テーマとしては加納朋子の「七人の敵がいる」と共通するところが有るけれど、主人公の性格が正反対。
こちらはひたすら流されるタイプだけど、たまにちょっと意地も見せる。
私自身は「七人の敵がいる」の陽子タイプだけど、こちらの菜々子により共感を覚える。
内容は、子どもと母の二人の成長物語と言ったところで、とても良かった。
今度の本屋大賞にノミネートされそうな作品。
どこまでが真実か分からないけれど、実際にこんな感じだったら普通の公立高校が甲子園に行くなんて(特に激戦区では)恐ろしくハードルが高い。
2024.3.20
小学館