トヨタ自動車はブラジルで8日、サンパウロ州ポルトフェリス市にエンジン工場を新設すると発表しました。2015年に生産をはじめます。生産能力は年間約20万基、投資額は未定。いまは日本から輸出しているが、販売が増えているため現地生産の割合を高めて円高などの影響を抑えます。
新エンジン工場は、トヨタがブラジルに持つ2カ所の車両組み立て工場のほぼ中間地点に設けます。「カローラ」をつくる「インダイアツーバ工場」と、9月末に現地で発売する小型車・エティオスをつくる「ソロカバ工場」。それぞれ年間7万台の生産能力があり、新工場でつくるエンジンを供給する計画です。
生産するのは1.3~2.0リットルのエンジン。工場が完成するとカローラとエティオスの部品の現地調達率は現在の65~70%から、85%に高まります。
BRICSという言葉が、言い古されたこちばですが、ブラジルの市場はトヨタ自動車にとって、魅力のある国です。国の勢力地図が変わってきています。あと10年でまったく変化するのではないでしょうか。
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