TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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今年4~6月期でトヨタ4割減益となる

2008-08-08 20:42:52 | 経営全般
 トヨタ自動車が7日発表した2008年4月~6月期連結決算は、円高、北米市場の不振、原材料価格の高騰などで大幅な減益となりました。

 トヨタの4月~6月期決算は、営業利益が4,125億円(前年比38.9%減)、当期利益が3,536億円(前年比28.1%減)となりました。売上高は1兆2,151億円で前年比4.7%となっています。理由は円高で営業利益が2,000億円減ったほか、鋼材などの原材料をコスト削減努力で吸収できなかっためです。

 トヨタ他の国内自動車メーカーも収益は悪化しています。そのためにこの影響は、部品メーカーにも影響を及ぼしています。トヨタの関連会社トヨタ紡績は、米国子会社での大型車向けシートの生産を停止。ドア部品を手がける豊田合成もメキシコに建設している工場の操業開始時期を当初予定の10月から先送りする方針です。デンソーも、2009年3月期の通期の連結当期利益を当初予想より150億円下方修正しました。

 影響はさらに「川上」の素材産業にも及んでいます。旭硝子の1月~6月の車ガラスの売上は前年同期比で約2%減少しています。昭和電工の1月~6月のアルミニウム事業の売上も同年前期で6%減少しています。

 自動車産業そして自動車関連産業が軒並み売上減少、利益減少している状況をみますと日本の景気後退はほんとうに明らかになっていると私は思います。この影響は雇用環境等に影響してくると思います。平成12年、13年ころの雇用不安の状況にもどるのでしょうか。あのころは物価が安定していたのですが、今はなにからなにまで値段が上がっています。労働者、生活者にとっては今以上にたいへんな時代が続きそうです。






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