4月29日(日)快晴の一日。日中最高気温25℃。
弘前市はさすがに桜祭りで大混雑している中、昼過ぎに娘たちとともに東津軽郡外ヶ浜町蟹田へ向かった。
その目的は「シロウオ漁」を見ることと、もちろん「シロウオの踊り食い」か「かき揚げ」で夕食のおかず獲得が主目的。
弘前市から青森市まで約1時間、青森市の新城から油川方面に左折して、「上磯」と言われる地域(東端は龍飛岬)に向かう。今は青森市からのバイパスが直線道路で走り、その左手(西側)には北海道新幹線の橋梁工事が進んでいる。海沿いなのに桜の蕾は依然として固く、花らしいものはなんにも見えない。野木和公園付近から約30分で蟹田に到着。右折し線路を超えまた左折すると蟹田駅へ向かう。駅の手前には六ケ所村原燃の補助金で整備されたという休憩施設と「ウエル蟹物産館」が駐車場のそばにあった。
北海道方面から特急が到着したが、観光客らしい人は降りて来なかった。
早速店の中に入って「シロウオ」を探すがどこにも「ない」。
毎年4月29日から5月の連休には「シロウオ祭り開催」と書かれた記事をインターネットで見たので、ここではないのかと駅周辺を探した。すると申し訳程度に、駅前に小さな手書き看板があった。どうやら蟹田川で、その祭りは開催されているらしい。徒歩15分と書かれていた。
娘たちと休憩所でおやつタイムのあと、早速蟹田川に向かう。それにしても狭い道路と交差点がいくつかあるのに、祭りののぼりとか目印方向を示す張り紙一枚ない。ヤル気があるのか?とブツブツ言いながらも、車を勘で進めた。道路の突き当たりの土手沿いにあるのが「蟹田川」で、そこを左折すると、ありましたありました。シロウオ漁のヤナ場というのか、仕掛けをする小屋と板場などいくつか川の両側に設置されています。そしてしばらく行くとテントと「シロウオ祭り」のノボリが立てられていました。
午後3時を過ぎていて、お日様も落ち加減。テントの周辺に祭りのはっぴを着ているおじさんたちがいたので、「シロウオ売り切れですか?」と尋ねると「シロウオ?まだ上ってこねえよ」
「えっ?まだっていうと・・・」「雪しろがよけいで、いつもよりも川の水温が低いのでシロウオも上がってこれねんだな」「はー、水温が低いんですね?」「んだ、水温が上がれば、すぐに産気づいて上ってくるんだばって・・・」「はあー、シロウオが産気づくんですか?」「んだ、シロウオが卵腹サいっぺはらんで、卵産みに来るんだ」「はあ、よくわかりました。また来年来る楽しみができました」「んだあ。また来てけろ」
やむなく蟹田川のシロウオ漁のしかけである、簗場を写真撮影しました。
こうしてシロウオの踊り食いも、かき揚げの楽しみも消えてしまいましたが、このオジサンたちの「シロウオの産気づく土産話」がとっても気に入りました。
弘前市はさすがに桜祭りで大混雑している中、昼過ぎに娘たちとともに東津軽郡外ヶ浜町蟹田へ向かった。
その目的は「シロウオ漁」を見ることと、もちろん「シロウオの踊り食い」か「かき揚げ」で夕食のおかず獲得が主目的。
弘前市から青森市まで約1時間、青森市の新城から油川方面に左折して、「上磯」と言われる地域(東端は龍飛岬)に向かう。今は青森市からのバイパスが直線道路で走り、その左手(西側)には北海道新幹線の橋梁工事が進んでいる。海沿いなのに桜の蕾は依然として固く、花らしいものはなんにも見えない。野木和公園付近から約30分で蟹田に到着。右折し線路を超えまた左折すると蟹田駅へ向かう。駅の手前には六ケ所村原燃の補助金で整備されたという休憩施設と「ウエル蟹物産館」が駐車場のそばにあった。
北海道方面から特急が到着したが、観光客らしい人は降りて来なかった。
早速店の中に入って「シロウオ」を探すがどこにも「ない」。
毎年4月29日から5月の連休には「シロウオ祭り開催」と書かれた記事をインターネットで見たので、ここではないのかと駅周辺を探した。すると申し訳程度に、駅前に小さな手書き看板があった。どうやら蟹田川で、その祭りは開催されているらしい。徒歩15分と書かれていた。
娘たちと休憩所でおやつタイムのあと、早速蟹田川に向かう。それにしても狭い道路と交差点がいくつかあるのに、祭りののぼりとか目印方向を示す張り紙一枚ない。ヤル気があるのか?とブツブツ言いながらも、車を勘で進めた。道路の突き当たりの土手沿いにあるのが「蟹田川」で、そこを左折すると、ありましたありました。シロウオ漁のヤナ場というのか、仕掛けをする小屋と板場などいくつか川の両側に設置されています。そしてしばらく行くとテントと「シロウオ祭り」のノボリが立てられていました。
午後3時を過ぎていて、お日様も落ち加減。テントの周辺に祭りのはっぴを着ているおじさんたちがいたので、「シロウオ売り切れですか?」と尋ねると「シロウオ?まだ上ってこねえよ」
「えっ?まだっていうと・・・」「雪しろがよけいで、いつもよりも川の水温が低いのでシロウオも上がってこれねんだな」「はー、水温が低いんですね?」「んだ、水温が上がれば、すぐに産気づいて上ってくるんだばって・・・」「はあー、シロウオが産気づくんですか?」「んだ、シロウオが卵腹サいっぺはらんで、卵産みに来るんだ」「はあ、よくわかりました。また来年来る楽しみができました」「んだあ。また来てけろ」
やむなく蟹田川のシロウオ漁のしかけである、簗場を写真撮影しました。
こうしてシロウオの踊り食いも、かき揚げの楽しみも消えてしまいましたが、このオジサンたちの「シロウオの産気づく土産話」がとっても気に入りました。