ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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こどもの日は子供のようにふるまってみた

2016-05-05 13:16:00 | ツーリング
こんにちは。

豊坂屋開業以来、定休日を初めて週休二日にしてその二日目の本日。

・・・案外、することもない。

これは、我ながら意外だった。

そして、そんな感覚を面白がっているあたし自身だった。


間違いなく昨晩は「明日も休みなんだ」と思えると、気分は軽い。

これまで週一の定休日には、明日こそはあれもしようこれもしよう、あれもしなくてはこれもしなくては・・・と意識しないままに予定が埋まって、それでも足りないと思っていたあたしの時間でしたが、いざ今日を迎えてみると、穏やかとも言えますが、なんか拍子抜けするくらいに時間の過ぎるのがゆるいんです。

現在ただ今 午後1:30.

そんな感覚を、面白がっています。


さて、そんな本日のこれまでを記しておこう。


昨晩、寝床について考えたのが、

「明日も休みにしたのだが、どうするべ?」

これまでの感覚からしますと、「せっかくの週一度のお休みなんだから」というのが先に立っていましたが、今回はそれがない。

せっかくもさっかくも、休むと言ったら休むからという勢いでお休みを決めたんだ。

・・・あほ?

でも、伏線はあって、今だからそれも言えるけど、忙しい時はそれは忙しいあたしだった時もあったのだよ。

それを何とかこなしたあたしをほめてやりたいと今では思っています。

そして、よく体が壊れなかったと、あたしの体さんをほめてあげます。

ありがとうございます。


で、迎えた本日午前5時。

いつも通りに目が開いた。

天気は良さそうだ。

ということで、来たるべき九州ツーリングに向けて、予行演習でプチツーリングをしてみよう。

ちらちらと考えていましたのが、いつか行くからと言っていたおバカのノイさんの家

一年くらい前に「オフグリッドの家」ということで、電線のない家に住んでいるらしい。

それが豊田のはずれにあるらしい。

住所だけは教えてもらっていたので、思いつきでしたが、ナビ子ちゃんを頼りに朝から出かけてみた。


あまりに早いと迷惑をかけるといけませんので、6:30に出発。

今日は天気が良いから、それはそれは気持ちが良い道中でした。

足助に入る辺りでは、森のコロンがすごいです。

これはバイクならではの楽しみですよ。


やがて・・・勘八峡を過ぎて、香嵐渓を横目に見て、板取というところに到着。

このあたりにあるらしい。

が、ナビ子ちゃんが教えてくれた「目的地に到着しますた」というところには、何もなかった。

う~む・・・多少予想はしてたけどね。

その時、電話番号までは聞いていない上に、スマホの圏外だったんだ。

と・・・

ちょうど村人らしき人が、犬を連れて散歩していた。

で、聞いてみた。

「この辺に、M野さん(本名)というお宅はありませぬか?」

すると、

「あぁ、この山の上にありますよ」

と教えてくださいまして、無事たどり着けた。

それがこちら、



格別「ここがオフグリッドの家なんだぜ!」という威圧は、全くない。

つ~か、

「山の中なんで、電気、来ないんです」

というのがふさわしい。

まぁ、それはそれとして、この時点で朝の8時半頃。

いきなりですから、いるかいないかもわかりませんが、とりあえず声をかけてみた。

「すみませ~ん」

・・・

中から出てきたのが旦那さんですた。

「初めまして、ノイさんの友人のぴかと申します」

と挨拶したら、

「あぁ、聞いてますよ」

と安心してもらえたようです。

ただ、残念ながらノイ本人は今日は石垣島にいるらしく会えませんですた。

まぁ、来た見たということで良しとしよう。

ノイよ、また来よう。


ど田舎の山の中での邂逅は、それはそれで面白くて、先方様には失礼だったかもしれませんが、正直行けるか行けんかもわからないから、あたしの行動はこういうことが多いのだ。

それでも、行ったら行ったでそれながらの出来事もありまして、それもまた楽し。

「出会いの先に自分に出会う」

それは本当だと思っています。


さて、ノイには会えませんでしたが、もう一つのスケジュールを立てていた。

・・・

山から下りて、豊田の町のど真ん中に入ってみる。

大都会の駅チカの地元で、ブイブイ言っている老舗呉服屋さんがこちら。



9:30、すでに開いていますた。


ブイブイ言われるのが怖いので、入口越しにそっと中を覗いてみた。



どうやら、昨日もいっぱい儲けたらしく、帳場で嬉しそうにお金を数えて、それを帳面につけていた。

カメラで彼の顔をとらえながら、自動ドアから潜入してみた。

あっ!気が付いたらしい!



咄嗟に逃げようとするカメラマンのあたしに、彼は、

「まぁ、上がりなさい」

と鷹揚に行ってくれた。

さすがに、地元の名士で通っているだけあって、彼は本当に紳士だった。

「2階を見せてあげよう」

今回のあたしの取材で、タックスヘイブンの疑惑がかかるかもしれないのを承知で、それでも彼は、あたしを信じてくれたようだ。

彼はここでも、紳士であることを貫いていた。

・・・

この時点で、あたしの中の何かが揺らいでいた。

「S田さんが気持ちの良いところは、両足の親指の間です」

かつて彼のこの言動を聞いて、

「ただのスケベオヤジやん!」

と思っていたあたしでしたが、今回の取材で、あたしの中の彼は、「ただのスケベオヤジ」から、「ちょっと紳士なスケベオヤジ」へと変貌していった。

それは、あたしにとっても思いがけない心境の変化ですた。


今回の出来事で、あたしは彼を信じたいと思います。

ただのスケベオヤジではない。

ホントにスケベな紳士なオヤジだということを・・・


Kさま。

突然の訪問でしたが、最後までお見送りいただき、ありがとうございました。

今後とも、よろしくお願いいたします。


(この物語は、ハックション!です)



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