた「カネヨ」のクレンザーの箱に、「カネコ」と記されているのも笑える。それから、登場人物がかけている眼鏡も、年代とともに細かく変わっていく。布美枝が取得した免許証の本籍が、「島根県境港市」となっていたのも、きっとワザとに相違あるまい。虚実皮膜のあわい、いや~、実に細かいものである。
娘は私が「ゲゲゲの女房」を何度も観るので、すっかり呆れている。まず1回目はストーリーを辿って、台詞の雲伯方言(つまり「出雲弁」)を楽しむ。そして次に、セットの細部を確認する。神は細部に宿るのだ。NHKの時代考証恐るべし。
台所の棚の上には「チキンラーメン」が3袋積んであり、その隣には「あけぼの印の鮭缶」が重ねられている(さらに「サバ缶」も見える)。この「チキンラーメン」は、いつ「出前一丁」に変わるだろう。冷蔵庫の上の「クリープ」の瓶にも注目。まあ、これらの「商品」はうまいことボカされている。流しに置かれた「カネヨ」のクレンザーの箱に、「カネコ」と記されているのも笑える。それから、登場人物がかけている眼鏡も、年代とともに細かく変わっていく。布美枝が取得した免許証の本籍が、「島根県境港市」となっていたのも、きっとワザとに相違あるまい。虚実皮膜のあわい、いや~、実に細かいものである。