湖底に沈んだ故郷&村
≪ふるさとは遠きありて思うもの≫
湖底に沈んでは・・・・どうすることもできない。
♪小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)
湖底に沈んだ村の歴史が刻んであります
「水とみどりのふれあい館」から
鶴の湯温泉(鶴乃温泉)は、古くからの湯治場として栄えていたそうですが、
昭和32年、ダム建設に伴い、村ごと湖底に沈んでしまった。
しかし、泉源だけは残してあり、湖底からパイプで湖畔まで引かれている。
長らく、その湯は使われていなかったのだが、
10数年前に鶴の湯温泉を復活させ、
今では何軒かの宿にタンクローリーで源泉を運んでいるとのこと。
湖底にあった家々が、山の中腹に移転された。
ダム湖堰堤から見上げる
おまけ
≪みずと緑のふれあい館≫にて
太鼓&祭りの出し物の着物
背負いた、千歯こき
、とうみ、
炭俵&編み掛け炭俵
木挽き用巾広ノコ&アワ棒&鎌
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今日のメモ
湖底に沈んだ村、新たに住処を求めて移転した家々が山の中腹に
ダムを見つめながらの暮らし・・・・がある。
ふるさと秩父にも合角(かっかく)ダムの築造により移転を余儀なくされた
家々があります。
成田空港建設工事に伴い、農家の強制移転に反対した農民が先祖伝来の土地だから・・・と、
生木に身体を縛り付けて『断固動かない』の闘争姿を目の当たり見た。
小河内ダム工事にも数々のドラマがあったことでしょう。
見下ろす家々の人も時代とともに代が変わり、ふるさとを思う気持ちも癒えたであろうか。
だが・・・歴史だけはいつまでも残る。
次回、その5(コンクリートバケット)、 その6(水源涵養林)と続きます