タイトルの「嫌われ者」とは、主人公の立浪の職業でもある写真週刊誌の編集者や記者のことだけど、私は有名人のスキャンダルを暴くことが悪いことだと思わないし、だから彼らを嫌う理由も無いから何故こんなに世間から嫌われ立浪自身もそう考えているように描かれているのか分からない。
まあ、そもそも芸能人にもスキャンダルにも元々興味は無いんだけど・・・。
でも、日本の政治家の襟を正すために「文春」は必要な存在(決して「必要悪」と言う意味ではなく)だと思ってるし。。
それに、そういう記事を読む人は、それを取材した人を嫌っているとは思えない。
ということで、この小説の大前提は受け入れられないけれど、内容は面白い。
ストーリは親もスポーツ新聞で同じ仕事をしてた記者で、スキャンダルをスクープしたことで芸能界の大物に殺されたと信じる立浪がその仇を討つという内容で、結構ハードボイルド。
誰も信じられない状況で孤軍奮闘する立浪だけど、最後の詰めの段階になるとちょっとおかしな行動をとる。
鈴村のことも唯一の味方と信じすぎだと思っていたら案の定。。。
そんな感じで、せっかく盛り上がった物語も最後は何だかなぁ・・・の展開。
新堂冬樹はあまり好きな作品が無かったのを折角見直したと思ったのに。。
また、車の助手席をパッセンジャーシートと言ったり、訳の分からないカタカナの固有名詞みたいなのがさりげなく登場して、その度に読むペースが乱れる。
それから表紙のイラストはもうちょっと何とかならなかったのかな。。
光文社
まあ、そもそも芸能人にもスキャンダルにも元々興味は無いんだけど・・・。
でも、日本の政治家の襟を正すために「文春」は必要な存在(決して「必要悪」と言う意味ではなく)だと思ってるし。。
それに、そういう記事を読む人は、それを取材した人を嫌っているとは思えない。
ということで、この小説の大前提は受け入れられないけれど、内容は面白い。
ストーリは親もスポーツ新聞で同じ仕事をしてた記者で、スキャンダルをスクープしたことで芸能界の大物に殺されたと信じる立浪がその仇を討つという内容で、結構ハードボイルド。
誰も信じられない状況で孤軍奮闘する立浪だけど、最後の詰めの段階になるとちょっとおかしな行動をとる。
鈴村のことも唯一の味方と信じすぎだと思っていたら案の定。。。
そんな感じで、せっかく盛り上がった物語も最後は何だかなぁ・・・の展開。
新堂冬樹はあまり好きな作品が無かったのを折角見直したと思ったのに。。
また、車の助手席をパッセンジャーシートと言ったり、訳の分からないカタカナの固有名詞みたいなのがさりげなく登場して、その度に読むペースが乱れる。
それから表紙のイラストはもうちょっと何とかならなかったのかな。。
光文社