toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「だまされ屋さん」 星野智幸

2020年11月08日 | 読書日記
登場人物について特に説明されることなく物語が進んで行き、会話の中で同じ人物が愛称で語られたり本名で出てきたりするので、関係がなかなか理解できない。
かなり読み進めたところで漸く一家の中の物語なのだと分かってくる。

主な登場人物は、年老いて夫に先立たれ一人で暮らす母と、長男とその嫁、長女とその娘、次男とその嫁と二人の子供たち、そして長女のマンションの向いに暮らす女性と謎の男性。
ところが、この登場人物達が全員普通の感覚の持ち主ではないので、彼等の行動も話す内容もサッパリ理解できない。
どうも作者の理想の世界を描いたファンタジーだったようです。





中央公論社
コメント
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