夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

私だけの定義1/痛み

2011-12-06 16:00:48 | 創作(etude)
痛みの正体は
果たしてなんだろう
痛い
どこが?
頭の中が
痛い
どこが?
心の中が
痛い
どこが?
体のあちこちが
痛みは
何を
訴えているのだろうか?
自分を守るため・・・

痛みがなかったなら
身体や
こころは
どうやって
身を守るのだろう
熱いお湯の中でも
冷たい氷の海でも
平気で
入って行って
やけどや
凍傷を受傷して
敗血症を起こして
死んでしまうかもしれないのだ
傷口が
化膿すると
その炎症反応で
痛みを感じる
そう思えば
痛みがあることは
何をおいても
加減を知るという
情報手段なのだと思う

心の痛みはどうだろうか?
ところで
こころって
どこにあるんだろうか?
こころは
心臓にあるわけではなく
結局は
脳の中に
あるわけだから
右脳か左脳
大脳皮質?
まあ
脳のどこかで
苦しむサインを
発信するのだろう
そして
その情報が
心臓の血流を増減させて
痛みの調節も
行うのではないだろうか
驚いたときに
血の気が引くとか
胸がどきどきするとか
きゅうんと
締め付けられるような
そういう変化が起こる
すべて関連付けられた
自律神経とやらが
保身の機能として
身に着けている
忍術のようなものではないだろうか

痛みを
解消するために
薬が
使われる
でも
昔から
恋の痛みに
つける薬は
ないというから
自然治癒力という
自分の
本来持っている
力を
フル動員する以外
ないのかもしれない
痛みの
度合いによって
重症度が
異なってくる
薬以外の力って
どんなことがあるのだろうか
たとえば
忘れること
眠ること
休むこと
おいしいものを
食べること
やけ酒を飲んで
酔っ払うこと
自傷行為をすること
痛みを
痛みで分散すること
音楽を聴くこと
歌うこと
友人や
気の置けない人に
悩みや苦しみを
聞いてもらうこと
運動をすること
旅に出ること
非日常的な
体験をすること
文字などで
心の内側を
書き出すこと
大声を出すこと
誰かに叱られること
抱きしめてもらうこと
思いっきり泣くこと
やくざ映画を見ること
落語を聞きに行くこと
でも
一番いい方法は
とりあえず
思いっきり
好きな人に
好きだと
付き合ってくださいと
告白することなのだ
それも
痛みの
治癒力かもしれない