夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

台風一過に残されたもの

2013-09-18 06:45:54 | つれづれなるままに
 台風18号は1975年(S53)の岩木山土石流災害並みであったと、今朝の新聞に書かれていた。岩木山の後長根沢の土石流が岩肌をむき出しにしているのを、登山家・根深さんが発見したという。

 あの1975年当時の岩木町に、初めて東京からカミさんと訪問した時の出来事なので、今でも記憶に新しい。ねぷた祭りを見ようと訪問して、その最中にどしゃ降りとなってねぷた祭りはそのまま中止。その翌朝、岩木山百沢地区で起きた土石流災害では22名の方が亡くなられた。

 今回の雨の強さと時間的な長さも尋常なものではなかった。朝5時頃から、午後4時過ぎまで続いた。従来岩木川の氾濫が最も影響大と思いがちだったが、今回は大小支流の増水が原因と書かれている。
 私の職場「あうん」の敷地に入るためには、農業用水路を超えなければならないのだが、今回は(実はつい先日もあった)そこが氾濫して、道路を乗り越えてしまった。急遽この日、午後2時30分頃別の事業所で高台にあるクレッシェンドに緊急避難した。また、早く帰宅できる人を保護者に確認連絡。一時間ほど早めに帰宅した。それでも保護者で仕事の関係で急な変更が難しく、PM5時にいつもどおり送る人が二人いた。振替休日であったことで利用者数が少なく、月曜日が休業日の事業所が使えた、思ったほど風は強くなかった。という幸運な麺もあって、何とか切り抜けた。

 東日本大震災で幼稚園のバスが津波に巻き込まれて4人が犠牲になったことは記憶に新しい事故である。事業所の責任者の判断と指示が、その大切な命を守れるかどうかの鍵を握っている。
 どうしても事業所側は、早く保護者に引き渡せば、その責任を免れるという思いが強いのではないかと思うことがある。だから無理してでも、行動してしまうのだろう。
 今回の大雨増水によって岩木川が氾濫しており、川を超えないと帰宅できないという環境上の問題も抱えている。一日で水はかなり引けるのだが、その一日の判断でもある。
 緊急避難的に一時避難所に移動は可能でも、食の確保が次の課題でもある。
 10月6日の「防災訓練」にその課題を重ねたい。