すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

木曽駒ケ岳の花

2022-07-03 09:28:57 | 山歩き

 6月29日、千畳敷。まだ所どころに雪が残る。カールの平地にはまだ花はほとんど咲いていない。この暑さで雪はどんどん解けているから、花咲き乱れるお花畑になるのはもうすぐだ。

 稜線に上がる急斜面「八丁坂」の途中:

 イワカガミ(岩鏡)

ツガザクラ(栂桜)

オオツガザクラ(大栂桜):ツガザクラとアオノツガザクラの雑種。写真が下手でわかりにくいが、ツガザクラの方がピンク色が強く、やや小ぶり。

ハクサンイチゲ(白山一花):優雅に美しい。花びらに見える白い部分はガク。

ミヤマキンバイ(深山金梅):花弁の中の赤みが可愛いい。

 木曽駒ケ岳山頂から北東に下る「馬の背」の稜線:

キバナシャクナゲ(黄花石楠花):ハイマツを風よけに利用するようにくっついて、あるいは割り込んで咲いている。

オヤマノエンドウ:(御山の豌豆):今回はこれが圧倒的に多かった。コマクサなどの咲くのはもう少し先か。

ヒメウスユキソウ(姫薄雪草):エーデルワイスの仲間で最も小さく、直径約2㎝、かわいい。中央アルプス特産。別名コマウスユキソウ(駒~)。

イワツメクサ(岩爪草):花びらが10枚に見えるが、5枚が深く2裂しているのだそうだ。

 濃ヶ池を経由して宝剣山荘に戻る道(森林限界に近いダケカンバ林の中):

ナナカマド(七竈):秋にはあんなに鮮やかな紅に染まる高山の紅葉の代名詞も、今の時期はこんなに清楚な花をつける。


タカネザクラ(高嶺桜):ダケカンバに混じって下向きに可憐に咲く

 今回はまだ高山植物の最盛期前だが、それでもこんなに美しい花が咲いている。人があまりいなくて静かに鑑賞できるのも良い。すでに陽射しは強烈だったが。

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