3月2日(土)暴風雪警報
弘前市文化センターにてPM1:30から「バリアフリー観光で、観光再生と住みよい地域づくり」と題して、伊勢志摩バリアフリーツアー理事長 中村 元氏の講演を聞きに行きました。
この後援会の主催者は弘前バリアフリー調査隊 Lier(リエ)」であり、わが法人も共催団体として名を連ねています。
同会の代表は某大学の2年生で、弘前市からの助成金をゲットして今回の講演会にこぎつけたのです。
昨年、同代表が私のもとにも訪ねて来たので、意向をお聞きし少しだけアドバイスをしたことがありました。
今回の講演者は三重県の伊勢市、志摩市、鳥羽市のエリア、人口90,000人という規模の地域でのお話でした。
そういえば私たち夫婦は、鳥羽賢島(かしこじま)へ5月のベタ凪の時期に船旅を楽しんだことがあったことを思い出しました。伊勢神宮を参拝し、神宮前で「赤福本店」で、お餅とお抹茶を頂いてすごく美味いと感動したことがあった。
そういう親近感も、この講師にはあったのです。
私も青森県内の「車椅子の使えるトイレガイドマップ」を「アサゲール」というボランティアグループを組織して、385箇所のトイレマップを作ったことがありました。
今回の講演で特に参考になったことは以下のとおりです。
一つは「パーソナルバリアフリー基準」についてです。これは身体障害者や、高齢によって身体が不自由な人をはじめとする様々な旅行弱者の、旅行の好みや能力を基準にして、誰もが満足し楽しめる観光を実現しようという考え方です。
具体的には「バリアフリーツアーセンター」に4人のスタッフが居て、バリアフリー調査は障害のある当事者が行なって、それぞれの相談者のニーズ(行きたい所)に対応できるようにしているそうです。つまり、バリアそのものを具体的に示せる調査を行う。階段の段差の程度、車椅子トイレの有無だけではなく、その人が使える能力をどの程度持っているのかという事を把握した上で、紹介先を変えるといういわゆるコーディネート機能を持っているセンターでもある。
個々人の「観光」に満足度を重点においたアドバイスを行うことだということです。
どんなにバリアフリーと言っても、「障がい者の数だけバリアはある」と中村氏。
高齢者にとって、障がい者がそこにいるということが、実は安心していける場所に感じられる。障がい者を大切に応対すれば高齢者も、その家族も押し寄せるので、観光効果は抜群ということでした。
建物をどんなにユニバーサルにしても、すべてに対応できるものではないということ。ハード面のバリア(段差等)が例えあっても、そこに手伝う人がいるかどうかという市民の意識の重要さがそこには感じられました。
日本はどこに行っても海と山と川はある。新たに観光資源を作らなくても、そこにしかない美しさや文化、伝統がある。要はそこにいる人の意識「受け入れ方やおもてなし」のあり方を変えることがいかに大切かを講師は語っていたように思います。
どこに行ってみたいのか、何をしてみたいのか、どういう障害の程度なのか、どのような対応をすれば楽しめるのかなどをマネジメントすれば十分に楽しい観光ができるということでした。
時間があればもっとお聞きしたいことがあったのですが、残念ながらそれはかないませんでした。6月に伊勢に出かけてまたお話を聞いてみたいと思いました。
弘前市文化センターにてPM1:30から「バリアフリー観光で、観光再生と住みよい地域づくり」と題して、伊勢志摩バリアフリーツアー理事長 中村 元氏の講演を聞きに行きました。
この後援会の主催者は弘前バリアフリー調査隊 Lier(リエ)」であり、わが法人も共催団体として名を連ねています。
同会の代表は某大学の2年生で、弘前市からの助成金をゲットして今回の講演会にこぎつけたのです。
昨年、同代表が私のもとにも訪ねて来たので、意向をお聞きし少しだけアドバイスをしたことがありました。
今回の講演者は三重県の伊勢市、志摩市、鳥羽市のエリア、人口90,000人という規模の地域でのお話でした。
そういえば私たち夫婦は、鳥羽賢島(かしこじま)へ5月のベタ凪の時期に船旅を楽しんだことがあったことを思い出しました。伊勢神宮を参拝し、神宮前で「赤福本店」で、お餅とお抹茶を頂いてすごく美味いと感動したことがあった。
そういう親近感も、この講師にはあったのです。
私も青森県内の「車椅子の使えるトイレガイドマップ」を「アサゲール」というボランティアグループを組織して、385箇所のトイレマップを作ったことがありました。
今回の講演で特に参考になったことは以下のとおりです。
一つは「パーソナルバリアフリー基準」についてです。これは身体障害者や、高齢によって身体が不自由な人をはじめとする様々な旅行弱者の、旅行の好みや能力を基準にして、誰もが満足し楽しめる観光を実現しようという考え方です。
具体的には「バリアフリーツアーセンター」に4人のスタッフが居て、バリアフリー調査は障害のある当事者が行なって、それぞれの相談者のニーズ(行きたい所)に対応できるようにしているそうです。つまり、バリアそのものを具体的に示せる調査を行う。階段の段差の程度、車椅子トイレの有無だけではなく、その人が使える能力をどの程度持っているのかという事を把握した上で、紹介先を変えるといういわゆるコーディネート機能を持っているセンターでもある。
個々人の「観光」に満足度を重点においたアドバイスを行うことだということです。
どんなにバリアフリーと言っても、「障がい者の数だけバリアはある」と中村氏。
高齢者にとって、障がい者がそこにいるということが、実は安心していける場所に感じられる。障がい者を大切に応対すれば高齢者も、その家族も押し寄せるので、観光効果は抜群ということでした。
建物をどんなにユニバーサルにしても、すべてに対応できるものではないということ。ハード面のバリア(段差等)が例えあっても、そこに手伝う人がいるかどうかという市民の意識の重要さがそこには感じられました。
日本はどこに行っても海と山と川はある。新たに観光資源を作らなくても、そこにしかない美しさや文化、伝統がある。要はそこにいる人の意識「受け入れ方やおもてなし」のあり方を変えることがいかに大切かを講師は語っていたように思います。
どこに行ってみたいのか、何をしてみたいのか、どういう障害の程度なのか、どのような対応をすれば楽しめるのかなどをマネジメントすれば十分に楽しい観光ができるということでした。
時間があればもっとお聞きしたいことがあったのですが、残念ながらそれはかないませんでした。6月に伊勢に出かけてまたお話を聞いてみたいと思いました。