ソニーは部品や素材を調達する下請け企業の整理に乗り出します。「ソニー・サプライヤー・フォーラム」と名づけられた会合で、ハワード・ストリンガー会長兼社長はソニーグループで調達先を現在の2,500社から半数の1,200社に絞り込むことを発表しました。
ソニーは、オーデョオ、ビデオ、テレビの電源ケーブルなどの標準部品、共通部品では絞り込み余地が大きいと考えています。調達先を絞り込んだ結果として、1社当たりの購入量を増やします。そうして部品の買い取り価格を下げる方針です。2009年3月期に2兆5,000億円だった購買コストを2010年3月期には5,000億円圧縮して2兆円とする計画です。
しかし、その実現可能性については疑問の声がでています。2003年10月に当時の出井会長兼CEOの下で、調達先の削減計画を打ち出し、2006年までの3年間で4,700社から1,000社に絞る予定でしたが絞り切れなかった前例があるからです。
ソニーは今度こそ背水の陣で臨むと言いますが、明確な削減への道筋は今のところ示されていません。
調達先削減は、部品メーカーにとってみれば死活問題です。ソニーが技術力のある部品メーカーを絞り込むにしても、明確な自社の事業領域を認識しなければならないのではないでしょうか。
ソニーは、今、自社の事業領域が曖昧になっているように私は思います。
ソニーは、オーデョオ、ビデオ、テレビの電源ケーブルなどの標準部品、共通部品では絞り込み余地が大きいと考えています。調達先を絞り込んだ結果として、1社当たりの購入量を増やします。そうして部品の買い取り価格を下げる方針です。2009年3月期に2兆5,000億円だった購買コストを2010年3月期には5,000億円圧縮して2兆円とする計画です。
しかし、その実現可能性については疑問の声がでています。2003年10月に当時の出井会長兼CEOの下で、調達先の削減計画を打ち出し、2006年までの3年間で4,700社から1,000社に絞る予定でしたが絞り切れなかった前例があるからです。
ソニーは今度こそ背水の陣で臨むと言いますが、明確な削減への道筋は今のところ示されていません。
調達先削減は、部品メーカーにとってみれば死活問題です。ソニーが技術力のある部品メーカーを絞り込むにしても、明確な自社の事業領域を認識しなければならないのではないでしょうか。
ソニーは、今、自社の事業領域が曖昧になっているように私は思います。
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