日々、土器実測(仮)

発掘された遺物の図化作業メインのお仕事ブログのはずが、日々の徒然・スピ話ばっかりになっちゃってる日記。

アナログ

2008年07月04日 | 仕事
随分と前から、実測もトレースもPCで、と云う所が増えている様で、
私がしているような作業も、もうじき必要なくなると思います。
PC実測(トレース)の成果品は、ほんの少し見た事がある程度で、システムに
よって、どれだけ出来上がりに差が出るかは比較した事はないのですが、
見たものに関して云えば、ちょっと?な気がしています。
私がメインでお引受しているセンターでも、一時期PC実測(トレース)をする事で、
一部進めていた事もあったようですが、見た目と単価でメリットなしと云う
判断が下された模様。
管理すると云う点では、楽だし確実だし、デジタル化は必要不可欠と云う
状況になって来ているのでしょうが、元々が超アナログなものを手がけるのに
デジタルって、違和感あります(汗)。
たまたまよく目にしたPC実測(トレース)の出来がよくなかったと云うか、
システムが微妙だったのかもしれませんが、両サイドへ行くにしたがって、
単位が縮んで行くと云う事がなく、真正面で見えた状態がそのまま張り付いて
いると云う印象。
かなりの違和感を覚えましたが、拓本をまんま張っちゃったような状態と
云ったら分かり易いでしょうか。
作業にかけられる時間とお金の問題がありますから、何から何まで思うように
する事は無理だと思いますが、もう少しそれらしく、それぐらいは心がけても
いいのでは?と、ちょっと思ったりもします。