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史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

西東京 Ⅱ

2014年12月12日 | 東京都
(芝久保墓地)


撃剣家並木先生之墓

 周囲を工場や住宅に囲まれた西東京市芝久保墓地に並木綱五郎の墓がある。
 並木綱五郎は、文政八年(1825)田無村に生まれた。江戸で千葉周作の門に入り、北辰一刀流の奧殿を許されて帰郷し、道場を開いた。元治・慶応年間に多くの門人を教授した。綱五郎は、明治四年(1871)、四十六歳で亡くなったが、彼の恩徳を慕い門人らが明治十四年(1881)、この墓碑を建立した。台座には門弟三十九人の名前が刻まれている。墓碑の右側面には、医師賀陽済(かやわたる)の撰文と書によるものである。

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亀戸 Ⅲ

2014年12月12日 | 東京都
(長寿寺)


長寿禅寺


西館孤清墓

 長寿寺の墓地に、弘前藩士西館孤清の墓がある。西館弧清(にしだてこせい)は文政十一年(1829)、弘前藩士の家に生まれた。藩の世子承祐の近侍、勘定奉行を経て、文久三年(1863)大寄合格用人手伝となった。同年八月、上洛して用人を勤め、元治元年(1864)七月、禁門の変では近衛邸を護衛した。明治元年(1868)奥羽越列藩同盟成立により、近衛忠煕・忠房らの書簡を持参帰藩して、藩論の勤王統一に寄与した。明治二年(1869)弘前藩権大参事。のちに藩主家の家政処理に当たり、明治二十五年(1892)、年六十四で没した。

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