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群馬現代史研究会設立シンポジウム「群馬現代史研究の現状と課題」に参加しました

2009-12-12 05:54:05 | 地域文化・地域資源
 本日(12月12日)、前橋プラザ元気21で開催された、群馬現代史研究会設立シンポジム「群馬現代史研究の現状と課題」に参加しました。この会は、共愛学園前橋国際大学の地域共生研究センターが主催したものです。

 まず、石原征明共愛学園国際大学名誉教授の「群馬の近代から現代へ」というテーマの基調講演がありました。


 パワーポイントでの群馬の近代、現代を説明がありました。75分という時間で群馬の100年を説明していただいたのですが、特に新町屑糸紡績所の価値を詳しい説明がよかったです。


 基調講演の後に、シンポジウムがありました。パネリストは、以下の5人で次のような説明がありました。
・秋池武群馬県立文書館長:資料の保存について
・岩根承成共愛学園前橋国際大学非常勤講師:県内の戦後市町村史について
・荒敬長野県短期大学多文化コミュニケーション学科教授:戦後占領の研究について
・大沼久夫:共愛学園前橋国際大学教授:本県の占領期について


 シンポジウムは学問的な内容でしたが、その後の参加からの質問で、俄然内容が濃くなりました。それは、現代史を研究するということは、昭和の戦争の歴史の意味を考えるということです。そのことは、必然的に天皇制について考えることなのです。

 参加者には教育者の方が参加していましたが、学校の教育では、時間の関係から近現代史は触れられないで終わります。それは、昭和の歴史を学ぶということは、天皇制について考えざるを得ないからです。

 シンポジウムの司会をされていた宮崎俊弥共愛学園前橋国際大学教授が、現代史研究という同時代史を学ぶ難しさとして、①自分が生きている時代なので客観視できない、②生存している個人評価はプライバシーの問題もあ評価が難しいと述べていました。そのとうりだと思います。

 しかし、経済成長の著しい中国や韓国をはじめとするアジア諸国との関係が重要になってきた今、今まで避けてきてもよかった自国の近代現代史、特に現代史を学ぶことが非常に重要になってきているのではないでしょうか。

 そして、地域の時代と言われる今、自立した自治を確立していくためにも、地域(群馬)の現代史を学ぶ、研究する意味があるのだと思います。

 


 

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