日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

人間が書いてます

2008年07月12日 | 仕事
流儀と云うより、好き嫌いと云った方がいいかと思いますが、縄文の書き方で
唖然としたと云うか、普通の単節縄文を、節の書き方が緩くて撚糸に見えると
云われた事があります(笑)。
後にも先にも唯一ここだけ、と云うか、この人1人きりからではありますが、
こう云う指摘を受けたのが初めてだったので、ただ驚きました。
でも節がどうこう云う以前に、パッと単位を見たら、それがどう云うものか
判断可能だと思うのですが……。
今迄節が緩いとか別の縄文に見えるなんて云われた事ないし、ってか、実測図の
段階で全部節を書き入れる事をしないので、手が疲れたのかな?とも思いましたが
(嘘・笑)、いや~、よりによって単節が撚糸に見えると云われるとは、想像もした
事がないご指摘でしたよ(笑)。
これには困ってしまい、お世話になった上司や身近な関係者に見て貰ったのですが、
一様に「何それ?」状態と云うか、最初は指摘の意味を理解して貰う事も出来ず、
挙句はそんな事どーでもいいんじゃ?と一笑と云う感じで、相手にして貰えませんで。
私は困ってたんですが(汗)。
指摘をして来た人は、多分私の書く縄文が、好きではないのだと思います(笑)。
縄文の書き方の好き嫌いなんて変ですが、人間が手で書くのですから、同じものを
書いても、複数の人が書けば、絶対同じ図にはなりませんよね。
実測図を見て、これは○○さんが書いた図だと、分かるのが普通でしょう。
撚りが極端に緩い縄文に関しては、それなりの書き方と云うものがありますが、
大体は撚りの強弱なんて、どこまで図で表現し切れるかっつ~の(汗)。
文章で書く以外、図では表現し切れないものは沢山あります。
1個体1個体違うのだし、縄文の撚りの強弱にまで拘るのなら、もっと高い単価設定
して貰わなくちゃ、やってられませんよ(汗)。
と云うか、そこにどれだけ意味があるのでしょう?自己満ワールドですよねえ(汗)。
アナログ実測するなら、担当者の書き方の好き嫌いも、相当影響すると知った
出来事でしたが、出来上がった報告書を見て、思わず吹き出しましたよ(汗)。
どんなに必死こいて実測しても、トレースが下手くそなら、もうそれで全て終り。
どんだけ節に拘ったって、意味なんかないんだよ~~んの世界です。
この辺、どう思ってるんでしょうね、聞いてみたいな。