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史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

ミュンヘン Ⅱ

2024年10月08日 | 海外

(五大陸博物館)

一旦バスで中央駅まで戻り、そこからトラムに乗ってKammerspieleという電停で下車すれば、五大陸博物館が近い。

シーボルトが二回目の日本渡航した際に集めた資料は、シーボルトの死後、1868年にギャラリー館にて展示されることになった。これがのちのミュンヘン国立民族学博物館(現・五大陸博物館=Museum Fünf Kontinente)へと引き継がれる。最終的にバイエル公国は、シーボルトからの要請を受け入れ、1874年頃、彼の日本関係資料約5,400点の購入を決めている

 

五大陸博物館

 

日本関係の展示

 

ハイネの描いた江戸とその周辺の展示

 

五大陸博物館に行けばシーボルト・コレクションの一部だけでも見ることができるのでは…という淡い期待を持っていたが、残念ながらシーボルト・コレクションは公開されていなかった。

代わりにハイネが明治初期の江戸やその周辺で描いた絵を展示していた。これはこれで興味深いものであった。

 

(ミュンヘン・レジデンス)

ここからエングリッシャーガルテンまで全て徒歩で移動である。

明治六年(1873)五月六日、岩倉使節団一行はミュンヘン市内を視察している。最初に訪れたのが拝焉(バイエル)王の宮殿である。これまでオーストリアで見てきた各所の宮殿と比べても引けを取らない豪華絢爛な宮殿である。この宮殿は、現在州立博物館として公開されミュンヘン・レジデンス(Residenz München)と呼ばれている。

 

――― 拝焉王ノ宮殿ハ、府ノ中央ナル広街ノ衝ニアリ、「パレイ・ローヤル」ト名ク、荘麗ナル宮ナリ、築造新ニシテ粋白ナリ、先王「マキシミリアン」ノ代ニアタリ、此宮ヲ経営シタリ、高廠ナル三層ノ殿ニテ、窓ヲ開ク恢宏ナリ、裏面ノ建築ハ旧(ふる)シ、東面ニ菩提寺、芝居アリ、門ニハ兵隊アリテ守ル、熊毛ヲ背ヨリ欹(そばだ)テタル帽兜(ぼうとう)ヲ冠シ、藍衣ニ銀鈕釦(ぼたん)ヲ施ス、普魯西(プロシャ)ノ兵ト異ナリ〈今朝騎兵ノ隊ヲナシテ過ルヲ見シニ是モ同装ニテアリヌ〉、裏面に大苑ヲ抱ク、樹陰清ク、層層ニ榻(こしかけ)ヲ列シ、酒茶ヲ売ル、是モ王宮ノ囲ヒノ内ニ属セリ、王宮モ縦覧ヲ許ストナリ

 

ミュンヘン・レジデンス

 

中庭

 

中庭

 

中庭の銅像

 

祖先画ギャラリー

 

祖先画ギャラリー 

 

グロット宮殿(Grotto Courtyard):貝殻でできた装飾

 

グロット宮殿

 

アンティクアリウム(Antiquarium)

 

アンティクアリウム

 

ストーブ

 

選帝候の寝室

 

豪華な調度品

 

騎士の像

 

インペリアル・ホール(Imperial Hall)

 

置時計

 

飾り部屋(Ornate Rooms) 

 

緑のギャラリー(Green Gallery)

 

客人のための寝室

 

時計

 

 

出入口にあった彫像

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