今週号の日経ビジネスは、「人を元気にする経営」特集で、2013年「働きがいのある会社」ランキングを掲載しています。
そのランキングは、1位グーグル 2位日本マイクロスフト 3位plan-do-See 4位ワークアプリケーションズ 5位サイバーエージェンス 6位 アメリカンエキスプレス 7位ザ・リッツ・カールトン東京 8位トレンド・マイクロ 9位 三幸グループ 10位 ディスコ 11位 モルガン・スタンレー 12位 セプデーニグループ 13位 アサヒビール 14位 日本イーライリリー 15位 プルデンシャル生命保険という順位になっています。
そして、その基準は、信用ー①重要な事柄や変化についてきとんと伝えられている、②経営・管理層は言いたいことやることが一致している、③細かく管理しなくても、従業員はきとんと仕事をすると信頼されている 尊敬ー①経営・管理層は、よい仕事や特別な努力に対し感謝してくれる、②仕事を進めるうえで失敗はつくものであると会社が理解している、③単なる従業員でなく、人として大切に扱ってくれる 誇りー①自分たちが成し遂げている仕事を誇りに思う、②この会社で長く働きたいと思う、③会社の人たちは、仕事に行くことを楽しみにしている 公正ー①会社の利益が公正に分配されていると思う、②昇進すべき人が昇進している、③会社の人は、裏工作や他人を誹謗中傷しないように心がけている 連帯感ー①会社で自分らしくいられる、②入社した人を歓迎する雰囲気がある、③必要な時に強力を当てにできる 以上です。つまり、マネジメントと従業員の間の「信用」「尊敬」「公正」、従業員が仕事に持つ「誇り」、従業員同士の「連帯感」が基準としています。それで、上記の15社の企業がランキングされているわけです。
ランキング企業を見て気がつくのは、製造業が「アサヒビール」の1社のみであるということです。製造業自体が低迷しているので、人を元気にしないということなのでしょうか。それにしても、サービス業が上位を占めています。
地元群馬県の就業者割合は、第1次産業が5%、第2次産業25%、第3次産業70%です。いかに産業がサービス業にシフトしていることがわかります。日本経済の再生は、製造業が復活しなければ成しえないという声を聞きますが、このランキングた就業者数の実態を見ると、果たしてその考え方が正しいのか疑ってみて、その根拠をつきつめてみることが必要ではないでしょうか。
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