toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「そこに工場があるかぎり」 小川洋子

2021年03月12日 | 読書日記
「科学の扉をノックする」の続編的なエッセイ集。
タイトル通り、工場見学記と言った内容。

「科学の扉をノックする」と同じく、本題に入る前にその工場に関する自分の思いを書いていて、そこが文系の人の発想らしく私には新鮮に感じる。
「科学の扉をノックする」では、まるで頓珍漢感じだったけど、工場は分からないなりにも見れば何となく理解できるせいか、的確な指摘も多くなっている。

私自身物作りが好きで、ずっとメーカで開発設計をしてきた関係でいろんな工場に行った経験が有るけれど、どれも知らない世界ばかり。

エストロラボ(細穴屋)
放電加工で精密な穴を開けるだけの会社。
女性だけで起業。

グリコピア神戸
グリコの工場。
心斎橋のグリコの看板はうちの会社で設置しました。
私が入社する前で、私はメンテしか絡んでいませんが・・・。

桑野造船
競技用ボートの国内唯一のメーカ。
私が毎週漕いでいるナックルフォアもそのオールもここの製品に違いない。

五十畑工業
乳母車の会社。

山口硝子製作所
大学時代の化学の実験でガラス細工をやったことを思い出しました。

北星鉛筆
最近は、選挙の時しか鉛筆は使ったことないかも。。






集英社
コメント
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