星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

三角点・猪倉山

2012-02-27 15:55:23 | 標石
今回の三角点は、柴田町富沢と岩沼市にまたがる里山:猪倉山にあります。
地元の古老のお話では、猪倉山を「龍神さま」と呼んでいました。
この地区では、昔から水不足に悩まされていたため富沢地区の人々は雨が降らない時に猪倉山の「龍神さま」に雨乞いをしたそうです。
猪倉山の麓にも猪倉溜池があります。近年、山頂の「龍神さま」は里に下ろされ、お祭りも里で行うようになったそうです。

点名:猪倉山(いのくらやま)
種別:四等三角点
基準点コード:5740-16-4501
緯度: 38度07分38.4663秒
経度:140度48分45.0009秒
標高:245.14m
所在地:柴田町大字富沢字猪倉26番地
所有者:柴田町
備考:昭和40年に6月に標石が設置されている。
撮影:2006年10月8日



【四等三角点(猪倉山)】



【猪倉山の遠望】
猪倉山は、富沢地区の林道田中線を岩沼方面に向かうと、左側に手打そば処「花いかだ」の看板があります。
ここを左折し、細い砂利道を進むと「花いかだ」があり、さらに進むと左手に大きな猪倉溜池が現れます。
溜池では釣り人が竿を垂らしていました。何が釣れるのか聞いたら『ブラックバス』といっていました。
猪倉溜池沿いに奥に進むと二軒の農家が並んでいて、奥の農家の許可を得て、道順を聞き、裏手から登りました。
行き過ぎると沢になるので、尾根を外さないようにとのアドバイスを受け、割としっかりとした踏み跡があり、山頂まで20分程で到着しました。
山頂に三角点はありましたが、雨乞いをした「龍神さま」の痕跡は見当たりませんでした。
また、周囲の木々が密集して、以前は遠く仙台の街並みや太平洋も見えたそうですが、木々の隙間から何とか周囲の景色を確認するのがやっとでした。



【龍神さま】
猪倉山の山頂から富沢の深山(ふかやま)神社の境内に安置された龍神さま。



※ ももさん、三角点の位置の地図をブログに貼り付けようとトライしましたが、うまくいきません。
もう少しお待ちください。


下町ロケット

2012-02-27 15:18:27 | 宇宙
宇宙好きな管理人として、ロケットが出てくる本は買わなければと思っているが、それが小説となると・・・。
でも、やっぱり購入した。昨年秋頃、第6刷であった。池井戸潤の「下町ロケット」第145回直木賞受賞作品である。
400ページを超す大作であり、ずっと「積ん読」状態であった。

2月16日の通町小学校で宇宙のお話をしたとき、校長先生から下町ロケットを読みましたかと聞かれ、まだであることを伝え、少し後ろめたさを感じていた。
2月24日、新幹線で上京する際、車中で読んだ、読み始めてぐんぐんと引き込まれて行く。移動時の電車・バスの車中でも読んだ。
帝国重工、新型水素エンジン、バルブシステム、比推力600秒の高性能エンジン(あり得ない)、最終設計審査(CDR)、等と懐かしい言葉が出てくる。
一気に読んだ。久々に小説を読んだ。ストーリーもよく、飽きさせなく400ページもあっという間であった。



HAYABUSA BACK TO THE EARTH

2012-02-26 00:04:59 | 宇宙
2月24日上京すると友人(めぐちゃん)に「夜は暇なので一緒に飲もうと、メンバー、場所はお任せする」とメールをする。
多摩六都科学館の帰り、丸の内で待ち合わせをした。どんなメンバーが集まるかは現地で集まったときのお楽しみにしていた。

先ず現れたのが、昨年東日本大震災で被災した子ども達に宇宙活動を通じて元気を届けようと、JAXA他が運営主体なった「宇宙子どもキャラバン」で、管理人と一緒にボランティア(宇宙教育リーダー(SEL))で活動した大学生の元気君。
管理人に宇宙に興味を持った経緯や今までの活動経験を聞いてくる。頼もしい好青年である。

続いて現れたのが、筑波で仕事をしていた時、国際宇宙ステーション(ISS)の写真を撮影していた人に出会い、それ以来、友人となり時々メールをする。その人が目の前に現れた7~8年振りにお会いした。積もる話がいっぱいあった。

「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」(=HBTTE)の上坂浩光監督夫妻が現れた。
昨年2月下旬、日本スペースガード協会(JSGA)の総会・講演会で初めてお会いした。
HBTTEの上映が講演会であった。総会終了後の懇親会の席上で、上映効果が不満足であったのでリベンジをしたいと話したのが「はやぶさ帰還一周年」のイベントである。
その後6月12日、JSGA主催のはやぶさ帰還1周年のイベントあり。この時、監督からHBTTEのDVDをお借りする。東日本大震災で被災した避難所等で上映している。もう少しお借りしたいとお願いする。
6月下旬、いわき市での宇宙子どもキャラバンでお会いする。
と何度となく、監督夫妻とお会いしている。
角田市で今年9月2日、はやぶさの日記念イベントを予定しているので監督に角田市に来ていただけないかお願いしたところ、現在のところ空いているという。
監督のHP「星居Webブログ」
http://blog.livedoor.jp/hiromitsukohsaka/
の2011年3月1日、2011年6月19日のページに管理人が写っている。

最後に、このメンバーを集めていただいた、「めぐちゃん」に感謝である。



上坂監督夫人のお持ちのはやぶさグッズ。


2次会までセットしていただき、ホテルにチェックインしたのが、翌日であったので、ブログを更新出来なかった次第である。


多摩六都科学館

2012-02-25 09:04:21 | 宇宙
2月24日、東京都西東京市にある多摩六都科学館にきた。



最初の東京勤務の頃、一度来ているが、今回きて見て、展示内容が大幅に変更となっていて、記憶にないものばかりだ。
最初に来た日をはっきり覚えている。つくば隕石が夕方落下した日である。(1996年1月7日16時20分頃)。まだ館内にいて、展示物を見ていた頃であった。もう少し早く出ていれば隕石落下の雲・音を目撃できたものと悔やんでいる。

さて、今回の目的は、コスモハウスサポーターとして、展示内容の模様替え、催事内容の参考となればとの思いからだ。
コスモハウス内にある展示物のメイン(?)であり、中央に陣取っていて、かなりのスペースを占めている惑星探査機ボイジャーの模型だ。
インターネットでボイジャーを検索すると国内に2箇所展示していることがわかった。
角田市スペースタワーコスモハウスともう1箇所は、多摩六都科学館であることがわかった。
科学館のHPによると天井から吊り下げていることがわかった。がよくわからないので、現地調査にきた。
東北新幹線、埼京線、山手線、西武新宿線を乗り継ぎ、花小金井駅から徒歩である。(土・日・祝日のみバスが運行している)
ボイジャーの展示は、説明パネルが小さいものがあるだけで、担当者に伺っても詳しいことがわからなかった。



展示パンフレットに記載があるかと調べてもらったが無かった。角度を変えて撮影してきた。
角田コスモハウスのボイジャーを天井から吊り下げたらどうなるかな?
暗い部屋なので視覚効果、重量とワイヤーの強度、費用は・・・・といろいろ問題がありそうだ。
でも、検討してみる価値がありそうだ。
科学館の展示コーナーも多くあり、ボランティアも多くいて、いろいろ質問に答えたり、ミニ実験をしていた。
コスモハウスが、平成25年度、増築になった場合、提案できる内容が多くあった。
有意義な日であった。入館料500円。

かくだ宇宙っ子まつり

2012-02-23 23:47:11 | 宇宙
毎年5月5日の子供の日に開催される「かくだ宇宙っ子まつり」今年で第19回を迎える。昨年は、東日本大震災の影響で各行事は自粛となり、自主参加で実施した。

数年前より、阿武隈天文同好会の代表として、実行委員会の委員となっている。下部組織に企画部会があり、このメンバーにも加わっている。
各種団体の代表者が月1回集まり、行事内容、予算等を決めている。本日(2月23日)第3回目の実行委員会があり、少し遅れて出席した。

我会は、毎年晴天時、天体望遠鏡で太陽黒点の他、水素アルファ線(Hα)の光だけ通すフィルターを用いた専用望遠鏡で太陽のプロミネンスを見ていただいている。
会員の撮影した天体写真を使いったスライドショーも実施している。
今回は、エアードームを自作し、ドーム内でプラネタリウム上映を予定している。
エアードームが完成したら、ブログに載せたいと思っている。


少し遅れた理由は、大変お世話になった方が2月18日享年84歳で亡くなり、本日、通夜があり、それに出席したためである。