夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

草木染め

2013-09-12 06:44:29 | サイクリング
9月11日(水)

 東日本大震災から2年半が経過した。瓦礫は撤去されても、復興は中々進まずである。福島原発をはじめとする近代科学の粋を集めながらも、いったん事故が起こればとんでもない修羅場となるという現実。反映どころかその風評被害も含めて、人々の生活が破綻して苦しみが続く日々。先例を見ながらも、懲りない政治家。
 
 さて、稲刈りが始まりました。コオロギがチロチロと朝夕啼き通しです。収穫の秋、私どものお借りしている栗畑の栗が落ち始め、昨日収穫した一番果実を頂きました。
 今月29日(日)社会福祉法人 抱民舎の「感謝祭」というイベントが開催されます。
 その作品展に出品する作品として、今外部講師らの指導のもとに「書道」「草木染め」などの制作活動が進んでいます。
 昨日は「草木染め」の作品が出来ました。一部は販売されるようです。ちなみにこのグリーンの作品は、藍とマリーゴールド染めです。
 楽しみながら制作する芸術活動、それはとても人生の日々に大切な活動だと思います。
 今朝のNHKラジオ深夜便で、私達が親交を温めている「岩木山しらとり農場」の白取克之さんの「東北管弦楽団」の演奏会の紹介を聞いていました。来年2月に私達の住んでいる地域での旗揚げ公演が予定されています。
 白取さんも宮沢賢治を意識して、音楽を始められたようです。チェロを演奏するようになったのは、賢治童話からのようです。「農民芸術概論」のお話もされていました。
 
 序論

……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……

おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である

 来年2月の旗揚げ公演では、ドボルザークの「田園」などを演奏されるとのことでした。北海道管弦楽団の主宰者、指揮者・牧野さんも来弘し、バイオリンの演奏をされるようです。
来年の演奏会が楽しみになりました。