群馬大(高田邦昭学長)が来春をめどに、桐生市にある工学部を理工学部に改編する計画案の具体的内容が27日までに分かりました。昼夜開講のフレックス制学科を含めて5学科とし、大学院は現行の工学研究科を理工学府に改名。現在の学生が卒業するまで工学部は存続します。
計画案によると、理工学部は現行の工学系7学科に理学の要素を入れ、化学・生物化学科、機械知能システム理工学科、環境創生理工学科、電子情報理工学科の4学科に再編。さらに、理工学全般を統合的に学ぶフレックス制の総合理工学科を加えて構成します。
群馬大によると、工学部の教員の約30%が理学博士で、改編は工学と理学を融合し、新たな時代に対応した人材育成が目的です。計画案は、ことし5月下旬に文部科学省に提出しました。文科省の諮問機関、大学設置・学校法人審議会が承認し、答申を受けた文科相が認可すれば、群馬大は理工学部に来春入学する新入生を募集できます。改編後も募集人数は現行と同じ510人です。
理学は、科学技術の基礎であり、工学部に厚みが増すのではないでしょうか。地元群馬県にとってよいことではないでしょうか。
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