夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

文月の始まり

2009-07-01 06:14:46 | ブルーベリー畑
 文月(ふづき・ふみつき)由来を見ると、陰暦7月のこと。また、稲穂が膨らむ月で「穂見月」。七夕にちなむ短冊に文を書くので・・・。
 昨日は雨が降るという予報を期待しながらも、結局まとまった雨は降ることはなかった。さすがに26.6℃でも湿度が高く、少し動くとすぐに額から汗が流れ落ちた。
 パン工房ゆいまあるが最近人気があるのか、15名定員に対し今や18名に膨れ上がろうとしている。来年度は20名定員にする予定なので、いい出足かもしれない。就労継続支援B型の位置づけでその一つがパン工房ゆいまあるがあり、そして農耕班と今別れ始めている。15名定員の内2名が農耕班に所属している状況だったが、昨日パン工房から1名が農耕班入りをした。パン工房そのものの売り場面積や、工房内はスタッフとメンバーさんが上限15名もいれば満杯の感じがある。そういう意味でこれからもう少し農耕班にメンバーの再編があっても良いのかもしれない。
 昨日はそのメンバーU君(18歳)一人に先輩I君が「任せて」と張り切って面倒を見出した。
 I君(20歳)も発達障害で、なかなか仕事に集中できないことが多い。今のところ午前、午後合計2時間が彼の労働の限界の様子。知的しょうがい軽度の58歳の男性Kさんが、彼I君と作業をすると、どうしてもKさんの方が指導的立場に立ちたがり大きな声で物言いをするために、I君は萎縮してしまっていた。結果I君は作業に出たがらず、別々の作業場所でないとうまく行かなかった。
 そこにU君が来たのでI君としては少し自尊心をくすぐられたのか、かいがいしくU君に作業を教えている。U君は初めての現場でもあり、多少緊張気味である。
 U君はパン工房では、あまり仕事ができなかった。集中力や自発性、理解度もいまいちで、作業もいちいち声かけや支援が必要だった。I君の声かけで、昨日は野菜ににんにく入りのスプレー「元気丸」をかけ、ブルーベリー畑では水遣りとチップ播きをがんばっていた。I君のやさしく接するその態度は、U君にとっても心地よいのかもしれない。働くことが楽しいことにつながらなければ、続かない。それはK君も今まで社会の中で、たびたび厳しさに向き合ってきたことだ。作業そのものを覚えるという以上に、職場の雰囲気や人間関係がうまく行くかということが継続か否かを決めると言ってもいい。
 パン工房に昨日から実習入りしたTさん(女性)は、母の迎えに「疲れなかった?」と問われ「疲れなかった」と回答したと言う。「疲れた」とは「あまり好きじゃない」という彼女独特の表現だから、「うまく行くかも・・・?」というのがお母さんの印象らしい。それぞれの新たな人間関係が、あちこちで展開しようとしている。
 

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