そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

5月18日(月)

2009年05月18日 | 昔日記
 どうも会う人ごとに、お疲れのご様子でと気の毒がられるので、おかしいなあと思っていたら、教員に配布されたPC上で授業を管理するシステムの事例集に掲載されている私の写真が、へろへろなのがその原因であることが判明した。ライターのインタビューを受け、写真が必要なので…と研究室でてきと~に素人がパチリと写したものである。それが結構大きく載っているので、老人性のアラ?が丸見えだ。こういうところに金をかけないから、我が大学のイメージ戦略は全然ダメなのだ、きっと。

 朝いちの演習は、発表の見本をやってみせる。上杉鷹山である。山本五十六である。でも、発表資料に誤植が2箇所。面目を失ったね。先週コンパをしたクラスだが、別段特になごやかになったわけでもない。やっぱり朝いちはお互いに辛い。

 お昼、パートナーと近世文学の貴重書展を観に行く。話には聞いていたが、これはちょっと点数出し過ぎだな。焦点が絞れない。まあ、学会の大会開催に合わせての企画だから仕方がないが、一般向けでは決してない。昼食はそのまま、同じ建物の上にあるレストランへ行く。眺めがよい。パートナーの研究室も見えるのだ。

 7限の講義までずるずる過ごす。某院生の論文の添削をしていたら、思わず知らず時間がかかってしまった。なんでこんなに文章が下手なんだ!とK助手を相手に悪態をついたら、隣席のF助教が、私も全国学会機関誌に掲載されるまでは指導教授が添削してくださった云々とおっしゃる。へ~、そんなものですかね。私の指導教授は、一字一句も添削してくれなかったがな。さてさて、別の人の学振の推薦書を書こうとしたら、研究題目が知らされていない。書けないよ~。今度はS君の長大な原稿を開く。うう、見出しの付け方に難がある。あ~、どうしよう。Aさんとの共同執筆論文も、全然仕上がらない。

 夕食に行く。最近は「AMA」ばっかりだ。金曜のコンパの人数を申し上げておく。店のほぼ半分を借り切る格好になるだろう。そして7限の概論は、書誌学の話に入る。

 帰宅したら、月末の日本語学会は中止になったそうだ。武庫川女子大が会場だから、まさに新型インフルエンザ流行地帯のど真ん中だ。パートナーは早々に、ホテルや何やをキャンセルしたという。飛行機のみキャンセル料が発生したらしいが、社会的影響は甚大だろうな。A先生たちと有馬温泉に行くというのも、もちろんキャンセル。東京の学会はどうなるだろう。Hさんの発表が無事行われるといいけれど…。