夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

DVD「わたしとあなた」その3「見えてきたmy way」

2010-09-25 07:46:59 | 私と福祉とであいの旅
 3つ目は北海道 石狩市の自立支援センター「ゆい」
 
 「ゆい」は施設でもなく、家庭でもない、第3の自立の道として、行動障害のある自閉症の人がケアホームで生活するための支援を行っているところです。札幌市自閉症者自立支援センター「ゆい」が運営を始めたのは2005年。この施設の特徴は入居期間を3年という有期限性にし、将来の暮らしを地域へと特定しているところです。

 現在では「ゆい」での自閉症のトレーニングを終え退所した人たちともう一つの入所施設である「厚田はまなす園」を退所した人たち、在宅から法人の各事業所をの利用者たち100人(障害程度区分5.2)がケアホーム23箇所で暮らしているそうです。

 行動障害のある自閉症の人は何故生きにくいのか?
 自閉症の人の「行動障害」は何故起きるのか。もちろん自閉症の人総てが行動障害になってしまうわけではない。しかし、自閉症の人たちは「いつどこで何をするのか」「どのくらいするのか」「どのようにするのか」「次にするのは何か」などの生活をするために本人が必要な情報を集めることができなかったり、不安や疑問を人に伝えることがうまくできなかったりすることが多く、その生きにくさが行動障害につながってしまうケースが少なくないという。その行動障害を予防するためには、本人にとってわかりやすい情報の提供、不安をうまく発散するたことや、社会的に容認する表現手段の確保が必要だそうです。

 DVDの中には不安になったとき、ジグゾーパズルや音楽などを使って安定していく姿も映っていました。そして一つ一つの行動を移すたびに、自分の行っていることの確認をするようにカードを抜いていました。
 親子関係であることから生じる不安感やストレスは、彼らを追い詰めてしまい家族自身も疲労してしまいます。
 相互に暮らしを立て直すためには、こうした配慮のいきわたる空間「グループホーム」が必要になってくるのです。

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