日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

単価高過ぎ

2008年07月19日 | 仕事
私はフリーで仕事をしていますので、1個体幾ら、或いは1遺跡幾らと云う
契約をしています。
こう云う形態になって思った事は、同じ事を通いでやるのに比較したら、
かなり損してるだろうなと云う事(笑)。
通いで同じ仕事をすれば、その日の成果がどれだけであろうと、その日の分と
して、決まった金額を支払って貰えます。
当たり前の事ですが、私はそうは行かない。
1個体幾らの図が、1日で書けようと書けまいと、単価が変る事はなし。
1個体に費やす時間がかかればかかるほど、どんどん窮地に立たされると
云う訳です。
矢鱈デカイ、縄文が難解なんて事になると、見極めにも膨大な時間がかかり、
本当に泣きながら書く状態にもなるのですが、仕事の打合せで出かけた時、
現整理室では、トンでもなく高額な単価の実測図もあると云う事を小耳にはさみ、
羨ましいような複雑な気持になりました。
でも思うに、上司にも云われ続けた事ですが、時間とお金さえかければ誰にでも
ある程度の事は出来ると云う事。
勿論、この仕事に限った事ではありませんが、それなりの時間で出来なければ、
どう云う形態であろうと、本来は仕事として成立はしないと云う事です。
そう云う事で、私は地道に作業するのみです、はい。